青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

聖地、愛知のDD51

2016年03月21日 19時00分00秒 | JR(貨物)

(夜の帳降りて@永和駅)

6286レの活転もないので、そろそろ店仕舞いの雰囲気になって来ました。とりあえず撮りに入ると「メシを食う」という人間の欲求の中でも上位に来る行為を忘れてしまうので、国道1号沿いで休憩がてらメシを食ってから帰る事にします。帰りがけにどっかで一発撮れたらと思ってるんだけど、もう夜になっちゃうと難しいので朝方訪れた永和の駅へ。四日市発名古屋貨物ターミナル行きのコンテナ貨物2088レが中線に進入してますね。機関車の停止位置はホームのはるか先にあるので、上り列車のバルブは不可能な位置なんですが。


バルブのお目当ては衣浦臨海からフライアッシュ(焼却灰)を積んで来る東藤原行きの5283レ。太平洋セメントの私有貨車ホキ1000の大柄な白い車体が印象的な列車です。DD51891+1146のコンビ。次位の1146は鷲別機関区(北海道)からやって来た寒地型DDで、運転台の旋回窓が特徴。鷲別機関区の廃止に伴って愛知へ移動したものの長いことお休みしていたカマなのですが、今月から本線復帰を果たしたようです。旋回窓のDD51って貴重ですし、もとよりDD51のイメージってスノープロウに旋回窓ってトコがありますよね。


正直、永和の駅でバルブするのは光源も乏しいし、架線柱の間から抜く構図は立ち位置が極めて限られるし、ATSの地上設備がかかるしであまりいいもんではないらしいです。お隣の蟹江の駅でやんのがセオリーなんだとか。角度がないからせっかくのホキ1000の特異な形があんまり映らないので、ここ永和で追い越される区間快速の313系(2355M)を使ってホキを光らせてみたり…区間快速をやり過ごし、5283レは富田に向けて出発して行きましたが、この列車は富田に到着した後、当日夜と翌日の2便に分割されて三岐のデキが東藤原まで持って行くそうな。


夜ともなると水田の真ん中にある永和駅の周辺は真っ暗で、わずかに駅横の街道筋に住宅の明かりが見えるのみ。関西本線と近鉄が並走する四日市までの区間は乗降客数で言えば近鉄の圧勝ですが、運賃で言えば例えば近鉄名古屋~近鉄四日市が620円に対してJR名古屋~JR四日市が470円なのでJRに優位性があったりします。実際私もこっちのほう来るときにはJR使いますし…本数がちょっと少ないのと編成が短いのを除けば、所要時間はそんなに変わんないのよね。この時間を過ぎるともう深夜まで貨物は走りませんので、三脚を畳む事にしましょうか。結局締めも永和だったな。

2年ぶりの四日市訪問でしたが、まず2年前と比べて明らかに撮り鉄が増えたよね(笑)。ディーゼルマニアにとって、四日市周辺の最後の聖地感は高まっているようで、さしずめ聖地愛知のDD51って事か。さすがに3月改正でDD牽引をやめちゃうとかそういう動きはないんでしょうけど、検査切れた車両から徐々に引退して行く構図は変わらないので、特に検査を通してから日の長い原色機は早晩落ちて行くのでしょう。さすがに昨晩からほぼ完徹で動いていたのでどっと疲れが出てしまったので、永和駅からほど近い近鉄の富吉駅前にある富吉温泉で風呂入って仮眠。名古屋の近くの割にはしっかりと熱い湯の湧くいい温泉であった。

帰りはノロノロと豊明まで名四国道を走って新東名で帰ったけど、岡崎、遠州森町、鮎沢で各1時間程度の運転停車を行うという極めて寝たスジでの帰還となりました。結局家帰ったの次の日の朝5時半だもんね。昔と比べてホント体力がなくなったわあ、と言うのが不惑を迎えて初の遠征の感想ですw
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