青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

ずっと貴方が好きだった

2014年08月24日 10時30分13秒 | 福井鉄道

(古豪健在!福鉄200型@市役所前)

えー、夏の遠征って事で金曜土曜と福井に行って参りました。正確に言うと木曜夜から夜行バスで行ったから実質2泊3日だったな。まあ前々から今年は福井に行って福井鉄道に残る旧型車シリーズである200型を見たい!と言うのは年初来の目標だったわけですから、とりあえず本懐を遂げた事にはなるのかなと。情報によると古参車輛である200型の活躍場面と言うのは朝のラッシュ時、それも平日のみと言う極めて限定したシチュエーションって話だったんで、実際会えるかどうかヤキモキさせられましたが。結果で言えば金曜土曜と200型は現行の2編成のうち福鉄急行色が動き(新福鉄色は両日とも越前武生でお休み)、しかも金曜日については朝だけでなく夕方まで終日運用に入ると言うラッキーに。これはわざわざ遠くから見に来てくれた自分へのサービス運用なのか?って思わずにいられませんでした(笑)。思いは通ずる。


200型の特徴である外付けステップは、軌道部分と鉄道部分を併せ持つ福鉄線ならではの乗降ツール。駅に着き、扉が開く前にパタリと開いてお客さんの乗り降りを促す訳です。昭和37年に日本車両会社製造ですからもう50年の大ベテラン、車体を間近で見るとかなり塗装はヤレてるし、サビも浮き気味の厳しいコンディション。それでも高度経済成長時代に作られた地方鉄道の自社発注車と言うプライオリティの高さは疑いようもなく、そしてその風格たるや納得のものが(笑)。同時期の長電2000系とかを追いかけ回した自分が惹かれるのも当然と言えば当然なのかもしれません。

とりあえず撮って来たネタは大量なので画像をまとめる必要があるんですが、ぼちぼち書いて行きます。
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翼を休める時近し

2014年08月19日 21時48分31秒 | JR

(最後の夏を行く@スノーラビット681系)

激動の2014夏休み。月曜と火曜はこれは完全に家族サービスって事で越後湯沢の方の温泉に行って来たのだが、合間合間にはテツを挟むのはこれはもうお約束通り。あまり時間は取れなかったんだけども、来年3月の北陸新幹線金沢開業と同時に静かに消える特急「はくたか」を撮って来ました。北陸方面から東京への最速アクセスルートを担い、金沢~越後湯沢間の約260kmを2時間40分で結ぶ超高速特急として君臨して来た「はくたか」ですが、20年弱と言う浅い歴史のせいなのか、新幹線アクセス特急と言う極めてビジネスユースな役割のせいなのか、「はくたか廃止なんだってよ」と言われてもお鉄の反応はイマイチ薄いような。撮影したのは681系でも北越急行持ちである「スノーラビット」編成、ワインレッドのラインが特徴です。なんか構えてたら一眼のAFが暴走したんでとっさにスマホで撮ったんだけど、スマホでここまで撮れれば文句ないんじゃないの?w


北陸新幹線の金沢開業と言うのは周辺の在来線の三セク化と相俟って北陸地域の現状を一変させるドラスティックな出来事であることに疑いの余地はありませんが、この「はくたか」が走る北越急行線内は在来線最速の時速160kmで走行可能な超ハイスペック路線。そのスペックもさることながら、国鉄時代に「北越北線」として着工されてからと言うものその開通までは30年を要した難産の末の路線。中でも複雑な褶曲地形と軟弱地盤、強烈な地山の押し出しに一つのトンネルを掘るのに(鍋立山トンネル)19年の歳月を要した「日本の鉄道土木技術の執念の結晶」みたいな路線だけに、「はくたか」なき後の凋落が大いに懸念されるところではあります。「はくたか」の乗客から徴収する運賃が収入の9割ってんだから、その影響は計り知れないですよね。


さっきはスマホになっちゃったけど、返しのスノラビさんはニーニッパでガッツリと。撮影したのは上越線の大沢駅ですが、さすがにこの区間では最高速度85km/hと大人しめの走り。それでもシューン!シューン!と言うパンタグラフの摺り板が架線をこする音と車体の風切り音の迫力は十分。無人駅の狭いホームで家族総出で声援を送ると、通過の際には「ぴーぽーぴぽーん♪ぴーぽーぴぽーん♪」と言うミュージックホーンの大サービス!ってか681系ってミュージックホーンあるのね…不勉強ながら今まで知りませんでしたわw


