tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

法華寺おりおり(24)錦鯉

2007年07月22日 | 写真
昨日(7/21)、2か月ぶりに法華寺(奈良市法華寺町)を訪ねた。

キキョウやフヨウの写真を撮った後、池の中に張り出した護摩堂(ごまどう)で涼んでいると、たくさんの錦鯉が目についた。

今回の中越沖地震のニュースでは、錦鯉の養殖池をテレビで何度も見たが、錦鯉は約200年前(文化文政時代)、新潟県(長岡市・小千谷市)で、食用として育てていた鯉が突然変異して生まれたのだそうだ。それで、今も新潟では鯉の養殖が盛んなのだ。

それにしても鯉たちは、整然とした群団になって泳ぐ。水族館でイワシの群れを見たことがあるが、ちょうどあんな感じだ。ガマ(蒲)やスイレンの間を器用に縫って泳いでいる。

うまい具合に、お堂の欄干にハチの死骸がへばりついていたので、指先ではねると鯉の群れの中に落ちた。一瞬、群れが騒然となったところを撮ったのがこの写真だ。

一匹がナイスキャッチした後は、すぐに整然とした群れに戻っていた。じめじめした梅雨どきの、何ともすがすがしい鯉の遊泳であった。
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焼亭JUJU

2007年07月21日 | グルメガイド
早帰り日の水曜日(7/18)、焼亭JUJU(じゅじゅ 奈良市芝辻町)に行ってきた。近くに住む、会社の後輩イチ押しの店で、彼を含む4人で乗り込んだのだ。

2000円のおまかせコースに、2時間飲み放題2500円をセットして@4500円、という予算だった。コースは、きのことほうれん草のホイル焼き、豚キムチ、牛ホルモン炒め、と続く。見た目はお好み焼き屋だが、韓国風鉄板焼料理店といったほうがイメージに近い。具材の肉は柔らかく、イカもたっぷり入っている。

生卵のかかった「とん平焼」は、今まで食べたことのない食感だ。「そばめし」も、焼きそばソースではなく、エスニック風の味付けだ。

最後に出てきたのが、お待ちかねJUJU名物「お好み焼き」(=写真)だ。具には油かすとイカがたっぷり入り、トッピングはご覧のとおり、たっぷりの刻みネギと生卵だ。ネギと卵をかきまぜて食べるお好み焼きは、ヨソにはない独特の味で、とても美味しい。
※JUJUの紹介サイト
http://www.digi-pa.com/kanji/juju/index.html

なお「油かす」とは、牛の小腸(テッチャン)を高温の油で揚げたもので、余計な脂が落ち、牛の旨みだけが残るというスグレモノだ。

ここの飲み放題コースは1500円からあるのだが、私たちは吟醸酒や泡盛、ワイン、カクテルを含む全品が飲める2500円コースにした。珍しい昆布焼酎やしそ焼酎、銀盤(富山の銘酒・大吟醸)、春鹿の超辛口などをたっぷり飲んだので、とてもおトクだった。

お店の内装もおシャレで、若いカップルや女性客が多い。新大宮駅から徒歩2分(葉風泰夢の北側)とアクセスも便利だ。このエスニック調鉄板焼きを、ぜひご賞味いただきたい。
※お店のホームページ(携帯用)
http://www.h5.dion.ne.jp/~juju/
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5百万本のバラ

2007年07月18日 | 写真
全国的に、株主総会(6月)後の人事異動の季節とあって、今年もいくつかの花束を目にした(私がもらったのではない)が、目立ったのがバラだ。最近は種類も増え、花も立派になってきている。

この日曜日(7/15)の日本経済新聞「エコノ探偵団」に、面白い記事が出ていた。タイトルは「バラの種類なぜ増える? 中継地ドバイの発展が背景」。

《農林水産省によると、国産バラの出荷本数は減少傾向にあるが、海外産のバラの輸入量は06年に約4千トンと、02年の2倍に急増》《このうち最近急増しているのがケニア産だ》。

特に関空とドバイ(アラブ首長国連邦の一国)を結ぶ航空便の新設のおかげで《近畿圏ではケニア産のバラの輸入が急増》《02年にはわずか1トンだったが、06年には267トンに達した》という。

267トンといえば267百万グラム。バラ1本が50グラムとして、534万本!。年間約5百万本のバラが、ケニアから関空に運び込まれている計算だ。これには少年ケニヤもびっくりだろう。

なお「少年ケニヤ」とは、ケニア奥地に紛れ込んだ日本人少年が猛獣たちと戦いながら大活躍するドラマ(原作はマンガ)で、主人公のワタルは子役時代の谷隼人が演じていた。

ケニアは日照時間が長い上に、昼夜の寒暖差がバラ栽培に適しているそうだ。花が大きい上に開花期間が長いので好まれているそうだ(ただし値段はやや高め)。

最近は、花束や装飾用だけでなく、香りに癒し効果があるので、バラを家庭に飾る女性も多いという。この「空飛ぶ花束」、食品と違って安全性の心配も少ないから、これからもますます普及しそうだ。皆さんのところに飛んでくる可能性も、高くなるかも。
※写真は霊山寺(奈良市中町)のバラ園で、05年5月撮影(フランスで作出された「チャールストン」という種類)。
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奈良に「ランドオペレーター」を!

