青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

関東、雪に沈む

2014年02月15日 23時34分12秒 | 日常

(ここはどこぞの雪国か@神奈川県県央地区)

「いつも関東はちょこっとの雪が降るだけで大騒ぎしやがってヨォ」と雪国の人々はせせら笑うのでありましょうが、この2週連続の雪は凄かった。そして私が住んでいる神奈川県県央地区では先週よりモアザン今週の方がひどかったのであります。金曜日はさすがに早期退社命令が下ったのだが、家に近付くに連れて深さを増していく雪の量に恐れおののく。そして雪は土曜日の未明に雨には変わったものの、相当の湿気を含んだ重たい雪として今現在も残っております。目算で積雪量は30cmは行ったんではないか。表題写真は土曜日に日付が変わるくらいの時間帯の我が家周辺でありますが、暴風を伴った雪は乗用車のタイヤが隠れるまで降り続けたのであります。先週の雪は京成線がヤラれましたが、今週は県内ではモトスミで東急が田無事故を思い出させる雪によるブレーキ不良を原因とした追突事故、こどもの国線こどもの国駅が雪によりホーム上屋倒壊など東急関連に被害続出。もっとひどいのは山梨県方面で八王子から向こうの交通網はズタズタで中央本線・中央道・甲州街道と山梨県の生命線が全滅し遭難に近い状況なのは報道の通りですが、甲府と河口湖で積雪100cm超えって…富士急のHP見たら「沿線の積雪が130cm超えてましてどうにもなりません」との記述があってさらにビックリ。山梨県では自衛隊に災害出動要請を行う状況とか。


今日はどうしても出かけなきゃならん所用があったんで昼からちょこっと外出したのだが、さすがにクルマは使えず。ああ、こんな冬になるのなら無理してもスタッドレスを買っておくんだったと自らの詰めの甘さを恥じる。長靴をしっかり履き込み行って来るからね!と子供に伝えたら上の息子が自分も連れて行けと大泣きして駄々をこねやがる(笑)。この状況で子連れはちょっと…と思い説得を試みたのだが、我が子とっても強情(笑)。道行く道にうず高く積もった雪、交差点の横断歩道は溶け始めた雪で大冠水祭り、トラックが通れば激しいスプラッシュマウンテン。そして沿道の一軒家では2軒に1軒の割合で駐車場のカーポートが雪の重さでぶっつぶれ、かわいそうだったのは自宅の屋根の雪が落っこちて直撃したらしくフロントガラスが割れちゃったクルマとかも見た。泣くに泣けないわなあ。
こんな状況の中子連れで歩いていくのも凄く気を遣うんだけど、住宅街の路地に入ればほとんどの家の人が総出で雪かきをしていて、歩いていると「気を付けてね」とか「お疲れさまです」なんてお互いに声掛けあったり人情が身に沁みる場面もあったりして。画像は住宅街の中でスタックした郵便屋の車をみんなで脱出させるの図。なんでも昨日の集配中に雪に巻かれて住宅街の中で身動き取れなくなったらしい。同様の車が何十台と管内にあるらしく順次局員がサルベージに向かっているそうだが、圧倒的にチェーンが足りないらしく。


雪の中でも何とか動いていた神奈川県央の大動脈・相鉄本線。本当であれば大和から先は日中は急行のみですが、今日は全線各駅停車の間引き運転。相模大塚の側線に退避していた6編成が雪に埋まって出せず、保線区と運転区が総出で側線の雪かきをしていたのが印象的。昨日の帰宅時も小田急では各踏切に保線区の人間を出す厳戒態勢だったのだが、かしわ台の駅から電車に乗ったら乗客より保線区の人間の方が多かったと言う…。

ともかく、皆さんお疲れさまです。
明日の朝は凍結しそうだなあ。
コメント
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