めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

夏だ!

2007-05-04 | 二十四節気
紫外線が気になるくらい日差しが強くなってきました。

夏です! 明日5月5日は二四節気の「立夏」と言い季節は春から夏へ。

「夏」にはもともと「大」と言う意味があるそうで、動植物はこの時期にどんどん成長して大きくなります。

夏の飲食で気をつける事は、、、

①蛋白質とビタミンの摂取を十分に
②ミネラルと水分の補給をしっかりと
③あっさりした食事を中心に
④冷たい飲み物は適度に(度をわきまえる)
⑤衛生管理に気をつける

となっています。ま、夏になるとよく言われることですよね。

そして、夏にお勧めの食材は

小麦、大麦、粟、緑豆、大豆、鯉、豚レバー、豚肉、くらげ、ホウレン草、苦瓜、セロリ、南瓜、じゃが芋、インゲン、胡瓜、トマト、杏、イチゴ、西瓜、、、

昔から日本でも夏におなじみの食材が多いですね。大麦なんかは押し麦として加工して売ってあり、夏には麦ご飯をよく見かけます。

大麦は蛋白質やカルシウム、リン、鉄等を含み栄養価が高いようです。
中医学的分析によると、涼性で味は甘、健脾作用があり、熱を除き渇きを止め、消化を助ける働きがあるので夏にお勧めの食材となっています。


立夏といってもまだ夏は始まったばかり。日が陰って風が吹くとまだ少しヒンヤリすることもあります。

ですから、冷たい物や生ものを早くから食べ過ぎて脾胃の陽気を損なわないように注意しましょう。

立夏にお勧めのメニューは、鶏の唐揚げ、インゲンと豚肉の炒め物、もやしの三色炒め、山芋と豚マメ(腎臓)の炒め煮、珍珠三鮮湯、はと麦と冬瓜のスープ、甘蔗粥、白木耳のジャスミンシロップ、西瓜とトマトのジュース等です。

 
珍珠三鮮湯(「湯」は中国語でスープを指す)が彩り綺麗で美味しそうなので作ってみようかと思っています かなりアレンジが加わると思いますけどね



昨日は大黒柱が渓流釣りに出かけると言うので、一緒に連れて行ってもらいました。朝5時頃家を出たので1日がとても長かったです。

私は釣りはしないのですが、大黒柱の好む釣り場は大自然に囲まれた渓流なのでよくお供します。

水の流れる音を聞き森林浴をしながら本を読んで過ごすのですが、たまに大物がかかると助っ人として呼ばれます。

昨日は2度出番があったらしいのですが1度目は私が上流の方へ散策へ出かけている最中で、一人で取り込んだけど針をはずそうとした時に逃げられたそうです。

お魚さんゴメンナサイ

2度目は待機していたのでバッチリすくいました

我が家は基本的にキャッチ&リリース派(針の「かえし」はつぶしてあるので簡単にスルッとはずれます)で、針が深く入りすぎて魚にダメージを与えた場合と、狙った獲物(ヤマメや岩魚、大物等)は持ち帰り美味しくいただきます。


家に着いてから早速晩のおかずに塩焼きに

姫にも小型のニジマスを素焼きにして尾頭付きであげました。熱々の間は近づけずに距離をとり、ボクサーのように一瞬まわり込んで猫パンチをするので可笑しい&可愛いくて私たちは大笑い

あっという間に頭も尻尾もキレイに食べてしまい、残ったのは背骨の一部だけ。

大満足の様子でしたが、しばらくすると私が食べるのをすぐ傍でじーっと眺めて、魚を口に入れるのを目で追うのでプレッシャーが

たまらなくなってフクロウの様に首をかしげたり、何とかこらえている様子がまたカワイイ

「欲しくなるから見ないほうがいいよ」って言うんですけどね 言葉を理解してくれるといいのにな~







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ケーキを探して

2007-05-04 | 中国的
中国に留学していた頃

乳製品とケーキが大好きな私は、日本と同じモノが手に入らずとても辛い(←大げさ?)毎日を送っていました。

中国にもケーキは売っています。 誕生日用にも巨大&原色使いなデコレーションケーキが置いてあるし、ロールケーキなんかはチェーンのベーカリーにもあります。

一度お誕生日のお祝いの席に招待され、巨大なデコレーションケーキをご馳走になる機会があったのですが、本物のナイロンスポンジ?と思うくらい丈夫な極甘スポンジ生地に、乳製品らしい香りがマッタク無くショートニング?と思うくらい味の無いホイップクリームで、食べるのが辛かったです

果物は豊富にあったので、日本から持ち込んだゼラチンやキナコ等を使い簡単なデザートを作り自分なりに気分を盛り上げていたのですが

ケーキは目でも楽しめるし職人さんが作っている様子を観察するのも好きな私は、ケーキ売り場を観察しては楽しんでいました。

何を楽しむって? やはりその発想&センスの違いでしょう。

カラフルな原色のデコレーションだけでなく、西瓜の薄切りやオレンジの輪切りが貼り付けてあったりする事は極普通。

ロールケーキの表面にフライドオニオンや葱がトッピングしてあったり

肉デンブ(お魚のデンブの肉版で、フワフワの肉加工品)が周りを覆っていたり

最近日本でも塩を使ったケーキやチョコレートが流行っていますが、それとはマッタク別物です。

私は葱類が苦手なのとサイズが巨大だったので買わなかったのですが、どんな人が買うのかな?と思い、見かけるとチェックしていたのですが、一度おばあさんが購入するのを見ただけ

でもいつ行ってもありました。需要はあるようです。


「中国の洋菓子文化が遅れている」のではなく、好みが異なるのでしょうかね?


日本にある外国モノも、日本人に合うようにアレンジされていたりする事も多いと思いますが、最近は本場と同じ質を追求した商品も多く、日本にいながら本場の味を十分楽しめるようになってきています。

でも「やはりアレンジしてある方が好みに合っている」と言う事が少なくないのは私だけではないようです。

食って文化ですね~

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする