11/3から、待望の「Cu-Cal in Nara」(奈良フードフェスティバル)が始まった。当ブログ常連コメンテーターで、料理研究家のおぜんさんは、初日に島田哲也シェフの「イレール」(シェフズステージ)のランチを賞味され、その様子をブログにアップされている。とても美味しそうだ。
http://blog.goo.ne.jp/ozen1_2006/e/cdebd353c7e1efd2556fcdc9bde5eb31
以前、Cu-Cal関係者の方から「東京の一流シェフが、奈良の食材を褒めておられました。特に野菜とアマゴが素晴らしいと」という話をお聞きした。その話のとおり、先日入手した「Cu-Cal in Nara」のガイドブックを見ると、堀江純一郎シェフ(リストランテ イ・ルンガ)が、奈良の「野菜ですが、小さな農家の方がそれぞれの作り方で作られているので個性があります。その違いを調理するのが楽しい。またアマゴもすぐに調理しましたが、食べた後に残る余韻、甘みも強く長いです」とコメントされていた。
奈良の野菜が美味しいことは、私も以前から当ブログで指摘していた。ならまちだけでも、「粟ならまち店」や「旬彩(しゅんさい)ひより」など、野菜を前面に押し出したお店が評判になっている。
※粟ならまち店(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/ee42679fb5112ad0b1e1c66cdfef264b
※旬彩ひより
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/b878f64ebf6d67cec27b5eb166bfbd55
しかし、アマゴがこんなに評判が良いとは意外だった。10/27付の奈良日日新聞は、「アマゴに光あたる 奈良県のブランド食材へ」という1ページの特集を組んでいた。《大和肉鶏、大和野菜などに次ぐブランド化への期待が高まるアマゴ。奈良県の貴重な水産資源でもある》《関東近辺ではアマゴの入手が容易ではなく、希少価値を見出している》《関東方面からもアマゴの問い合わせが入っており、県漁連を通じてサンプル出荷を行っている》等々とある。堀江シェフの「リストランテ イ・ルンガ」(「夢しるべ風しるべ」内)へは、生きたアマゴを配送しているという。
知人に、新聞記事検索システムを使って調べてもらった。《サケ科のアマゴは海に下らないサツキマスの一種で、主に西南日本の太平洋側や瀬戸内の河川にすむ。神奈川県かの酒匂(さかわ)川が北限とされ、それ以外ではよく似ているが赤い斑点のないヤマメが多い》([食!味な関西]読売新聞大阪夕刊 05.6.23付)。名前は《「甘い(うまい)魚」からきているとの説もある》(同)。
《雑食性ですから、養殖魚でも内臓はきれいに除いてください。“五月ヤマメ、アマゴ”とか“雪代ヤマメ、アマゴ”、秋の“木の葉ヤマメ、アマゴ”と呼んで、それぞれをしゅんとしますが、5月が最も美味しいともいいます。新鮮なのは刺し身。姿ずし。うねり刺しを強火の遠火で塩焼き。中骨を除いて天ぷら。田楽。しぐれ煮。アマゴ飯。甘露煮。南蛮漬け。空揚げ。小売りは1匹200円前後》(「お台所メモ」朝日新聞大阪夕刊 89.3.6付)。
《華麗な魚体に似ず、身は白く、味は淡泊だ。やや甘みがあり、舌にとろける。春のアマゴは、絶品だ》([旬]アマゴ3 毎日新聞中部朝刊 98.3.3付)。《香りのアユ、味のアマゴというのだが。アマゴは生息地域が神奈川県から西に限られる。東京になじみがなければ全国ブランドにならないのか》(同)。
これまでは東京になじみがなく、西日本限定の味だったアマゴだが、この「Cu-Cal in Nara」で広く知っていただき、ぜひ、全国ブランドとして大きく羽ばたいてほしいものである。
※トップ画像は「つり堀亭 にしむら」(広島県廿日市市)のホームページから拝借。
http://members.fch.ne.jp/turibori-tei/
http://blog.goo.ne.jp/ozen1_2006/e/cdebd353c7e1efd2556fcdc9bde5eb31
以前、Cu-Cal関係者の方から「東京の一流シェフが、奈良の食材を褒めておられました。特に野菜とアマゴが素晴らしいと」という話をお聞きした。その話のとおり、先日入手した「Cu-Cal in Nara」のガイドブックを見ると、堀江純一郎シェフ(リストランテ イ・ルンガ)が、奈良の「野菜ですが、小さな農家の方がそれぞれの作り方で作られているので個性があります。その違いを調理するのが楽しい。またアマゴもすぐに調理しましたが、食べた後に残る余韻、甘みも強く長いです」とコメントされていた。
奈良の野菜が美味しいことは、私も以前から当ブログで指摘していた。ならまちだけでも、「粟ならまち店」や「旬彩(しゅんさい)ひより」など、野菜を前面に押し出したお店が評判になっている。
※粟ならまち店(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/ee42679fb5112ad0b1e1c66cdfef264b
※旬彩ひより
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/b878f64ebf6d67cec27b5eb166bfbd55
しかし、アマゴがこんなに評判が良いとは意外だった。10/27付の奈良日日新聞は、「アマゴに光あたる 奈良県のブランド食材へ」という1ページの特集を組んでいた。《大和肉鶏、大和野菜などに次ぐブランド化への期待が高まるアマゴ。奈良県の貴重な水産資源でもある》《関東近辺ではアマゴの入手が容易ではなく、希少価値を見出している》《関東方面からもアマゴの問い合わせが入っており、県漁連を通じてサンプル出荷を行っている》等々とある。堀江シェフの「リストランテ イ・ルンガ」(「夢しるべ風しるべ」内)へは、生きたアマゴを配送しているという。
知人に、新聞記事検索システムを使って調べてもらった。《サケ科のアマゴは海に下らないサツキマスの一種で、主に西南日本の太平洋側や瀬戸内の河川にすむ。神奈川県かの酒匂(さかわ)川が北限とされ、それ以外ではよく似ているが赤い斑点のないヤマメが多い》([食!味な関西]読売新聞大阪夕刊 05.6.23付)。名前は《「甘い(うまい)魚」からきているとの説もある》(同)。
《雑食性ですから、養殖魚でも内臓はきれいに除いてください。“五月ヤマメ、アマゴ”とか“雪代ヤマメ、アマゴ”、秋の“木の葉ヤマメ、アマゴ”と呼んで、それぞれをしゅんとしますが、5月が最も美味しいともいいます。新鮮なのは刺し身。姿ずし。うねり刺しを強火の遠火で塩焼き。中骨を除いて天ぷら。田楽。しぐれ煮。アマゴ飯。甘露煮。南蛮漬け。空揚げ。小売りは1匹200円前後》(「お台所メモ」朝日新聞大阪夕刊 89.3.6付)。
《華麗な魚体に似ず、身は白く、味は淡泊だ。やや甘みがあり、舌にとろける。春のアマゴは、絶品だ》([旬]アマゴ3 毎日新聞中部朝刊 98.3.3付)。《香りのアユ、味のアマゴというのだが。アマゴは生息地域が神奈川県から西に限られる。東京になじみがなければ全国ブランドにならないのか》(同)。
これまでは東京になじみがなく、西日本限定の味だったアマゴだが、この「Cu-Cal in Nara」で広く知っていただき、ぜひ、全国ブランドとして大きく羽ばたいてほしいものである。
※トップ画像は「つり堀亭 にしむら」(広島県廿日市市)のホームページから拝借。
http://members.fch.ne.jp/turibori-tei/