以前「けいはんな市民雑学大学」(7/25)で、「奈良にうまいものあり!」という演題の話をさせていただいた。奈良の食材やグルメスポットをたくさん紹介したが、そのあと、関係者のUさん(生駒市在住)が《ご講義のお返しに(笑)、一軒のみ[出し惜しみ(笑)]教えて差し上げます》と、とっておきのお店を紹介して下さった。
※盛会裡に終了!「第15回 けいはんな市民雑学大学」(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/6c95f6153140353e7b394a648d963565
《学園前には家庭割烹と吟醸酒のお店「しま」がございます》《女性が惚れる素敵な女将のお店です 要予約》だそうだ。Uさんは、かつて当ブログで紹介した「しゃぶしゃぶ鹿の子」を推奨された食通である。そんなUさんご推薦のお店は、特A級のグルメスポットに違いない。で、例によって会社のN先輩を誘って、訪ねてみた。
※「しゃぶしゃぶ鹿の子」は生駒牛(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/b298bdc67c70c7e758a7a61cc1e42565
「家庭料理 しま」(奈良市学園北1丁目6-14)は、近鉄学園前駅から徒歩3分。北口で降り、西側にあるケンタッキーフライドチキン北の角を西に折れる。その2筋目の道(反対側はコインパーキング)の角から北へ2軒目。閑静な住宅地の1角にある。外見も、普通のお宅にしか見えない。以前は、近鉄富雄駅前でお店をされていたそうだ。4年間ほどのブランクを経て、今夏こちらへ移られた。お客は、Uさんのような常連さんばかりのようだ。
お訪ねしたのは10/1(木)のことだった。「こんばんは」とドアを開けて中に入ると、カウンター、左奥にテーブル席がある。カウンターの上には京都のおばんざい店のように、大皿に盛った総菜が載っている。
最初にいただいたのが、秋田直送の「いぶりがっこ」400円(上の写真)。燻(いぶ)った漬物という意味で、東北の保存食だそうだ。大根や人参を囲炉裏の天井につるし、燻煙乾燥してから糠漬け(=がっこ)にする。燻製の香りと、しっかりした歯ごたえが日本酒に合う。
こちらは「比内地鶏の塩焼き」1500円。比内地鶏は薩摩地鶏や名古屋コーチンと並ぶ「日本三大地鶏」だ。加熱してもあまり固くならず、肉も脂も旨みが濃い。いちど、ここで大和肉鶏の塩焼きをいただきたいものだ。
揚げたてあつあつ「小海老の唐揚げ」700円
2人前のお酒が入ったデカンター
このお店の「売り」は日本酒である。女将の松原時子さんは「きき酒(さけ)師」の資格を持っておられる。いわば日本酒のソムリエだ。だから、お店にはたくさんの日本酒がストックされ、お客の好みに応じたお酒がサッと出てくる。銘柄や味を指定するのではなく「普段は奈良の○○か、吉野の○○を好んで飲んでいます」というと、そのイメージに近くて美味しいお酒を選んでいただける、というシステムだ。
この日は写真の「ばくれん」(亀の井酒造 山形県鶴岡市)、「くどき上手」(同)、「色好い返事」(東北泉 高橋酒造 山形市)と、偶然にも山形のお酒ばかりをいただいた。私の好みの淡麗な「すっきり系」のお酒であった。お値段は、グラス1杯(1合弱)が600円~1000円というところだ。
こちらは、珍しい生南京豆(落花生)の塩茹でだ。通常は干してバターで風味をつける(バター・ピーナツ)が、これは殻つきの南京豆を、枝豆のように塩茹でしただけである。タイミングよく、良い生南京豆が手に入ったそうだが、確かに珍味である。
ピクルス盛り合わせ500円(11/19撮影・追加。トップ写真のせこガニ900円も)
燗酒は「梅の宿」だが、この日は「白水の井戸 山廃仕込純米酒」(鹿野酒造・加賀市)を選んでいただいた(11/19)
おしまいは鯖寿司。頃合いの鯖寿司を出していただいた。私はこの手の寿司が大好きで、よくゐざさ寿司中谷本舗の「さば棒寿司」1050円をお持ち帰りするが、こちらもフレッシュで脂の載った美味しい鯖寿司であった。
いつになく上品に飲んで食べ、お店を出た。N先輩と私は、どちらからともなく「ラーメンで締めようか」という話になり、近くの「王楽園(わんらくえん)」(「パラディⅡ」4階 午後10時まで営業)でチャンポンを平らげてから、帰途についた。「しま」は駅前にあるので、こういう場合にも便利である。
※中国西安料理 王楽園(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/e26ee5cf8b3283d1daa880fc6558acd6
