
昨日と今日(10/27~28)、1泊2日のバスツアーのガイドで吉野方面を訪ねた。解散場所は近鉄榛原駅前。ちょうどランチタイムになるので、バスの窓から駅周辺の町並みを眺めていると「活 江戸焼うなぎ 旭亭」という看板が目に飛び込んできた。「これは良さそうな店だ」と直感した。このトシになるまで毎日毎日美味しい店を探し続けていると、第六感が働くようになるのだ。


駅前でお客さんと別れて戻ること徒歩5分。うーん、見れば見るほど、これは良さそうだ。お店に入ると、お客さんが半分ほど。明るくて清潔感あふれる店で、耳を澄ますと良い音でジャズピアノの演奏が流れている。1階のテーブルはすべて、地元産の350年超の杉板(無垢材)だというから驚く。お店のHP(ぐるなび)には、


『食通が通う、隠れた老舗』
自然いっぱいの宇陀の地で、いつもと違う時間をちょっと贅沢に!緑豊かな自然が残る宇陀には『古事記』の時代までさかのぼる、古くからの歴史と文化が息づいています。日常を離れていつもと違う時間を楽しむ、そんな『のんびり心を遊ばせる旅』の食事に活江戸焼うなぎはいかがでしょう。

当店こだわりの“ブランド鰻”を丸ごと一匹使い、ふっくらと焼き上げたうなぎ料理。美味しさがぎゅっと詰まった太身には、口の中に香る旨味にまできっと満足して頂けます。大切な人と過ごすひとときを、樹齢350年を超える地元の杉を使った店内でちょっと贅沢に飾ります。皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

国産うなぎ 素材にこだわりぬく鰻料理
自慢の愛知一色のうなぎは店内の水槽で泳ぐ活き鰻を使用。また鰻はもちろんの事、地元の大和茶や無農薬野菜、お米、2種のかつお出汁を使用したお吸い物など細部にまでこだわる職人の心を大切にしております。

店員さんにお聞きすると、一番人気は「うな重」か「ひつまぶし」ということだったので、迷わず「ひつまぶし」上4,300円ときも吸い350円(いずれも税込)を注文。出てきたのが写真のひつまぶしだ。

美味しい煎茶(大和茶)がこんな鉄瓶に入って出てきた、これは有り難い!
う-ん、これはうまい!雑味のないうなぎはふっくらと焼けていて、ご飯にはほどよい濃さのタレがまぶしてある。ご飯粒が小さいので、これはよほど丁寧に精米してあるのだろう。きも吸いの肝は大きくて臭みがない。ご飯にかけるダシもお漬物も、とても美味しい。これは完成度の高いひつまぶしである。

店内に展示された銘品の数々


「ブログに載せたいので写真を撮らせてください」と店員さんに申し上げて激写していると、ご主人の森本秀記さんが出てこられて、店内を案内してくださった。2階にはこんなに広い部屋があり、いい音でジャズが流れている。マッキントッシュ製のレトロなトランジスタ・アンプで、ものすごく良い音だ。

室内には大きなペルシャじゅうたんが掛かっていた。「鳥獣文様綴織絨毯(つづれおりじゅうたん)」の復元品で、本物は寧々(ねね)の寺として知られる高台寺が所有していて、なんと寧々はこれを陣羽織に仕立てたという。京都国立博物館のHPには、


鳥獣文様陣羽織(綴織)
豊臣秀吉の所用とされる陣羽織で、北政所が秀吉の菩提を弔うために創建した高台寺に伝えられた。この陣羽織には絹の綴織(つづれおり)が用いられているが、もともとこの織物はペルシャのカシャーン地方で製織された絨毯であったと考えられる。

写真は京都国立博物館のホームページから拝借
そこにあらわされた獅子が獲物に襲いかかる文様は、ペルシャの伝統的な文様のひとつである。こうしたペルシャ絨毯は当時ポルトガル船によって日本にもたらされた。異国情緒溢れる絨毯を陣羽織に仕立て、陣中で綺羅を尽くそうとする桃山武将の旺盛な意欲が感じられよう。
丈99.4cm 肩幅59.4cm 桃山時代(16世紀)京都 高台寺 重要文化財


テーブルも座椅子も、すべて特注品だ

聞けば旭亭さんは『ミシュランガイド奈良2017』のビブグルマン(美味しい料理を手頃な価格で提供するレストラン)に選ばれているのだ。うなぎ料理店としては、奈良県下では唯一の獲得である。

料理も店内の設(しつら)えも、素晴らしいお店である。皆さん、ぜひ榛原駅前「活 江戸焼うなぎ旭亭」をお訪ねください!


