tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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驚き!奈良県の1人当たりGDPは、日本で最下位だった!

2024年07月28日 | 奈良にこだわる
人前で奈良県観光の話をすることになり、統計数値に目を通していた。そこで発見した。なんと、奈良県の1人あたりGDPは、全国で最低(47位)だった、Oh My God!(統計数値は、こちらのサイトをご参照。) GDPとは何か、三菱UFJモルガン・スタンレー証券のWebサイトには、
※トップ写真は、なら燈花会で撮影

GDPとは、「Gross Domestic Product」の略で、「国内総生産」のことを指します。1年間など、一定期間内に国内で産出された付加価値の総額で、国の経済活動状況を示します。付加価値とは、サービスや商品などを販売したときの価値から、原材料や流通費用などを差し引いた価値のことです。

極めてシンプルに例えるならば、付加価値とは儲けのことですので、GDPによって国内でどれだけの儲けが産み出されたか、国の経済状況の良し悪しを端的に知ることができます。


つまり、1年間に奈良県の産業が生み出した「儲け」(付加価値)を奈良県民の人口で割ったものが、1人当たりGDPである。これが日本で最低ということは、奈良県が他府県に比べて、儲けていない(十分な付加価値を生み出せていない)ということになる。県の発表では、工場誘致などが順調に進んでいるということだが、まだまだ足りない、ということか。

観光の分野では、「観光消費額が少ない」とよく言われるが、全国最低となると、製造品出荷額も商品販売額も、相当少ないのだろう。うーん、これは何とかしなければ…。皆さん、ご存じでしたか?
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2 コメント

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観光経済の限界点 (金田充史)
2024-07-28 14:12:04
宿泊産業を一旦辞めて、再び宿泊産業に舞い戻った人間の実感です。

「1年間に奈良県の産業が生み出した「儲け」(付加価値)を奈良県民の人口で割ったもの」と云う事ですが、そうしたら、その人たちが奈良県で就労しているかがポイントになる訳です。つまり、奈良県内で就労して、その就労先が価値を生み出していなければ、この数値は意味が有りません。どこのデータに基づいた報告かは、ここに書いていないので判りませんが、県外の会社や、東京本社の会社で就労して生み出した価値を、奈良県の人口で割るなどと云うのは、非常にナンセンスな訳です。彼らは、奈良県内では一文も生み出す事は有りません。

奈良県内で就労しようにも、ウチの娘に言わせれば、「意味が無い」と言う始末。で、今は在版企業で働いています。奈良県内では、一文も生み出す事は有りませんから、GⅮPを下げている1人になっている訳です。

で、奈良県は宿泊しないと未だに言われていて、まだ解決は有りません。外資系も出ましたが、効果が有ると言われる所までは遥かに及びません。また、宿泊産業自体での就労人口は、他の業態と比較して少なく、給与水準もほぼ最低です。人手不足と云われる現在に於いてもです。しかしながら、人的労働力が宿泊産業を動かす要ですから、人材は必要と来ていて、しかし、宿泊産業の利益率は非常に低いので、これも押し下げの原因の1つだと見ています。また、宿泊産業と言えども、奈良県内に本社を置いているのは、地元資本に限定されていて、進出したホテルのほぼ全てが他府県や外資系。これでは算定基準には入りません。

こうして見たら、今の時代に於いて、他の府県に移動しての勤務などは当たり前に行われています。都道府県別のGDPの数値に、果たして意味が有るのでしょうかねぇ。
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奈良県の産業構造 (tetsuda)
2024-07-29 10:38:13
金田さん、貴重なご意見、ありがとうございました。

FBにも書きましたが、「県外就業率が高い」「女性の就業率が低い」「県内に本社を構える企業が少ない」など、いろんな要因が絡んでいるということが、浮き彫りになりました。

そもそも県境でGDPを区切る、ということに、あまり意味がないのかも知れません。

どこかで「10年間で、県内GDPを10%増加させる」という勇ましいスローガンを聞いたことがありますが、このような構造では、それは相当難しい、ということが分かりました(大手ホテルチェーンを誘致しても、付加価値は本社所在地の都道府県にカウントされる、など)。

それでもやはり、「全国で最低」という現実と、奈良県の産業構造は、常に念頭に置いとかないといけませんね。貴重なお声、深謝です。
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