tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

リービ英雄さんの講演会 英語でよむ万葉集/1月22日(日)開催!(2017 Topic)

2016年12月20日 | お知らせ
リービ英雄さんの名著『英語でよむ万葉集』(岩波新書)をご存じだろうか。「BOOK」データベースによると、

「万葉集にたどりついたとき、古い日本語というよりも、とても新しい文学に出会ったという不思議な感じがした」英語を母語としながら、日本語作家として現代文学をリードする作家の感性が、英語という鏡に古代日本語の新しい姿を映し出す。全米図書賞を受賞した名訳から選りすぐった約50首の対訳に、作家独自のエッセイを付す。

たとえばこんな具合だ。「春過ぎて夏来るらし白妙の 衣乾したり天の香具山」(春が過ぎて夏が来たらしい。白い布の衣が乾してある、天の香具山。持統天皇、巻1・二八)は、
Spring has passed,and summer seems to have arrived: garments of white cloth hung to dry on heavenly Kagu Hill.

このように、そんなに英語力のない私でも、情景が目に浮かぶような名訳で万葉集が綴られる。万葉秀歌集としても楽しめる本である。そのリービ英雄さんが、奈良にやってくる。会場は薬師寺まほろば会館(本坊の北東側、玄奘三蔵院の南東側)である。参加費は1,000円(拝観料および資料代)で先着150名限り。申し込みは「naicos@kcn.jp」へメールで。チラシは、こちら(PDF)主催者のHP(NPO法人 奈良国際協力サポーター)によると、

リービ英雄講演会 ~英語でよむ万葉集~
“Reading Man’yōshu in English” Lecture by Prof. Ian Hideo Levy

日 時:2017年1月22日(日曜)  Date: 22th Jan. 2017 Sun
 受付 Start Accepting 12:30~
 リービ英雄 講演会 Lecture  14:00~16:00
 薬師寺拝観 Offer prayers  16:00~17:00(薬師寺参拝、仏足跡歌碑の説明)
 質疑応答・交流会 Post-lecture party 17:15~19:30
参 加:申込先着順150名 Max Capacity:150 people First come, First Served
参加費:講演会無料(申込み先着順150名)薬師寺拝観料800円+資料代200円=1000円
    (拝観券、資料は受付時に配布します。12:30~ 薬師寺まほろば会館にて)
Participation fees:free
    ( Separate admission fee for Yakushiji ¥800+Cost of doc¥200 =¥1000)
講演会:薬師寺まほろば会館(住所奈良市西ノ京町457)
Place:Yakushiji Temple Mahoroba hall(457 Nishinokyochou Nara City)
交流会:開始1時間はリービ英雄先生が同席、質疑応答の場。会費3,000円
    (申込み先着順30名 AMRITカフェアムリット)
Post-lecture party: membership fee ¥3000
     ( Intending subscriber 30 people Place:café amrit)

申込み:奈良国際協力サポーター 事務局 〒631-0033 奈良市あやめ池南4丁目6-26(小尾)
Application form 期限 Deadline 15th Jan
 FAX 0742-87-1101  Mail: naicos@kcn.jp
 下記の必要事項を記入してお送りください。Please fill in the following items and send.
  〇参加 Participation □ 講演会 Lecture □ 交流会 Post-lecture party
  〇氏名 Name
  〇所属 Occupation
  〇電話 Telephone
  〇メール E-Mail
【当日連絡先】Current day Telephone 090-9114-6969


リービ英雄さんは『英語でよむ万葉集』の「まえがき」にこんなことを書いておられる。《最古の時代の、最高の日本語の文学表現が、翻訳という鏡に映ったとき、もう一つの姿を披露するかもしれない。世界文学としての万葉集を、今、日本の読者に問えば、また新たな発見があるかもしれない》。このチャレンジは、見事に成功を収めている。

奈良に居ながらにして、こんなリービ英雄さんのお話が聞けるとは、願ってもないチャンスである。皆さん、申し込みはお早めに!

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