tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

なら食と農のフェスティバル(平成18年度)

2006年11月02日 | グルメガイド
10月28~29日「平成18年度 なら食と農(みのり)のフェスティバル」が、県立橿原公苑(橿原神宮内)で開かれた。

これは、県やJAが中心になって開く恒例の「秋の農業祭」だ。近年は学研都市内の高山サイエンスタウン(生駒市高山地区)や県営競輪場(奈良市秋篠町)で開かれていたが、久しぶりに橿原公苑に戻ってきた。私も今まで5、6回は訪れている。

10/28(土)に訪ねてみたが、朝からさわやかな秋晴れとなったこともあって、多くの親子連れでにぎわっていた。いろんな地元農産品が安く買え、またその場で試食もできるという、とてもおトクなイベントだ。苗木の無料プレゼントや竹馬作り教室まである
※同フェスティバル(県農林部農政課)のサイト
http://www.pref.nara.jp/norinbu/fes-18/index.html

有料・無料含め、いろんな食べ物にチャレンジした。黒滝村の猪汁(ししじる)、十津川村のきのこ汁(雑穀の餅入り)、五条市の牛乳、大和茶、串こんにゃく…。いつも一番人気は、無料でふるまわれる大和牛(やまとうし)の焼肉で、この日も良い匂いにつられて多くの人が鉄板の周りで順番を待っていた。確かにウマい。

ビジュアル的に最もインパクトのあったのが、写真の「鹿の焼肉」(上北山村)だ。血のしたたる巨大なもも肉を削ぎ、鉄板で焼く。鹿肉は脂身がなく、やや硬いのだが、鯨肉のような野趣に富んだ味だ。以前ひと口カツで食べたことがあるが、その時はビフカツに似た味がした。

各ブース・各市町村、工夫を凝らした出品で確かに美味しいのだが、気になるのは、いつも似たり寄ったりの出品になること。鮎やアマゴの塩焼はもちろん、串こんにゃくや汁物だけでも3~4店は出ていた。乾物だと、ダブりはもっと多い。

奈良県は「山の幸」と「川の幸」だけなので仕方がないのだろうが、もうヒトひねり効かせてほしいところだ。例えばきのこ汁に石州麺(稲庭うどんのルーツ)を入れ山菜天ぷらを載せた「欲ばりうどん」や、粟混じりのご飯に大和茶をかけ、ミョウガと高菜と奈良漬を添えた「木こり茶漬」など、市町村の枠にとらわれずに…。

明日香村の隠れ名産「ショウガの佃煮」や、「奈良のうまいもの」メニューが見当たらなかった(写真パネル展示のみ)のも、心残りだ。

それはともかくこの催し、家族連れで気軽に参加できる秋のイベントと考えれば、相当おトクな行事だ。来年もぜひ参加しょうっと。
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