2007年07月17日 | 観光にまつわるエトセトラ
「ランドオペレーター」という言葉を初めて耳にしたのは、NHK(奈良UHF)の番組だった。

「本音で語ろう!奈良 観光のこれから」という約70分の討論番組(07.3.23放送)で、(株)奈良ロイヤルホテル社長の八坂豊氏が「奈良の観光振興のためには、ランドオペレーターが必要だ」と発言されていたのだ。

「ランドオペレーター」には「現地手配会社」という意味もあるが、広義には、地元と旅行社・旅行代理店(エージェント)の間に立って、国内他府県や海外に対し、地元の観光素材を提供したりツアーや観光コースを企画・提案したり、また来県客を(直接・間接に)サポートしたり、という役割を担う人(または組織)のことで、いわば観光プランナー、旅行プロデューサーである。
※参考:外国旅行社誘致を(沖縄タイムス)
http://www.okinawatimes.co.jp/eco/20070215_1.html

だからランドオペレーターは、国内外のエージェントとの密接なパイプを持たねばならず、またプロのランドオペレーターを核とした(産官学民共同の)地元における支援ネットワーク作りも必要だ。

ランドオペレーターは、県下市町村がバラバラに行っている各観光地のPRを束ねたり、ホテル・旅館や交通手段と各観光地を結びつけてプランニングし、それをエージェントに提案する(いわばエージェントへの「卸売り」)。

奈良の観光情報は、国内の旅行雑誌に取り上げられることも少ないし、ましてや海外にはほとんど情報発信されていない。

しかし地元は宿泊観光客を増やそうと躍起になっているし、政府(国土交通省)はビジット・ジャパン・キャンペーンを張って海外からの旅行者を取り込もうと動いている。JR東海は、関東地区で「都のかほり」というテレビ番組(月~金のゴールデンタイム・4分間)や「うましうるわし奈良」のCMを放映してくれている。
※JR東海提供「都のかほり」(テレビ朝日)
http://www.tv-asahi.co.jp/miyako/

現在奈良には、奈良県観光連盟、奈良市観光協会、奈良コンベンションビューローと、観光関連の団体が3つ(奈良商工会議所を加えると4つ)もあるが、連携して(または切磋琢磨して)うまく機能しているとは言い難い。奈良県(観光交流局)、奈良市(観光課)、南都銀行(観光企画室)も同様だ。

幅広い知識や情報を持ち、強力な人脈とリーダーシップを兼ね備えた「奈良ランドオペレーター」が、日本中・世界中から観光客を呼び込むというグローバルな仕掛けづくりを望みたい。
※写真は薬師寺東塔(06.7.16撮影)
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「コーチング」とは

2007年07月16日 | 日々是雑感
「コーチング」とは何か、ご存じだろうか。実は私も知らなかったのであるが、金曜日(7/13)の夜、知人のOさん夫妻が主催するセミナーで教わってきた。

簡単に言うと、一方的に教え込む(自分の経験や知識を相手に伝える)「ティーチング」とは違い、「コーチング」は対話を重視し、相手の自発的な行動を促すコミュニケーションの技術なのである。

この日は、株式会社コーチ・トゥエンティワンの近藤コーチ(国際コーチ連盟認定マスターコーチ)が、実演をまじえながら丁寧に教えて下さった。2時間足らずの時間内であり、ほんの初級編のそのまたイントロ部分に過ぎないのだろうが、コーチングの基本的な考え方がよく分かった。
※コーチ・トゥエンティワンのホームページ
http://www.coach.co.jp/

写真でコーチが持っているのはボール(新体操で使う柔らかいもの)だ。まずこれでコーチと参加者の1人がキャッチボールしながら、対話の方法(タイミング、心構え)を学ぶ。「コミュニケーションはキャッチボール」というわけだ。

次は実践編だ。参加者(約30名)が、(できるだけ初対面の人と)ペアを組み、交代で対話をする。話し手は最近熱中していることなどを話し、聞き手は自分の持っている全スキルを駆使して、うまく聞き出すよう努める。

うなずいたり相づちを打つだけでなく、軽く質問したり感想を挟んだりと、聞き手はとても忙しい。対話の後で、話し手は「聞き手のどこが良かったか」を説明するのである。私も、自分のどういう声かけが効果的だったのか、よく分かった。

近藤コーチの説明も具体的でメリハリがあり、「さすがコーチングのプロ」と思わせる鮮やかなものだった。空腹と睡魔に襲われる仕事帰りの夜なのに、皆、身を乗り出して聞き入っていた。

コーチングの3原則は、双方向性(interactive)、継続性(on going)、オーダーメイド(tailor-made)だそうだが、確かに、思い込みを解きほぐしながら相手を支援するというこの技術は、仕事の現場でも大いに活用できそうだ。

なおOさんご夫妻(奥さんはコーチングの有資格者)は、これからも年1回のペースで、テーマを変えながら同様のセミナーなどを開催されるそうだ。ぜひ私も引き続き参加させていただきたい。
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