
※このお店は、残念ながら10.10.10に閉店しました。今はご主人の郷里・高知県安芸郡北川村で再開されています。
会社のN先輩に、「『いごっそ』のラーメンが美味しいらしいよ」と教えてもらった。行列のできる店だそうだが、地図を見ると、JR桜井線・京終(きょうばて)駅から南西へ徒歩15分、という行きにくい場所にある(奈良市南京終町7-522-2)。だから話を聞いてそのままになっていたのだが、たまたま日曜日(10/4)、お店の近くに行く用事があったので、良い機会とばかりに訪ねることにした。
このお店は、ぱーぷる別冊の『奈良のらーめん道』880円にも取り上げられている。《高知屋台ラーメンの味を受け継ぐ“ツウ”にも絶大な人気を誇るラーメン店》《あっさり感とコクが見事に調和したスープ。その秘密は、隠し味の豚の“げん骨(足の上部)”。げん骨はゼラチン質の脂が多いため、鶏ガラのあっさり感を壊さず、コクを生み出してくれる。だから、スープは飲み干しても胃にもたれることもない。店主が心を込めて作る自家製のスープによく馴染んだチャーシューも絶品。おいしいものを、気軽に味わえるお店だね》と絶賛している。

私が到着したのは午後1時半。お店の前の駐車場は、すでに満車だった。看板を見ると、正式名称は「いごっそらーめん 店長」のようである。なお「いごっそ」は土佐弁で快男児とか頑固者の意。着くとすでに12人もの行列ができていた。何しろカウンターが10席しかないのだ。日差しが強くて、並ぶのは大変だ。中を覗くと、人の良さそうな親父さんが、たった1人で懸命に切り盛りしている。
たまたま日傘を持っいたので、傘を差しながら待つこと約30分。やっとのことで入店し、注文したのは、一番人気の「塩ラーメン」に、バターをトッピングした「塩バターラーメン」650円。予定では、これに餃子300円とライスをつけたかったのだが、これらは品切れであった、残念。

運ばれてきたラーメンのスープをひと口。あっさりした中に豚や鶏や野菜の味が感じられる。ただ、うっかりしていると気づかないほどのほのかな旨みである。麺は明るい黄色の多加水麺。バターを少し溶かしてみたが、さほどインパクトはない。
味を頭の中で反芻しながらカウンターを眺めていると、「柚こしょう」の大きな瓶が目に入った。これを少し取ってスープに溶かすと、あーら不思議、いきなりスープの旨みがワアッと押し寄せてきた。「いごっそ」のラーメンは、これで完成だ。
カウンターにはすり下ろしニンニクの瓶もある。塩バターラーメンだと、「そのまま」「バター入り」「柚こしょう入り」「ニンニク入り」の4種類のバリエーションが味わえる。このスープの変化が、とても楽しい。自家製のチャーシューも美味しい。で、「奈良のラーメンベスト10[Ver.2]」に入れることにした。
※奈良のラーメンベスト10[Ver.2](当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/93c381e5dd5488e3a45dcf7d71462e4a

いごっその場所は分かりにくいが、道順などを詳しく説明書いたサイトがあったので、引用しておく。《JR奈良方面からですと、旧24号線をずっと南下し大安寺の交差点を東に曲がります。交差点の角にはイオンスーパーセンター(閉鎖予定、よけい説明がわかりにくくなりそう)があります。春名病院(倒産しました、よけい説明が…)を過ぎ、一つめの信号を右折つまり南に曲がります。その交差点にはサークルK南京終店があります。パチンコ屋DEME Kingを過ぎ、小さい橋を渡り右折し3m行ったところに入いり口が見え、いごっその看板も見えます》。
《イオンスーパーセンターの交差点からサークルKのある交差点まで500mです。サークルKからいごっそまで300mです。 あ~しんど。パチンコ屋DEME Kingを過ぎたら目を皿のように開いて、注意してください。小さい橋を渡ればたばこ屋「鳥井商店」があり、その右に「居酒屋たろいも」の看板があります。そこ、ですねん。通り過ぎないように!》

