めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

豆腐を美味しく♪胃を元気に!

2007-05-23 | 薬膳&食療(その他)
暑い日は冷奴が食べたくなる人が多いと思います。

キーンと冷えたのが食べたくなるでしょうけど、体にとっては良くありません。

ですから私は一度温めてから常温程度に冷まして食べるようにしています。

食事の支度をし始める時にまず始めに豆腐の封を開け水を捨て、そのまま置いておくとだんだん水が出てきます

その水のニオイをかいで見るとあまり良いニオイではありませんパックのニオイがついているのかな~?

そういえば以前、「買ってきた豆腐をパックから出して美味しい水を入れた器に入れておくと美味しくなる」と聞いたことがあります。

豆腐の味は水の味にも大きく左右されるのですね。(そういえば中国の豆腐は調味料必須でした


水が出ると大豆の味も凝縮されて味わいが濃くなります。

「水切り+加熱」で十分水が出た豆腐を常温まで冷ましてから好みの薬味で食べるのですが、水切りをしっかりするとオリーブオイルを合わせても水っぽくならずに美味しく食べれるような気がします

この時期オススメのメニューにも「キノコと豆腐の蒸し物」があります。

豆腐は消化に良い食材とされているからといって、「夏になると冷え冷えの冷奴を毎食食べるからヘルシー」なんて思っている人は要注意

冷たい物は脾胃への負担が大

胃が食物を消化するのは胃気(陽に属する)の働きです。陽気は冷たい物が苦手なので、冷たい物を食べ過ぎると陽気を損傷し、消化機能が低下する事になってしまうのです。

そして脂っこいものやコッテリしたものは性質が濃く重いので、気の流れを妨げて気滞(気の停滞)を引き起こし、消化して下へ送り出す機能が停滞します。

だから消化しにくくいつまでも胃がもたれるような感じがするのです。

また湿もたまりやすいので脾を傷める事にもなります。


消化吸収されにくい大豆を消化しやすく加工した豆腐ですから、美味しく食べて体が元気になるように食べ方を工夫したいものです










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする