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「コーチング」とは

2007年07月16日 | 日々是雑感
「コーチング」とは何か、ご存じだろうか。実は私も知らなかったのであるが、金曜日(7/13)の夜、知人のOさん夫妻が主催するセミナーで教わってきた。

簡単に言うと、一方的に教え込む(自分の経験や知識を相手に伝える)「ティーチング」とは違い、「コーチング」は対話を重視し、相手の自発的な行動を促すコミュニケーションの技術なのである。

この日は、株式会社コーチ・トゥエンティワンの近藤コーチ(国際コーチ連盟認定マスターコーチ)が、実演をまじえながら丁寧に教えて下さった。2時間足らずの時間内であり、ほんの初級編のそのまたイントロ部分に過ぎないのだろうが、コーチングの基本的な考え方がよく分かった。
※コーチ・トゥエンティワンのホームページ
http://www.coach.co.jp/

写真でコーチが持っているのはボール(新体操で使う柔らかいもの)だ。まずこれでコーチと参加者の1人がキャッチボールしながら、対話の方法(タイミング、心構え)を学ぶ。「コミュニケーションはキャッチボール」というわけだ。

次は実践編だ。参加者(約30名)が、(できるだけ初対面の人と)ペアを組み、交代で対話をする。話し手は最近熱中していることなどを話し、聞き手は自分の持っている全スキルを駆使して、うまく聞き出すよう努める。

うなずいたり相づちを打つだけでなく、軽く質問したり感想を挟んだりと、聞き手はとても忙しい。対話の後で、話し手は「聞き手のどこが良かったか」を説明するのである。私も、自分のどういう声かけが効果的だったのか、よく分かった。

近藤コーチの説明も具体的でメリハリがあり、「さすがコーチングのプロ」と思わせる鮮やかなものだった。空腹と睡魔に襲われる仕事帰りの夜なのに、皆、身を乗り出して聞き入っていた。

コーチングの3原則は、双方向性(interactive)、継続性(on going)、オーダーメイド(tailor-made)だそうだが、確かに、思い込みを解きほぐしながら相手を支援するというこの技術は、仕事の現場でも大いに活用できそうだ。

なおOさんご夫妻(奥さんはコーチングの有資格者)は、これからも年1回のペースで、テーマを変えながら同様のセミナーなどを開催されるそうだ。ぜひ私も引き続き参加させていただきたい。
コメント (2)
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