《Lの字をひっくりかえしたみたいなカウンターでいただきます。中でおっちゃんが忙しく動き回っておられます。どでかい寸胴鍋がグラグラ煮えたぎっています。一々何が入っているか注意して見たこと、ないですがダイナミックに野菜が入っています。スープはコンスタントに同じ味で、ぶれがなく安心していただけます》。
《食べログで検索をかけますと上位にランクされるお店ですが、おっちゃん、いばることもなく、飄々と仕事されています。「こわい、こわい」はちがいますね、一瞬こわく見えるかもしれませんが、むしろひょうきんな感じがします。「いいことはいただきもの、わるいことは身から出たさび」とか相田みつをの色紙が何枚も貼ってあります。おっちゃん、好きなんだろうなあ》。
http://r.tabelog.com/nara/A2901/A290101/29000046/dtlrvwlst/921901/
メニューは、塩ラーメンと醤油ラーメンが各600円、塩バターラーメンと味噌ラーメンが各650円、餃子が300円。営業時間は、11:30~14:30、18:00~21:00。定休日は月曜と金曜である(10/5~12は臨時休業)。場所が分かりにくいので、くれぐれもご注意を。また土日はランチのピーク時間を外した方が良い。
http://gourmet.yahoo.co.jp/0006712803/
なお大和高田市に系列店があるので、中和地区の方はご参考に(いごっそ大和高田店:大和高田市神楽3-1-20 大和高田警察署隣りサンプラザ1階 080-5318-3840 水曜休)。
会社のN先輩に、「『いごっそ』のラーメンが美味しいらしいよ」と教えてもらった。行列のできる店だそうだが、地図を見ると、JR桜井線・京終(きょうばて)駅から南西へ徒歩15分、という行きにくい場所にある(奈良市南京終町7-522-2)。だから話を聞いてそのままになっていたのだが、たまたま日曜日(10/4)、お店の近くに行く用事があったので、良い機会とばかりに訪ねることにした。
このお店は、ぱーぷる別冊の『奈良のらーめん道』880円にも取り上げられている。《高知屋台ラーメンの味を受け継ぐ“ツウ”にも絶大な人気を誇るラーメン店》《あっさり感とコクが見事に調和したスープ。その秘密は、隠し味の豚の“げん骨(足の上部)”。げん骨はゼラチン質の脂が多いため、鶏ガラのあっさり感を壊さず、コクを生み出してくれる。だから、スープは飲み干しても胃にもたれることもない。店主が心を込めて作る自家製のスープによく馴染んだチャーシューも絶品。おいしいものを、気軽に味わえるお店だね》と絶賛している。

私が到着したのは午後1時半。お店の前の駐車場は、すでに満車だった。看板を見ると、正式名称は「いごっそらーめん 店長」のようである。なお「いごっそ」は土佐弁で快男児とか頑固者の意。着くとすでに12人もの行列ができていた。何しろカウンターが10席しかないのだ。日差しが強くて、並ぶのは大変だ。中を覗くと、人の良さそうな親父さんが、たった1人で懸命に切り盛りしている。
たまたま日傘を持っいたので、傘を差しながら待つこと約30分。やっとのことで入店し、注文したのは、一番人気の「塩ラーメン」に、バターをトッピングした「塩バターラーメン」650円。予定では、これに餃子300円とライスをつけたかったのだが、これらは品切れであった、残念。

運ばれてきたラーメンのスープをひと口。あっさりした中に豚や鶏や野菜の味が感じられる。ただ、うっかりしていると気づかないほどのほのかな旨みである。麺は明るい黄色の多加水麺。バターを少し溶かしてみたが、さほどインパクトはない。
味を頭の中で反芻しながらカウンターを眺めていると、「柚こしょう」の大きな瓶が目に入った。これを少し取ってスープに溶かすと、あーら不思議、いきなりスープの旨みがワアッと押し寄せてきた。「いごっそ」のラーメンは、これで完成だ。
カウンターにはすり下ろしニンニクの瓶もある。塩バターラーメンだと、「そのまま」「バター入り」「柚こしょう入り」「ニンニク入り」の4種類のバリエーションが味わえる。このスープの変化が、とても楽しい。自家製のチャーシューも美味しい。で、「奈良のラーメンベスト10[Ver.2]」に入れることにした。
※奈良のラーメンベスト10[Ver.2](当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/93c381e5dd5488e3a45dcf7d71462e4a