「しま」は住宅地の中にあって、普通のお家と見分けがつきにくいので迷わないようにご注意いただきたい。美容室(FLOVE seed学園前店)と、アートサロン空(くう)の間の道を北に入る(アートサロン空の隣り=並び)。初めての方は、予約されることをお薦めする。予算的には@4~5千円が目安となる。
※FLOVE seed
http://www.flove-net.com/shop/index.html#gakuenmae
※アートサロン空
http://web1.kcn.jp/artsalon-ku/access.html
奈良のタウン情報誌「マイタウン奈良」(10/17号)に登場されたそうだが、一般にはあまり知られていない「隠れ名店」である。学園前駅北口からわずか3分でたどりつける日本酒と小料理の店、ぜひいちどお訪ねいただきたい。
■家庭料理 しま 奈良市学園北1丁目6-14 TEL 0742-45-1317
定休日:日・月 営業時間:18:00~22:00
※Googleマップ
http://maps.google.co.jp/maps?client=firefox-a&channel=s&rls=org.mozilla:ja:official&hl=ja&source=hp&q=%E5%9C%B0%E5%9B%B3%E3%80%80%E5%A5%88%E8%89%AF%E5%B8%82%E5%AD%A6%E5%9C%92%E5%8C%97%EF%BC%91%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%BC%96%EF%BC%8D%EF%BC%91%EF%BC%94&lr=&um=1&ie=UTF-8&hq=&hnear=%E5%A5%88%E8%89%AF%E7%9C%8C%E5%A5%88%E8%89%AF%E5%B8%82%E5%AD%A6%E5%9C%92%E5%8C%97%EF%BC%91%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%BC%96%E2%88%92%EF%BC%91%EF%BC%94&gl=jp&ei=X1cES7X_IpqU6wOV_Jx_&sa=X&oi=geocode_result&ct=title&resnum=1&ved=0CAwQ8gEwAA
※盛会裡に終了!「第15回 けいはんな市民雑学大学」(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/6c95f6153140353e7b394a648d963565
《学園前には家庭割烹と吟醸酒のお店「しま」がございます》《女性が惚れる素敵な女将のお店です 要予約》だそうだ。Uさんは、かつて当ブログで紹介した「しゃぶしゃぶ鹿の子」を推奨された食通である。そんなUさんご推薦のお店は、特A級のグルメスポットに違いない。で、例によって会社のN先輩を誘って、訪ねてみた。
※「しゃぶしゃぶ鹿の子」は生駒牛(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/b298bdc67c70c7e758a7a61cc1e42565
「家庭料理 しま」(奈良市学園北1丁目6-14)は、近鉄学園前駅から徒歩3分。北口で降り、西側にあるケンタッキーフライドチキン北の角を西に折れる。その2筋目の道(反対側はコインパーキング)の角から北へ2軒目。閑静な住宅地の1角にある。外見も、普通のお宅にしか見えない。以前は、近鉄富雄駅前でお店をされていたそうだ。4年間ほどのブランクを経て、今夏こちらへ移られた。お客は、Uさんのような常連さんばかりのようだ。
お訪ねしたのは10/1(木)のことだった。「こんばんは」とドアを開けて中に入ると、カウンター、左奥にテーブル席がある。カウンターの上には京都のおばんざい店のように、大皿に盛った総菜が載っている。
最初にいただいたのが、秋田直送の「いぶりがっこ」400円(上の写真)。燻(いぶ)った漬物という意味で、東北の保存食だそうだ。大根や人参を囲炉裏の天井につるし、燻煙乾燥してから糠漬け(=がっこ)にする。燻製の香りと、しっかりした歯ごたえが日本酒に合う。
こちらは「比内地鶏の塩焼き」1500円。比内地鶏は薩摩地鶏や名古屋コーチンと並ぶ「日本三大地鶏」だ。加熱してもあまり固くならず、肉も脂も旨みが濃い。いちど、ここで大和肉鶏の塩焼きをいただきたいものだ。
