(昭和の香り@八日市駅前)
よい子向けの健全なこのブログに似つかわしくないトップ画像で極めて申し訳ありませんが、いいか悪いかは別にして昔はこういうポスト、確かに駅前にありましたよね(笑)。久し振りにアタクシの目の前に現れた現役の有害ポスト、平成も25年になって、青少年のリビドーはインターネットやスマホでどうとでもなる時代に今更有害な図書やHビデオもないもんだとは思うのだが、そもそもビデオじゃなくてこのご時世せめてDVDだろ!って突っ込むところはそこじゃない、けだるく暑い八日市駅前の昼下がり。5分程度近くのベンチでコーラを飲んでましたが、悲しいかな利用者は現われませんでしたとさw
さて閑話休題。近江鉄道ミュージアムの見学にたっぷり一時間を費やし、時計を見ると既にお昼前。今だ米原から多賀までを乗り潰したに過ぎない近江鉄道の旅、先を急ぐことに致しましょう。彦根から下り多賀大社前行き701系はさっき彦根まで乗って来たのが米原から折り返して来た車両。彦根から多賀大社前方面へ直通する電車は、だいたい高宮で始発の貴生川行きに接続してくれますので、高宮に到着するやいなや扇形のホームをみんな民族大移動。
高宮から先は車窓の左側に走る新幹線の高架橋に沿いながら尼子、豊郷、愛知川と湖東の田園風景の中を進みます。乗客の中にやたらと声の大きい30代と思しきいわゆる「大きいお兄さん」の集団がいて、乗り鉄の集団なのかな?と思いきや豊郷駅でぞろぞろ降りて行った。愛知川の次の五箇荘で米原行きと交換のお相手は820系、やっぱり種車は西武401系ですが、最も原型に近いあっさりした改造です。ただ、西武401系の特徴だった前面補強用の銀鉄板がなくなってしまっているので、平板な西武401系のお顔がさらに無味乾燥になってしまいました(笑)。遠目から見ると南武支線時代の101系みたい。
五箇荘から河辺の森を経て、湖東を走るガチャコン電車は彦根から30分ちょっと。近江鉄道沿線最大の都市、東近江市の中心駅である八日市駅に到着致しました。市内の中心駅にて貴生川へ向かう本線と近江八幡へ向かう八日市線が分岐する駅でもあり、車内の大半の乗客が電車を降りて行きます。東近江市は八日市市を中心に付近の町村が平成の大合併によってくっついた人口約11万人の都市。JRの駅は市内に東海道本線の能登川駅1つだけですけども、近江鉄道は本線と八日市線を合わせて13の駅がありまして、近江鉄道は東近江市民にとってはなくてはならぬ足。駅舎も地方鉄道の駅にしちゃあ非常に立派なもんでして、跨線橋のアトリウムには吹き抜けとこの地域の名物である大凧が飾られたりなんかして。
八日市駅を彦根側から。2面3線のホームは左側から本線の貴生川方面、中線を挟んで本線の米原方面、そして八日市線の折り返しに利用されているようです。朝夕には本線にも始発着の列車があるので車両の留置もあるようですが、そんな八日市の中線にて昼寝をこいていたのが滋賀県警ラッピングのパト電820系。「平板な西武401系のお顔がさらに無味乾燥に…」とかいってすいませんでしたって感じです(笑)。車体の前面ど真ん中に桜田門のシルシを光らせる、見る者の度肝を抜くデザインですなあ。柳沢慎吾が両手のひらを回しながら「ウウウウ~!」と向こうからやって来そうだぜ!(笑)。車内アナウンスもタバコのビニールのトコで「電車近江八幡方面に向かって進行中!あー乗客各位揺れますので手すりにおつかまり下さいドーゾー!」とかやったりしてw
さて、とりあえず本線とは一回お別れして、ここからはひとまず八日市線に乗って近江八幡まで行ってみましょうか。八日市線は近江八幡~八日市を結ぶ全長9.3kmの支線ですが、元々は近江鉄道ではなく湖東鉄道と言う別会社が敷設した路線でもあります。八日市始発の近江八幡行電車はド派手なラッピングの800系808編成フジテック号、「世界のエレベータ エスカレータ」のキャッチフレーズが実に勇ましいその車体は真夏の日差しの下で真っ赤に燃えて輝くのであります。それにしても赤い、赤過ぎるよ!まっことどのクルマもどのクルマも個性が強くて飽きさせませんなあこの会社(笑)。
しかしながら、八日市駅のエレベーターはフジテック製ではなかった。
使ってやれよ!w
次回へ続く。
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