JR西日本色の編成を直線カブリツキで。西日本の編成は「ホワイトウイング」と言う愛称がついているそうですが、ちなみにアタクシ以前から681系って非貫通側の表情が洋式便座に見えて仕方がないのですよ(笑)。特に大多数を占めるJR西日本の編成はその陶器っぽいホワイトなカラーリングといい、オデコの白灯から温水がピューッと出て来そうでねえ。川重とか近車で作ったのの中に、こっそりTOTOで作った編成が混じってたり…しませんねw

特急「はくたか」については何回か利用したことがありますが、被写体としてピックアップしてみたのは今回が初めて。
今回は上越線内での撮影でしたが、やっぱりほくほく線内での高速走行も写真に収めてみたいところですねえ。
ちなみに、越後湯沢でのはくたかと上越新幹線の乗り換えは、一本遅らせて駅の立ち食いそばでマイタケ天ぷらそばを食べるのが恒例w
駅そばにしちゃまともなそばだし、天ぷらもサクサクで意外と美味いのですが、はくたかがなくなったら立ちそば屋も寂れちゃうだろうねえ。
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夏休み初日

2014年08月18日 00時47分13秒 | 日常

(変わらぬラインナップ@鉄道博物館)

さて、お盆休みは今日で終わりという方々が多い中私は今週末から一週間の長期休暇。思えば年始からまともな休みと言うものを取ってない分、今回は家族のためにも自分のためにもはじけるぞい!って事で結構な強行日程を組んでしまいました(笑)。今週末は家族全員でヨメさんの姉の旦那の実家に行ったのだが、よくよく考えたらなんでそんな縁遠い人間のとこ行かなきゃいけねーんだ?wヨメさんのアネキの旦那の実家(長い)はさいたま市にあるのだが、ただ家に行くのもつまんないから鉄道博物館でも案内してよ!ってリクエストを食らったんで2度目のてっぱく。初めて行った時は6月の天気の悪い平日って事でガラガラだったんだが、夏休み+お盆の週+土曜日と言う条件は…佃煮にするくらいガキがおったでw


館内の展示物は一回目に十分説明していると思うので割愛(笑)。一応非鉄なヨメのアネキ親子に対して博物館の学芸員よろしく解説を加えて行ったのだが、ウチの息子が色んな展示物を目の当たりにして興奮してどっか行ってまうし、アネキ親子もそれに合わせてあっちこっち行ってしまうもんだから収拾がつかん。周りは似たようなガキンチョだらけなんでまぎれたら絶対わからんぞ…と481系が展示されたホームでふと上を見たら「ひばり号 仙台 15:00」の文字。ごった返す館内はさながら1970年代の帰省ラッシュで混雑する上野駅のよう。ひばり号ってのは上野毎時00分に発車する東北筋のエース特急でしたね。


混雑する館内を避け、外に置かれた189系の車内でみんなで食事。アタクシたちは家からおにぎりとお茶を持って来たからいいけど、屋外スペースにある日本食堂の売店は昼の時間を迎えて長蛇の列…食料補給も大変です。そんな光景を横目に見ながら189系のリクライニングをぶっ倒し休んでいると、エアコンが効いてて出たくなくなる(笑)。窓際のフックにちょこんと掛けられたパナマ帽が、何となく昭和の国鉄特急旅を彷彿とさせますな。


館内の展示物についてはヒストリカルなものなので、私たちより上の世代にはグッとくるものが多いのだけど、連れて来られたキッズたちにはどうなのだろうね。ED75とか101系とか見ているよりは3Fにあるデッキで新幹線を見ている方が楽しいのかもしれません。車種と規格の揃えられた東海道新幹線と比べて、東北・上越・秋田・山形・長野と方面種別車種の多彩なJREの新幹線が一堂に会する大宮界隈。お盆時期で増発もしてるのだろうけど、まあひっきりなしに新幹線が通過して行きます。


新幹線が通過するたびに、デッキの子供から歓声が上がる。E2~E7までの各車両の中でみんなのお目当ては、やはり最新のE7系である様子…デッキには通過時刻と充当編成が併記された時刻表があり親切です。まあアタクシは新幹線にそんな興味がないんで一歩引いて見ていましたが(笑)。昭和の時代は子供たちの興味の対象ってブルートレインだったと思うんですが、やはり現代の子供たちは新幹線に惹かれるんでしょうね。
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遠征の夏’14

2014年08月10日 00時23分14秒 | 福井鉄道

(夜行バスなんて久しぶり@藤沢~金沢線)

