先週(2024.12.17)、何気なくテレビをつけると、KCN(近鉄ケーブルネットワーク)で、「KCN情報発信スタジオ Kスタ!」という番組をやっていた。番組中の「ならっとこ」のコーナーでは、レポーターの三野真紀子さんが「秀長さんまるっとマップ 第2弾」として、大和郡山市の春岳院(しゅんがくいん)を訪ね、ご住職の薮中真弘さんの話を聞いておられた。
※トップ写真は、春岳院さんのXから拝借(KCN収録の模様)
この画像は、READY FORのサイトから拝借
見ていて驚いたのは寺宝の多さと、伽藍の老朽化だ。畳の部屋にたくさんの洗面器などが置いてあり、三野「これは何ですか?」と聞くと、「雨漏りがするので、これで受けているのですよ」。これはいけない!
2026年度の大河ドラマ「豊臣兄弟!」を見て、たくさんの方が春岳院にお参りされることだろう。それでこの有り様だと、さぞガッカリされるだろうし、床が抜けたり天井が落ちてくる危険性もある。番組中でご住職は、クラウドファンディングのこともお話しされていた。READY FORのサイトには、
こちらの画像はNHKの「豊臣兄弟!」のサイトから拝借
春岳院住職の薮中真弘です。当院は鎌倉中期創建といわれており、当初は「東光寺」という名前でした。後の時代に豊臣秀長公の菩提寺となり、秀長公の戒名より「春岳」の名前をいただき、現在の「春岳院」という名前になりました。
このたび本堂ならびに庫裡の著しい老朽化という問題に直面し、檀信徒の皆様方・参拝者の皆様方に安心安全な状況で来寺していただけるように、また秀長公が築き上げられた往時の大和郡山城下町復活の一助となるように、歴史ある寺院をこの先の未来へと繋いでいくため、いろいろな「ご縁」「偶然」というものが重なり「令和の大改修」を行うことを決心いたしました。
このたびの大改修には多額の資金が必要となります。秀長公の導きによる今までの「ご縁」、今こちらを読んでくださっている皆様との「ご縁」、この先に出会う多くの方々との「ご縁」というものを大切に日々より一層精進・努力してまいりたいと思います。
今回の「令和の大改修」にあたり、何卒、ご理解を賜り、皆様方のご協力、厚い応援、ご支援、そしてお力添えをいただきますよう、切にお願い申し上げます。 合掌
皆さまにも、ぜひこちらのサイトから、ご協力をお願いいたします。なお以前(2024.6.22)、毎日新聞奈良版「やまと人模様」で、薮中住職が紹介されていたので、最後に記事内容を貼っておく。
春岳院住職 薮中真弘さん(52)=大和郡山市 秀長の寺「大河」で注目
天下統一を果たした豊臣秀吉の名参謀として知られる弟の秀長。1585年に郡山城に入り、「大和大納言」として100万石にふさわしい城造りを進めたが、6年後に郡山城内で亡くなった。
その秀長を主人公とするNHKの大河ドラマ「豊臣兄弟!」が2026年に放送されることが3月に発表された。秀長の菩提(ぼだい)寺「春岳院」の住職に就いて半年。状況が一変し、忙しい日々を送る。
昨年8月に先代の住職が亡くなり、10月に住職になった。本堂と西隣の庫裏の傷みが激しくなっていた。2040年の秀長450回忌に向け、計画的に修繕を進めようと考えていた矢先の大きなニュースだった。
発表翌日から訪れる人が目に見えて増え始めた。しかし、本堂は大勢の人が入ると床が抜けないか不安。漏電を心配し、電気もつけられない。そんな状況を一刻も早く解消しようと、寄進を積極的に呼びかけ始めた。SNSやクラウドファンディングの活用も検討している。
寺は鎌倉時代中期の創建とみられ、秀長の戒名から「春岳院」になった。1788年に執り行われた「秀長200回忌」の際に作られた「豊臣秀長画像」は市指定文化財で、レプリカが本堂に掲げられている。1996年放送の大河ドラマ「秀吉」で秀長を演じた高嶋政伸さんの色紙や、寺ゆかりのさまざまな仏像も置かれ、本堂は興味深い空間だ。
「秀長は温和で、人と人をつないだ。知略だけでなく武功も優れていた。寺のパンフレットも一新する予定で、大和郡山をみんなで盛り上げたい」【熊谷仁志】
◆人物略歴 薮中真弘(やぶなか・しんこう)さん
大和郡山市の矢田寺大門坊の住職の家に生まれた。高野山大学を卒業後、春岳院の先代住職、薮中義弘(ぎこう)さんの長女祐美子さん(51)と結婚した。参拝や拝観には事前連絡が必要。春岳院(大和郡山市新中町2、電話0743・53・3033)。
※トップ写真は、春岳院さんのXから拝借(KCN収録の模様)
この画像は、READY FORのサイトから拝借
見ていて驚いたのは寺宝の多さと、伽藍の老朽化だ。畳の部屋にたくさんの洗面器などが置いてあり、三野「これは何ですか?」と聞くと、「雨漏りがするので、これで受けているのですよ」。これはいけない!
