昨年初めて開催され、大好評を博した「珠光(じゅこう)茶会」、今年は会期を2日延長して開催される。有馬頼底氏による「特別茶席」の券は、すでに完売したそうだ。産経新聞奈良版(1/5付)「2月、7社寺で『珠光茶会』」によると、
わび茶の祖とされる奈良市出身の室町時代の茶人、村田珠光にちなんだ一大茶会「珠光茶会」が2月9~15日、東大寺や春日大社など奈良市内の7社寺で開かれる。三千家や石州流が新たに加わった5流派のほか、春日大社の式年造替を記念し、臨済宗相国寺派の有馬頼底管長による特別茶席も設けられる。
仲川げん市長と7社寺の代表で構成する実行委員会が主催し、今回で2回目。前回より会期を2日間延長し、計2860枚の茶席券を用意。参加者は購入した券に応じ、茶席や会場観覧などを楽しめる。実行委では、約7千人の来場者を見込んでいるという。有馬管長の特別茶席では、珠光が描いたとされる山水画や、室町時代に中国から伝わった愛用の茶入れなど奈良にちなんだ茶道具を公開。市指定文化財で、普段は立ち入ることができない春日大社の桂昌殿で行われる。
元興寺では初日の2月9日に、遠州流の13代家元、小堀宗実氏が本堂で献茶。12日には午後1時から「なら100年会館」で、武者小路千家の家元後嗣(こうし)、千宗屋(そうおく)氏と茶道史研究家の神津朝夫氏、東京国立博物館名誉館員の林屋晴三氏の3人が「初期わび茶について」をテーマに語るシンポジウムを開く。券は日程や内容に応じて5千円と千円。問い合わせは、なら100年会館(午前9時~午後5時、(電)0742・34・0111。火曜休館)。
より詳しい情報が奈良市のHP(イベント情報)に載っている。抜粋すると、
■珠光茶会の構成
【お茶席】七社寺、「ならまち」界隈のお茶室で、お茶や点心を実施。薬師寺では、通常の点心の他、茶粥(茶杓つき)も提供。
【シンポジウム】期間の中日である2月12日(木)に、お茶文化に造詣の深い識者を招いてシンポジウムを開催。
■お茶券の種類
【5,000円券】
・2月9日(月)、10日(火)、11日(水・祝)、13日(金)、14日(土)、15日(日)/各300枚
・「お茶席(2席分)」「点心席」「社寺拝観」「お茶席巡回バス乗車」
【シンポジウム券(2,000円)】
・2月12日(木)/400枚
・「シンポジウム入場」
【1,000円券】
・2月9日(月)/70枚、11日(水・祝)/70枚、12日(木)/100枚、14日(土)/100枚、15日(日)/170枚 会場は日ごとに設定
・「お茶席(1席分)」「※会場見学」
※八窓庵のお茶券を購入された場合も、奈良国立博物館の展覧会入場には、別途観覧料が必要です。
【特別茶席券(20,000円)】(注:完売しています)
・2月10日(火)/150枚
・「濃茶席」「薄茶席」「懐石」「特別茶席専用バス乗車」
■お茶券の販売(特別茶席券以外)
【申込方法】
・窓口受付 なら100年会館 窓口 (奈良市三条宮前町7-1(JR奈良駅西口すぐ))
・電話申込 TEL:0742-34-0111 (なら100年会館チケット問い合わせ専用ダイヤル)
・Web申込 http://www.ticket.ne.jp/nara100onlineticket/
【申込期間】
平成26年12月10日(水)~平成27年1月26日(月) 受付時間:午前9時~午後5時
ただし、休館日(毎週火曜日)を除く。
※Web申込は、機械のメンテナンス時間等を除いて、随時可能です。
【支払/お茶券等引き取り方法】
・窓口受付 窓口支払/窓口引き取り
・電話申込 ア.※1現金書留/※2郵送 イ.窓口支払/窓口引き取り ウ.全国のセブンイレブンでの支払い/※3支払い店舗での引き取り
・Web申込 全国のセブンイレブンでの支払い/※3支払い店舗での引き取り
※1.現金書留送付先 〒630-8121 奈良市三条宮前町7-1 なら100年会館 珠光茶会 宛
※2.郵送費用はお客様負担となります
※3.セブンイレブンでの引き取りは、別途手数料がかかります
■シンポジウムの概要
【日時】2月12日(木) 午後1時~午後3時(開場:午後0時30分)
【場所】なら100年会館 中ホール (400席/自由席)