駅前でお客さんと別れて戻ること徒歩5分。うーん、見れば見るほど、これは良さそうだ。お店に入ると、お客さんが半分ほど。明るくて清潔感あふれる店で、耳を澄ますと良い音でジャズピアノの演奏が流れている。1階のテーブルはすべて、地元産の350年超の杉板(無垢材)だというから驚く。お店のHP(ぐるなび)には、


『食通が通う、隠れた老舗』
自然いっぱいの宇陀の地で、いつもと違う時間をちょっと贅沢に!緑豊かな自然が残る宇陀には『古事記』の時代までさかのぼる、古くからの歴史と文化が息づいています。日常を離れていつもと違う時間を楽しむ、そんな『のんびり心を遊ばせる旅』の食事に活江戸焼うなぎはいかがでしょう。

当店こだわりの“ブランド鰻”を丸ごと一匹使い、ふっくらと焼き上げたうなぎ料理。美味しさがぎゅっと詰まった太身には、口の中に香る旨味にまできっと満足して頂けます。大切な人と過ごすひとときを、樹齢350年を超える地元の杉を使った店内でちょっと贅沢に飾ります。皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

国産うなぎ 素材にこだわりぬく鰻料理
自慢の愛知一色のうなぎは店内の水槽で泳ぐ活き鰻を使用。また鰻はもちろんの事、地元の大和茶や無農薬野菜、お米、2種のかつお出汁を使用したお吸い物など細部にまでこだわる職人の心を大切にしております。

店員さんにお聞きすると、一番人気は「うな重」か「ひつまぶし」ということだったので、迷わず「ひつまぶし」上4,300円ときも吸い350円(いずれも税込)を注文。出てきたのが写真のひつまぶしだ。

美味しい煎茶(大和茶)がこんな鉄瓶に入って出てきた、これは有り難い!
う-ん、これはうまい!雑味のないうなぎはふっくらと焼けていて、ご飯にはほどよい濃さのタレがまぶしてある。ご飯粒が小さいので、これはよほど丁寧に精米してあるのだろう。きも吸いの肝は大きくて臭みがない。ご飯にかけるダシもお漬物も、とても美味しい。これは完成度の高いひつまぶしである。

店内に展示された銘品の数々


「ブログに載せたいので写真を撮らせてください」と店員さんに申し上げて激写していると、ご主人の森本秀記さんが出てこられて、店内を案内してくださった。2階にはこんなに広い部屋があり、いい音でジャズが流れている。マッキントッシュ製のレトロなトランジスタ・アンプで、ものすごく良い音だ。

室内には大きなペルシャじゅうたんが掛かっていた。「鳥獣文様綴織絨毯(つづれおりじゅうたん)」の復元品で、本物は寧々(ねね)の寺として知られる高台寺が所有していて、なんと寧々はこれを陣羽織に仕立てたという。京都国立博物館のHPには、


鳥獣文様陣羽織(綴織)
豊臣秀吉の所用とされる陣羽織で、北政所が秀吉の菩提を弔うために創建した高台寺に伝えられた。この陣羽織には絹の綴織(つづれおり)が用いられているが、もともとこの織物はペルシャのカシャーン地方で製織された絨毯であったと考えられる。

写真は京都国立博物館のホームページから拝借
そこにあらわされた獅子が獲物に襲いかかる文様は、ペルシャの伝統的な文様のひとつである。こうしたペルシャ絨毯は当時ポルトガル船によって日本にもたらされた。異国情緒溢れる絨毯を陣羽織に仕立て、陣中で綺羅を尽くそうとする桃山武将の旺盛な意欲が感じられよう。
丈99.4cm 肩幅59.4cm 桃山時代(16世紀)京都 高台寺 重要文化財


テーブルも座椅子も、すべて特注品だ

聞けば旭亭さんは『ミシュランガイド奈良2017』のビブグルマン(美味しい料理を手頃な価格で提供するレストラン)に選ばれているのだ。うなぎ料理店としては、奈良県下では唯一の獲得である。

料理も店内の設(しつら)えも、素晴らしいお店である。皆さん、ぜひ榛原駅前「活 江戸焼うなぎ旭亭」をお訪ねください!
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