旧知のYさんが、川上村(奈良県吉野郡)の「大滝茶屋謹製 大台みやげ 奥吉野川上名産 柿の葉寿し」を贈ってくださった。この時期にしかない紅葉した柿の葉でくるまれていて、これはきれいだし、もちろん味もいい。
1週間程前に大滝茶屋さん(サイトはこちら)から「いつのお届けにしましょう?」という電話をいただき、昼間の太陽光で写真を撮りたかったので、昨日(10/21)の土曜日にお届けいただいた(製造は10/20)。
ここの柿の葉ずしは酢ではなく塩で鯖を締めるのであっさりとした味だし、鯖も大きめなので、根強いファンが多い。私も川上村へ出張した折に買って帰ることがあるが、紅葉の寿司はシーズン限定なので、今回、初めてお目にかかる。包装紙に「由来」が書かれていた。
柿の葉寿しの由来
五百余年の昔、奥吉野川上の里に神器を捧持して御所を構えられた後亀山天皇の皇孫 萬寿寺宮空因親王をお慰めするため、村民婦女が心をこめ、遠く熊野灘の塩鯖で作った寿しを奉ったところ、これを臣下に分け与えるのに食器もなく、山柿の葉に盛ったのが、いつの頃からか柿の葉に包んで寿しを作るようになり、今でも奥吉野では田植のすんだ夏祭にこれを作って賞味しております。柿の葉の香りが滲み、味よく、栄養価の高い鄙びた奥吉野の名産であります。
2段目まで、びっしりと紅葉の柿の葉ずしが敷き詰められていた!
柿の葉ずし発祥譚の1つ(葉皿説)で、私も以前、この記事で取り上げたことがある。
目で楽しみ舌で楽しむ紅葉の柿の葉ずし。この時期、川上村など奥吉野をお訪ねの折は、ぜひお買い求めいただきたい。
※「奈良に住んでみました」でも、このように紹介されている
1週間程前に大滝茶屋さん(サイトはこちら)から「いつのお届けにしましょう?」という電話をいただき、昼間の太陽光で写真を撮りたかったので、昨日(10/21)の土曜日にお届けいただいた(製造は10/20)。
ここの柿の葉ずしは酢ではなく塩で鯖を締めるのであっさりとした味だし、鯖も大きめなので、根強いファンが多い。私も川上村へ出張した折に買って帰ることがあるが、紅葉の寿司はシーズン限定なので、今回、初めてお目にかかる。包装紙に「由来」が書かれていた。
柿の葉寿しの由来
五百余年の昔、奥吉野川上の里に神器を捧持して御所を構えられた後亀山天皇の皇孫 萬寿寺宮空因親王をお慰めするため、村民婦女が心をこめ、遠く熊野灘の塩鯖で作った寿しを奉ったところ、これを臣下に分け与えるのに食器もなく、山柿の葉に盛ったのが、いつの頃からか柿の葉に包んで寿しを作るようになり、今でも奥吉野では田植のすんだ夏祭にこれを作って賞味しております。柿の葉の香りが滲み、味よく、栄養価の高い鄙びた奥吉野の名産であります。
2段目まで、びっしりと紅葉の柿の葉ずしが敷き詰められていた!
柿の葉ずし発祥譚の1つ(葉皿説)で、私も以前、この記事で取り上げたことがある。
目で楽しみ舌で楽しむ紅葉の柿の葉ずし。この時期、川上村など奥吉野をお訪ねの折は、ぜひお買い求めいただきたい。
※「奈良に住んでみました」でも、このように紹介されている
酢を使わないとの話に驚きました。そういえば鮎庄の奥さんに鯖を酢に一晩漬けると言ったらけげんな顔をして「鯖の色が変わりますやろ」と言われました。鯖を漬けた酢を御飯に混ぜるのは、母から教わったものです。微妙に違う作り方があるのですね。それが、郷土料理の面白さでしょうか。
紀州九度山でも、秋祭りのときに作ります。吉野はすべて川開きの6月1日だと思っていました。
大淀町の祖母は大量の塩で鯖を締め、それがとても美味しかったことを覚えています。母(祖母の娘)は「製法特許を取っておけばよかった」と後悔していました。