人によっちゃ今日からお盆休みなんてステキな方もいらっしゃるかと思いますが、出ばなをくじく台風11号。不肖私めも人よりちょっと時期はズレますが休みを取らせて貰えるようになり、そして遠征を決めてみました。去年の夏は近江鉄道、その前の年は三岐鉄道と夏は私にとって地方私鉄訪問の季節(笑)。そういやどちらも日帰りでカツカツの日程での訪問でしたが、今回はちょっと違います。場所は福井と言えばもちろん目的はそう、あの会社この会社を探訪させていただこうと思っとる訳ですが、さすがにこれを日帰りでこなすのは…無理すりゃこなせなくもないかもしれんが、それはさすがに勿体ないと言う事で1泊2日、そして行きは夜行バスを使う事でさらに滞在時間の延長を図ったと言う次第。

しかし夜行バスなんて乗るのいつ以来だか分からんなあ。元々乗り物ではそんな寝付きいい方じゃないんでちょっと心配。まあ発泡酒1~2缶飲んでしまえば寝れちゃうんだろうけど…選択した【藤沢・鎌倉・横浜~福井・金沢線】は江ノ電バスと北陸鉄道の共同運行便、さすがに3列シートの様子だが。

と言う訳で夜行バスに乗るのに持ってたら便利なグッズ募集中w
アイマスクくらいは100均で買って行くか。
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巷で噂の・・・

2014年08月04日 23時37分39秒 | 西武鉄道

(妖怪ウォッチスタンプラリー@西武鉄道)

ウチの息子も幼稚園に通い出しまして、まあ同世代のガキンチョ子供たちとの交流も芽生えてきているところなのですが、巷の子供達には最近「妖怪ウォッチ」なるものが大流行しているそうです(笑)。いや~、不肖年頃の子供を持つ親としてまーったく知識がなかったんだが、同じくらいの子供を持つ同僚なんかに聞いてみると、プレミアもんのカード?メダル?を手に入れるためにオヤジが朝の3時くらいからセブンイレブンとかで売り出しを待っているのだとか…そんな時間に家を出るのは神保原辺りであけぼのの撮影をする時くらいのもんだろうよ!とこちらは呆れて口がふさがらなかった。ちなみにウチっとこは基本電車、そしてYoutubeとすっかりヲタ道を邁進しておりますからあんまり関係ないのですが(突っ込み無用)、日経エンタみたいな切り口で言えば「第二のポケモン」と言う異名を取るほどの今年度のヒットコンテンツなんだそうだ。


んで、この夏休みはその「妖怪ウォッチ」を絡めたスタンプラリーを開催している西武鉄道で、ラッピング電車が走ってると言う事で見て来ました。息子自体は妖怪ウォッチが欲しいのではなくて、妖怪ウォッチのラッピングがされた西武電車が見たい!と言う他の子供たちと少し違う切り口がお財布にやさしいwあわよくば真っ赤に塗られた西武の京急塗装2000系も見たかったんだが、情報によると運用ナシって事で残念ね。ラッピングされているのは20000系8連、妖怪ウォッチ電車に関してはHPに運用が出ているので容易に捕まえられます。この日は午後に西所沢~西武球場前の機織り運用に就いとりました。


まあラッピング電車と言う事なのでキャラクターのシールがペタペタ貼られているくらいで、アタクシ的にはそれ以上でもそれ以下でもない。だけんども、電車が西所沢の駅に滑り込んで来た時から子供たちの目の色が違うのよね(笑)。だいたいがスタンプラリー参加中の親子連れ、灼熱の中を子供と西武電車乗って右往左往させられてヘタリ気味なオトーサンを尻目に「えーっ!?なに?なに?オトーサン!オトーサン!この電車!」「うわあ、かっけー!」「スッゲエー!やっべえー!」って感じで。どのオトーサンも電車にもスタンプにも興味なさそうだし、運用まで調べて来てる御仁はいなさそうだけに、サプライズ感がハンパなかったのかもしれませんw


西武球場前では折り返しの時間を使った撮影会が繰り広げられ、先頭車両の前は黒山の人だかり。このような事態を想定して日曜の午後に狭山線の折り返し運用にラッピング列車を入れた西武鉄道の運用担当の方は優しいなあ。西武球場前はホームも広いし、折り返しの時間があればみんなが記念写真を撮れるもんね。それにしても妖怪ウォッチの人気たるやすさまじく、主要駅のスタンプ台は長蛇の列。早くもスタンプラリー完走の記念品が品切れになっている様子で、西武鉄道のHPにはお詫び文が掲載されていた(笑)。

個人的にはスタンプラリー用の1日フリーきっぷ(全線フリー)が大人1,000円ってのが相当美味しいと思うのだが…
乗り鉄の皆さんにも、この夏の西武鉄道はチャンスかもしれませんw
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