2026年度の大河ドラマ「豊臣兄弟!」を見て、たくさんの方が春岳院にお参りされることだろう。それでこの有り様だと、さぞガッカリされるだろうし、床が抜けたり天井が落ちてくる危険性もある。番組中でご住職は、クラウドファンディングのこともお話しされていた。READY FORのサイトには、
こちらの画像はNHKの「豊臣兄弟!」のサイトから拝借
春岳院住職の薮中真弘です。当院は鎌倉中期創建といわれており、当初は「東光寺」という名前でした。後の時代に豊臣秀長公の菩提寺となり、秀長公の戒名より「春岳」の名前をいただき、現在の「春岳院」という名前になりました。
このたび本堂ならびに庫裡の著しい老朽化という問題に直面し、檀信徒の皆様方・参拝者の皆様方に安心安全な状況で来寺していただけるように、また秀長公が築き上げられた往時の大和郡山城下町復活の一助となるように、歴史ある寺院をこの先の未来へと繋いでいくため、いろいろな「ご縁」「偶然」というものが重なり「令和の大改修」を行うことを決心いたしました。
このたびの大改修には多額の資金が必要となります。秀長公の導きによる今までの「ご縁」、今こちらを読んでくださっている皆様との「ご縁」、この先に出会う多くの方々との「ご縁」というものを大切に日々より一層精進・努力してまいりたいと思います。
今回の「令和の大改修」にあたり、何卒、ご理解を賜り、皆様方のご協力、厚い応援、ご支援、そしてお力添えをいただきますよう、切にお願い申し上げます。 合掌
皆さまにも、ぜひこちらのサイトから、ご協力をお願いいたします。なお以前(2024.6.22)、毎日新聞奈良版「やまと人模様」で、薮中住職が紹介されていたので、最後に記事内容を貼っておく。
春岳院住職 薮中真弘さん(52)=大和郡山市 秀長の寺「大河」で注目
天下統一を果たした豊臣秀吉の名参謀として知られる弟の秀長。1585年に郡山城に入り、「大和大納言」として100万石にふさわしい城造りを進めたが、6年後に郡山城内で亡くなった。
その秀長を主人公とするNHKの大河ドラマ「豊臣兄弟!」が2026年に放送されることが3月に発表された。秀長の菩提(ぼだい)寺「春岳院」の住職に就いて半年。状況が一変し、忙しい日々を送る。
昨年8月に先代の住職が亡くなり、10月に住職になった。本堂と西隣の庫裏の傷みが激しくなっていた。2040年の秀長450回忌に向け、計画的に修繕を進めようと考えていた矢先の大きなニュースだった。
発表翌日から訪れる人が目に見えて増え始めた。しかし、本堂は大勢の人が入ると床が抜けないか不安。漏電を心配し、電気もつけられない。そんな状況を一刻も早く解消しようと、寄進を積極的に呼びかけ始めた。SNSやクラウドファンディングの活用も検討している。
寺は鎌倉時代中期の創建とみられ、秀長の戒名から「春岳院」になった。1788年に執り行われた「秀長200回忌」の際に作られた「豊臣秀長画像」は市指定文化財で、レプリカが本堂に掲げられている。1996年放送の大河ドラマ「秀吉」で秀長を演じた高嶋政伸さんの色紙や、寺ゆかりのさまざまな仏像も置かれ、本堂は興味深い空間だ。
「秀長は温和で、人と人をつないだ。知略だけでなく武功も優れていた。寺のパンフレットも一新する予定で、大和郡山をみんなで盛り上げたい」【熊谷仁志】
◆人物略歴 薮中真弘(やぶなか・しんこう)さん
大和郡山市の矢田寺大門坊の住職の家に生まれた。高野山大学を卒業後、春岳院の先代住職、薮中義弘(ぎこう)さんの長女祐美子さん(51)と結婚した。参拝や拝観には事前連絡が必要。春岳院(大和郡山市新中町2、電話0743・53・3033)。
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