出演者】神津朝夫氏(茶道史研究家) 千宗屋氏(武者小路千家 家元後嗣) 林屋晴三氏(東京国立博物館名誉館員)(五十音順)
【テーマ】「初期わび茶について」(鼎談)
奈良市は珠光茶会専用HPも開設して、PRに努めている。奈良の表千家茶道教室教授の林宗喜氏は、こんな話をご自身のブログ「可庵主の日記」に書いておられる。
第2回 珠光茶会の開催に向けて 2014年07月25日(金)
今年(2014年)2月12日から16日までの5日間、奈良市内の7社寺を中心として開催されました「第1回 珠光茶会」は盛会のうちに終え、各会場での写真を中心に編集された記念の冊子も作成されております。奈良市の職員の皆さんが、奈良市長を中心として事務的な役割を担われ、各流派の役員の先生方のご協力のもと開催されたものです。
私は、表千家同門会の推薦を受け、表千家奈良支部の窓口として珠光茶会企画の一翼を担わせていただきました。私はもと行政出身ですから、市の取り組みと茶道界の橋渡し的な役割が務められたらの思いからの参加決意でした。今、振り返ればよくぞ見事に奈良市の皆様方は未経験の企画をやり遂げられたと感心するばかりです。
開催期間中には大雪の日もあっただけに、大変な苦労もありました。でもその苦労を忘れかけた時期に、「第2回 珠光茶会」の担当者会議(7月17日)の案内が奈良市から直接届きました。支部の了承を得たのち、今回も表千家の担当者として数度の会議に臨むこととなります。
予算は昨年の倍以上ついたようで、新たに参加を希望される流派や会場もあるとのこと、また、第1回目のアンケートを集約され、改善すべき点も議論し取り組まれることとなります。第1回目の成功を踏まえての取り組みだけに、より良い茶会の開催が求められプレッシャーとなりますかな…
ますます充実した「第2回珠光茶会」に、ぜひ足をお運びください!
わび茶の祖とされる奈良市出身の室町時代の茶人、村田珠光にちなんだ一大茶会「珠光茶会」が2月9~15日、東大寺や春日大社など奈良市内の7社寺で開かれる。三千家や石州流が新たに加わった5流派のほか、春日大社の式年造替を記念し、臨済宗相国寺派の有馬頼底管長による特別茶席も設けられる。
仲川げん市長と7社寺の代表で構成する実行委員会が主催し、今回で2回目。前回より会期を2日間延長し、計2860枚の茶席券を用意。参加者は購入した券に応じ、茶席や会場観覧などを楽しめる。実行委では、約7千人の来場者を見込んでいるという。有馬管長の特別茶席では、珠光が描いたとされる山水画や、室町時代に中国から伝わった愛用の茶入れなど奈良にちなんだ茶道具を公開。市指定文化財で、普段は立ち入ることができない春日大社の桂昌殿で行われる。
元興寺では初日の2月9日に、遠州流の13代家元、小堀宗実氏が本堂で献茶。12日には午後1時から「なら100年会館」で、武者小路千家の家元後嗣(こうし)、千宗屋(そうおく)氏と茶道史研究家の神津朝夫氏、東京国立博物館名誉館員の林屋晴三氏の3人が「初期わび茶について」をテーマに語るシンポジウムを開く。券は日程や内容に応じて5千円と千円。問い合わせは、なら100年会館(午前9時~午後5時、(電)0742・34・0111。火曜休館)。
より詳しい情報が奈良市のHP(イベント情報)に載っている。抜粋すると、
■珠光茶会の構成
【お茶席】七社寺、「ならまち」界隈のお茶室で、お茶や点心を実施。薬師寺では、通常の点心の他、茶粥(茶杓つき)も提供。
【シンポジウム】期間の中日である2月12日(木)に、お茶文化に造詣の深い識者を招いてシンポジウムを開催。
■お茶券の種類
【5,000円券】
・2月9日(月)、10日(火)、11日(水・祝)、13日(金)、14日(土)、15日(日)/各300枚
・「お茶席(2席分)」「点心席」「社寺拝観」「お茶席巡回バス乗車」
【シンポジウム券(2,000円)】
・2月12日(木)/400枚
・「シンポジウム入場」
【1,000円券】
・2月9日(月)/70枚、11日(水・祝)/70枚、12日(木)/100枚、14日(土)/100枚、15日(日)/170枚 会場は日ごとに設定
・「お茶席(1席分)」「※会場見学」
※八窓庵のお茶券を購入された場合も、奈良国立博物館の展覧会入場には、別途観覧料が必要です。