揚げたてあつあつ「小海老の唐揚げ」700円
2人前のお酒が入ったデカンター
このお店の「売り」は日本酒である。女将の松原時子さんは「きき酒(さけ)師」の資格を持っておられる。いわば日本酒のソムリエだ。だから、お店にはたくさんの日本酒がストックされ、お客の好みに応じたお酒がサッと出てくる。銘柄や味を指定するのではなく「普段は奈良の○○か、吉野の○○を好んで飲んでいます」というと、そのイメージに近くて美味しいお酒を選んでいただける、というシステムだ。
この日は写真の「ばくれん」(亀の井酒造 山形県鶴岡市)、「くどき上手」(同)、「色好い返事」(東北泉 高橋酒造 山形市)と、偶然にも山形のお酒ばかりをいただいた。私の好みの淡麗な「すっきり系」のお酒であった。お値段は、グラス1杯(1合弱)が600円~1000円というところだ。
こちらは、珍しい生南京豆(落花生)の塩茹でだ。通常は干してバターで風味をつける(バター・ピーナツ)が、これは殻つきの南京豆を、枝豆のように塩茹でしただけである。タイミングよく、良い生南京豆が手に入ったそうだが、確かに珍味である。
ピクルス盛り合わせ500円(11/19撮影・追加。トップ写真のせこガニ900円も)
燗酒は「梅の宿」だが、この日は「白水の井戸 山廃仕込純米酒」(鹿野酒造・加賀市)を選んでいただいた(11/19)
おしまいは鯖寿司。頃合いの鯖寿司を出していただいた。私はこの手の寿司が大好きで、よくゐざさ寿司中谷本舗の「さば棒寿司」1050円をお持ち帰りするが、こちらもフレッシュで脂の載った美味しい鯖寿司であった。
いつになく上品に飲んで食べ、お店を出た。N先輩と私は、どちらからともなく「ラーメンで締めようか」という話になり、近くの「王楽園(わんらくえん)」(「パラディⅡ」4階 午後10時まで営業)でチャンポンを平らげてから、帰途についた。「しま」は駅前にあるので、こういう場合にも便利である。
※中国西安料理 王楽園(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/e26ee5cf8b3283d1daa880fc6558acd6
「しま」は住宅地の中にあって、普通のお家と見分けがつきにくいので迷わないようにご注意いただきたい。美容室(FLOVE seed学園前店)と、アートサロン空(くう)の間の道を北に入る(アートサロン空の隣り=並び)。初めての方は、予約されることをお薦めする。予算的には@4~5千円が目安となる。
※FLOVE seed
http://www.flove-net.com/shop/index.html#gakuenmae
※アートサロン空
http://web1.kcn.jp/artsalon-ku/access.html
奈良のタウン情報誌「マイタウン奈良」(10/17号)に登場されたそうだが、一般にはあまり知られていない「隠れ名店」である。学園前駅北口からわずか3分でたどりつける日本酒と小料理の店、ぜひいちどお訪ねいただきたい。
■家庭料理 しま 奈良市学園北1丁目6-14 TEL 0742-45-1317
定休日:日・月 営業時間:18:00~22:00
※Googleマップ
http://maps.google.co.jp/maps?client=firefox-a&channel=s&rls=org.mozilla:ja:official&hl=ja&source=hp&q=%E5%9C%B0%E5%9B%B3%E3%80%80%E5%A5%88%E8%89%AF%E5%B8%82%E5%AD%A6%E5%9C%92%E5%8C%97%EF%BC%91%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%BC%96%EF%BC%8D%EF%BC%91%EF%BC%94&lr=&um=1&ie=UTF-8&hq=&hnear=%E5%A5%88%E8%89%AF%E7%9C%8C%E5%A5%88%E8%89%AF%E5%B8%82%E5%AD%A6%E5%9C%92%E5%8C%97%EF%BC%91%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%BC%96%E2%88%92%EF%BC%91%EF%BC%94&gl=jp&ei=X1cES7X_IpqU6wOV_Jx_&sa=X&oi=geocode_result&ct=title&resnum=1&ved=0CAwQ8gEwAA