鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

身の回りの生き物のこと ⑥シマドジョウ

2012年07月23日 13時14分25秒 | 身の回りの生き物のこと

三重県の雲出川で捕ってきたのが画像のシマドジョウ。出世した友人の里山リゾート・ハウスで少人数の同窓会が催され、泊りがけで呑み、食らい、語り、遊んできた。そして、目も前にある川で童心にかえって、かえったつもりで、かえった振りをして雑魚や川エビなどを網ですくい、持ち帰った。

こどもの頃、私にとってドジョウなんて捕るほどのものではなかった。田舎の実家ではドジョウを食う習慣がなかったし、ドジョウ捕りは面白みがないからだ。ドジョウは動きがのろい。強い警戒心がなくて、動くのもわずかな距離で、すぐ静止する。稲刈りが済んで水を抜いた田んぼをスコップで掘れば、いくらでもドジョウなんて捕れた。

ドジョウ汁をする家もあったし、豆腐のなかにもぐりこんで湯の熱さから逃れようとするんだという話も聞いたことがある。こどもがドジョウを田んぼで捕り、それを母親が調理するというのは普通だったようだが、なぜかウチはそれをしなかった。たぶん母親が生きたドジョウの調理を嫌がったからだろう。

わたしがドジョウ料理を食べたのは一度きり。友人に有名なドジョウ料理屋に連れていってもらい、ドジョウフルコースを確か・・おごってもらった。『どぜう』という看板の有名店だった。無理して全部食べたが、もう食べなくていい。口に合わなかったのは、母親に食わしてもらわなかったからかも知れない。

横道にそれたが、このシマドジョウを故郷では見たことがない。普通のドジョウばかりで、これは元々居なかったか、農薬を使うようになってから居なくなったか、居ても私が遭遇しなかったからか。小さな網を使って雑魚を捕るのは早々と卒業して、釣りの方に向かったからか。

シマドジョウというのは検索して調べた。一匹200円程で売っているようだ。酸素不足にも強く、飼いやすいそうだ。ウチの水槽でも、底の砂を口に含んではもぐもぐとやっている。底の砂や泥に含まれてる何かを食っている。ちょこっと動いて静止しては、こちらを窺ったりしてなかなかにかわいい。

名前を付けたい。『総理大臣』なんてのは・・・どうもしっくりこない。『宍戸』か『オダギリ』ではどうか・・。『お嬢様』ではどうか。それとも『こんにちは』にしようか・・などと思いつつ、ちっとも決まらない。『プリーズ』なんてのはどうか・・とか。

コメント (4)
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