【特別茶席券(20,000円)】(注:完売しています)
・2月10日(火)/150枚
・「濃茶席」「薄茶席」「懐石」「特別茶席専用バス乗車」
■お茶券の販売(特別茶席券以外)
【申込方法】
・窓口受付 なら100年会館 窓口 (奈良市三条宮前町7-1(JR奈良駅西口すぐ))
・電話申込 TEL:0742-34-0111 (なら100年会館チケット問い合わせ専用ダイヤル)
・Web申込 http://www.ticket.ne.jp/nara100onlineticket/
【申込期間】
平成26年12月10日(水)~平成27年1月26日(月) 受付時間:午前9時~午後5時
ただし、休館日(毎週火曜日)を除く。
※Web申込は、機械のメンテナンス時間等を除いて、随時可能です。
【支払/お茶券等引き取り方法】
・窓口受付 窓口支払/窓口引き取り
・電話申込 ア.※1現金書留/※2郵送 イ.窓口支払/窓口引き取り ウ.全国のセブンイレブンでの支払い/※3支払い店舗での引き取り
・Web申込 全国のセブンイレブンでの支払い/※3支払い店舗での引き取り
※1.現金書留送付先 〒630-8121 奈良市三条宮前町7-1 なら100年会館 珠光茶会 宛
※2.郵送費用はお客様負担となります
※3.セブンイレブンでの引き取りは、別途手数料がかかります
■シンポジウムの概要
【日時】2月12日(木) 午後1時~午後3時(開場:午後0時30分)
【場所】なら100年会館 中ホール (400席/自由席)
出演者】神津朝夫氏(茶道史研究家) 千宗屋氏(武者小路千家 家元後嗣) 林屋晴三氏(東京国立博物館名誉館員)(五十音順)
【テーマ】「初期わび茶について」(鼎談)
奈良市は珠光茶会専用HPも開設して、PRに努めている。奈良の表千家茶道教室教授の林宗喜氏は、こんな話をご自身のブログ「可庵主の日記」に書いておられる。
第2回 珠光茶会の開催に向けて 2014年07月25日(金)
今年(2014年)2月12日から16日までの5日間、奈良市内の7社寺を中心として開催されました「第1回 珠光茶会」は盛会のうちに終え、各会場での写真を中心に編集された記念の冊子も作成されております。奈良市の職員の皆さんが、奈良市長を中心として事務的な役割を担われ、各流派の役員の先生方のご協力のもと開催されたものです。
私は、表千家同門会の推薦を受け、表千家奈良支部の窓口として珠光茶会企画の一翼を担わせていただきました。私はもと行政出身ですから、市の取り組みと茶道界の橋渡し的な役割が務められたらの思いからの参加決意でした。今、振り返ればよくぞ見事に奈良市の皆様方は未経験の企画をやり遂げられたと感心するばかりです。
開催期間中には大雪の日もあっただけに、大変な苦労もありました。でもその苦労を忘れかけた時期に、「第2回 珠光茶会」の担当者会議(7月17日)の案内が奈良市から直接届きました。支部の了承を得たのち、今回も表千家の担当者として数度の会議に臨むこととなります。
予算は昨年の倍以上ついたようで、新たに参加を希望される流派や会場もあるとのこと、また、第1回目のアンケートを集約され、改善すべき点も議論し取り組まれることとなります。第1回目の成功を踏まえての取り組みだけに、より良い茶会の開催が求められプレッシャーとなりますかな…
ますます充実した「第2回珠光茶会」に、ぜひ足をお運びください!
御存じでしたらすいません。
1月10日(土)、朝日放送午前11時放送の「LIFE~夢のカタチ~」で奈良市田原にある「竹西農園」の日本茶インストラクター、竹西多香子さんが取り上げられます↓
http://asahi.co.jp/life/
失礼とは思いながら、参考までに。
> 1月10日(土)、朝日放送午前11時放送の「LIFE~夢のカタチ~」で奈良市田原
> にある「竹西農園」の日本茶インストラクター、竹西多香子さんが取り上げられます
おお、そうでしたか。竹西さんのお茶は、無農薬有機栽培ですね。多香子さんも、よく存じ上げています。当ブログでも告知させていただきます。
> 失礼とは思いながら、参考までに。
いえ、こういう情報は大歓迎です。皆さん、ぜひ情報のご提供をお願いいたします!