いごっその場所は分かりにくいが、道順などを詳しく説明書いたサイトがあったので、引用しておく。《JR奈良方面からですと、旧24号線をずっと南下し大安寺の交差点を東に曲がります。交差点の角にはイオンスーパーセンター(閉鎖予定、よけい説明がわかりにくくなりそう)があります。春名病院(倒産しました、よけい説明が…)を過ぎ、一つめの信号を右折つまり南に曲がります。その交差点にはサークルK南京終店があります。パチンコ屋DEME Kingを過ぎ、小さい橋を渡り右折し3m行ったところに入いり口が見え、いごっその看板も見えます》。
《イオンスーパーセンターの交差点からサークルKのある交差点まで500mです。サークルKからいごっそまで300mです。 あ~しんど。パチンコ屋DEME Kingを過ぎたら目を皿のように開いて、注意してください。小さい橋を渡ればたばこ屋「鳥井商店」があり、その右に「居酒屋たろいも」の看板があります。そこ、ですねん。通り過ぎないように!》

《Lの字をひっくりかえしたみたいなカウンターでいただきます。中でおっちゃんが忙しく動き回っておられます。どでかい寸胴鍋がグラグラ煮えたぎっています。一々何が入っているか注意して見たこと、ないですがダイナミックに野菜が入っています。スープはコンスタントに同じ味で、ぶれがなく安心していただけます》。
《食べログで検索をかけますと上位にランクされるお店ですが、おっちゃん、いばることもなく、飄々と仕事されています。「こわい、こわい」はちがいますね、一瞬こわく見えるかもしれませんが、むしろひょうきんな感じがします。「いいことはいただきもの、わるいことは身から出たさび」とか相田みつをの色紙が何枚も貼ってあります。おっちゃん、好きなんだろうなあ》。
http://r.tabelog.com/nara/A2901/A290101/29000046/dtlrvwlst/921901/
メニューは、塩ラーメンと醤油ラーメンが各600円、塩バターラーメンと味噌ラーメンが各650円、餃子が300円。営業時間は、11:30~14:30、18:00~21:00。定休日は月曜と金曜である(10/5~12は臨時休業)。場所が分かりにくいので、くれぐれもご注意を。また土日はランチのピーク時間を外した方が良い。
http://gourmet.yahoo.co.jp/0006712803/
なお大和高田市に系列店があるので、中和地区の方はご参考に(いごっそ大和高田店:大和高田市神楽3-1-20 大和高田警察署隣りサンプラザ1階 080-5318-3840 水曜休)。
京終駅舎はとても風情があるのだけれど、見事な乱開発。JJR奈良や近鉄奈良周辺はもう屋上屋の観光地化。JR沿線からの観光ルートをお花などで作っていきたいものですね。食も魅力の一つになります。
土日のランチが満員なんて、地元住民に親しまれているのかも。
ラーメンということで初めて投稿させて頂きます。
以前に奈良の塩は梅光軒という記事を読んだ時に
是非いごっそも食べてもらいたいと思っておりま
したが、やっと実現したようで関係者でも何でも
ございませんが嬉しい限りです。(笑)
最近は以前にも増して行列が長くなっている様な
気がしますが、大将がちょっと体調が悪い所もある
ようなので、大丈夫かな?って気になったりもする
のですが、行列が出来ても仕方ない味ですからね。
無理せず続けて欲しいと願うばかりです。
因みに、休日は月曜と金曜になりました。
今週はずっとお休みで、10/13からの営業だったと
思いますので、この記事を読んで行こうと思われ
る方はご注意下さい。
と、関係者ではございませんが一言申し上げます。
> 土日のランチが満員なんて、地元住民に親しまれているのかも。
車で来られるほか、徒歩でもたくさんの方が来られていました。地元に支持されているのですね。
> いごっそも食べてもらいたいと思っておりましたが、やっと実現
> したようで関係者でも何でもございませんが嬉しい限りです。(笑)
いやー、とても美味しいラーメンでした。
> 因みに、休日は月曜と金曜になりました。
ご指摘、有り難うございました。ご主人、あんなに忙しくしていては、お疲れも出るでしょうね。いただいた情報、早速記事に書いておきます。今後とも、当ブログをどうぞよろしく。
高知に帰って、親の面倒を見ながらラーメン屋をするそうです。
> 2010年10月10日閉店しました。高知に帰って、
> 親の面倒を見ながらラーメン屋をするそうです。
そうでしたか、それは残念です。貴重なあっさり系のラーメン店だったのに…。早速その旨、記事に表記することにします。情報、深謝です。
> おっちゃんの田舎の高知県安芸郡北川村で復活してますよ。
おお、本当ですね。
http://hidjb.blog108.fc2.com/blog-entry-309.html
ご出身地でも、頑張っておられるようです。この情報も、本文に書いておきます。