tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

かまど作りワークショップ in 橿原市今井町、8月9日(日)から全5回・1回500円!(2020 Topic)

2020年08月04日 | お知らせ
本年(2020年)8月9日(日)から、今井町町並み保存会会長の若林稔(梅香)さんが「職人と一緒にかまどを作ろう!かまど作りワークショップ in 橿原市今井町」を開催される。全5回(すべて日曜日)10:00~15:00で、参加費は1回500円だ。若林さんのFacebookには、

いよいよ竈(かまど)つくりにかかります!沢山の方にご協力をお願いいたします!
はならぁと2020 プレ企画「職人と一緒にかまどを作ろう!かまど作りワークショップ in 橿原市今井町」

恒例のはならぁと2020は、今年は今井町がメインの会場になります。環境問題をテーマとした地球に優しいエコロジカルな芸術祭を開催します。そのプレイベントとして、昔のエコな生活を学び、自然の材料だけで丁寧な暮らしを体験してもらえるかまど作りのワークショップを行います。

主役となるのは、橿原市今井町に所在する阿伽陀屋(あかだや)若林亭。私、若林梅香が沢山の職人さんたちと丁寧にひとつずつ修復・再現してきた町家で、宮奥左官工業のかまど職人が講師となり、かまどについてのプチ講座つきのワークショップ。全5回で土からかまどを昔ながらの手法で参加者と共に作ります。

《日時》 
8月 9日(日)干し土レンガ作り
8月16日(日)土台基礎作り
8月30日(日)かまど本体築造
9月 6日(日)かまど本体築造続き
10月11日(日)土塗り仕上げ
それぞれ午前10時~午後3時(お昼休憩込み)

《場 所》 阿伽陀屋若林亭(橿原市今井町4丁目11-26)
《参加料》 一回500円(昼食付)
《持ち物》 タオル、汚れても良い服装 (着替え場所有り)、水筒
《対 象》 高校生以上 職人の手仕事を知りたい、町家が好きな人、自然素材が好な人、
 まちづくりに興味のある人、環境問題に興味のある人
《申込み》 氏名、年齢、参加希望日、連絡先を記名の上は ならぁと事務局まで
 実施前日までにメール(info@hanarart.jp)でお申し込みください。
※参加費は当日受付でお支払いください。


竃について、若林さんには相当の思い入れがある。若林さんからいただいたメール(8/2付)には、

橿原市今井町の重文「旧米谷家住宅」の竈が復元されていますが、使用禁止で火気厳禁の立て札が竈に立てられていました。竈は火の用心はしなければいけませんが、火気厳禁では飾り物です。どうにか火を焚けないかと考え大和今井の茶粥を考案、試食会をしたのが2004年(平成16年)12月1日。

そして大々的なお披露目は2005年(平成17年)2月18日。第22回「地域づくり団体全国研修交流会」奈良大会で、環境庁次官等一行をお迎えしたときの昼食を「大和今井の茶粥」と名乗り提供して、重文建物での火気厳禁のタブーを恐らく奈良県では初めて破りました。

その後、暫時矢田山公園の古民家の竈もイベントで火は使われ、奈良市からも見学に来られ、県内の竈も復元や修理がされ、イベント性の強い使用が多くなってきました。

こんな経緯の中で資金調達がようやく整い、3年がかりで古民家を修復してきた最後に、願望であった竈の復活まで取り付けることができました。


若林さんの思いが凝縮した「かまど作りワークショップ」、ぜひお申し込みください!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする