tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

和モダンキッチンNico Style(ニコスタイル)

2009年09月25日 | グルメガイド
《ならまちにワクワク空間 複合施設「花しょう舞館(はなしょうぶかん)」開業》という奈良新聞の記事を見つけたのは8/4のことだった。《奈良市西新屋町の「ならまち」に8店舗のテナントが入る複合施設「花しょう舞館」がオープンした。なら町長屋(奈良市橋本町、湯脇智子代表取締役)が企画、管理、運営する。同社は手ぬぐいの朱鳥(あけみとり)など、路面店の経営で知られ、複合施設を手掛けるのは今回が初めて》。
http://www.nara-np.co.jp/20090804102210.html

なら町長屋といえば、吉田遊福さんの「なら町長屋ふしぎ堂」を思い出すが、「なら町長屋」自体はもちいどのセンター街の北東、「花しょう舞館」は、ならまち内のどまん中である。
※ならまち長屋ふしぎ堂(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/48c92beb3bbbd47963c66edca3906e90


2階の和雑貨「はなさび」(8/4撮影)

早速その日のランチタイムに花しょう舞館を訪ねると、運良く湯脇さんがいらっしゃった。彼女のブログ(なら町長屋)には「奈良町 花しょう舞館ご紹介」(その1~4)という記事がアップされていて、「その1」(8/1付)には《本日から飲食店、奈良筆屋さんの2店舗がオープン、明日は和雑貨ショップが1店舗オープン、陶芸作家さんのお店、仏像などの骨董店、ヨーロッパのインポートカジュアルのセレクトショップ、カフェバー、着物リメイク服屋さん等いろんなお店が集まり、順次オープンしていきます》とあったが、私はこれらすべてのお店をご案内いただいた。
http://nara.areablog.jp/page.asp?idx=1000002970&post_idx_sel=10122441


奈良筆専門店「田中筆匠」(奈良筆の伝統工芸士・田中千代美さんの店 8/4撮影)

ランチは1階正面の「和モダンキッチン Nico Style」でいただいた。テープルが3つだけの狭い「和モダン」の空間である。湯脇さんのブログ記事には《本日(8/1)開店した「和モダンキッチン Nico Style」さんをご紹介します!ニコスタイルさんは、新鮮な奈良食材を生かした美味しい料理&ケーキがいただけます》《日本料理の料理人のご主人とお菓子作家の奥様が なかよく経営なさってます。夜は9時まで営業(水曜日は6時まで)定休日・月曜》(ブログ「なら町長屋」8/1付)。


大和の夏ランチ(1050円)のご飯もの(トップ写真とセット 8/4撮影)

ニコスタイルのご主人も、ブログを開設されている(和モダンキッチンNico Style 徒然日記)。私が訪れた日(8/4)の記事には《今日の奈良新聞にちょっとだけですが載りました!!!!うれしいですね^^ご来店されてるお客様に中には「ブログしてるので写真いいですか??」と言う声が沢山頂けます 本当にありがとうございます!どーぞ!どぞぉーぞ!載せてやってください! リンクしてもらっても嬉しいデス》とあった。「写真いいですか?」の中には、私も含まれていることだろう。
http://blog.goo.ne.jp/nico4641/d/20090804


長月ランチ(1050円)の前菜(季節の小鉢3種)

さて、前置きが長くなったが、ニコ スタイルさんのランチを紹介する。ランチは時節に応じて変えられるとのことなので、8/4の大和の夏ランチ(8/4)と、再訪した9/15の長月ランチの2種類を紹介する。まずトップ写真が、涼しげな大和の夏ランチである。メイン料理は「ヤマトポークと大和野菜のサラダ仕立て塩ポン酢風味」と「チキンの香味焼き完熟トマトソース大和野菜添え」から選べた。私は「ヤマトポーク…」をチョイス。シンプルに見えて、材料をよく吟味し丁寧に調理していて好感が持てる。食器も良い。



こちらの写真は長月ランチのメイン料理。チキン、ヤマトポーク、魚の3品から選べたが、この日は欲張って「W(ダブル)メイン料理」にした。これは、プラス300円でメイン料理を2品つけてもらうシステムである(=計1350円)。写真は、サラダ仕立てのヤマトポークとサンマの蒲焼き風だ。うまく季節感を盛り込んであり、どちらも、とても美味しい。食卓のマットも、8月と9月で変化をつけておられた。



長月ランチの汁物は「南瓜の和風ポタージュスープ ラスク添え」が初のお目見え(夏ランチでは「三輪そうめんの夏ジェレ添え」だった)。私はどちらかというと、いかにも女性が好みそうな、瀟洒でこぢんまりとした料理は苦手(甘いものも苦手)なのだが、ニコスタイルの食事は基本がしっかりしているのだろう、しっかりと味わえる料理である。



ご主人のブログに面白い話が出ていた。毎週水曜日はご主人の剣道のため午後6時閉店であるが、9/2(水)、閉店間際の5時過ぎに中国のメディア関係の方が来店された。「コーヒーを」とおっしゃるので「どうぞ」と招き入れたところ「12人です」とのこと。《どうぞと言ったからには最後まで!と言うことで大家さんの計らいもあって 中庭にも分かれて頂き入っていただきました》。

《奈良のよいところを知って欲しいと言うことなんで 色々当店の使っている大和野菜を紹介。試食会に発展 紫唐辛子で「おおおおおおおおおお」 素麺カボチャでも「おおおおおおおおおおおおおおおお」 白なすびで「へぇぇぇぇぇぇー」 日本の方にない反響でぼくは楽しかったです・・ハイ 会計終わって一行は外の格子で女将となんだかんだと談話 そこへチョット参入 いろいろインタビューうけ サインまでくださぁーーーいっと ちょっとスター気分です サインって・・・とりあえず店のチラシにフルネーム書いて渡しましたが よかったのかな?? 約10分くらいですがTVカメラにずっと映ってました 日本で放映されないんだろうな・・・中国か・・見たいな・・・と思いながら、ご一行は満面の笑みで帰宅されました このまま・・・海外進出・・・・・ナイカ・・あははは》。
http://blog.goo.ne.jp/nico4641/d/20090902

ところが、ちゃんと中国の新聞載ったというから驚きだ。《先日書きました中国のメディアの方達が本当に!ほんとぉーに HPに書いてくれました、もちろん個人ブログってのではなく なんたら新聞社の公式HPです 一番下の写真です・・・ハイ もぉーびっくりです》。
http://news.163.com:80/09/0903/11/5I9K1US3000120GR.html

中国語は読めないが、仲の良いご夫婦が狭いカウンター内で懸命にコーヒーをいれ、外国メディアを歓待した様子が好意的に描かれている様子である。ブログ「和モダンキッチンNico Style 徒然日記」には、このような心あたたまるエピソードや、ご主人の日々の雑感がほのぼのとした筆致で綴られているので、ぜひお読みいただきたいと思う。
http://blog.goo.ne.jp/nico4641/


花しょう舞館の外観(8/4撮影)

花しょう舞館には次々にお店がオープンしている。冒頭の奈良新聞で湯脇さんは《「小さいが、観光客が来てワクワクしてもらえるような空間を作りたかった」と話し、「異なる店が一緒に入ることで、お客さんの興味の幅に対応でき、店の運営も助け合うことができる」》と話されている。近いうちにまたお邪魔して、当ブログで紹介させていただくことにしたい。
http://janavi.jp/nara/modules/gnavi/index.php?lid=505
コメント (4)
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