土手を散歩中に黒い婦人用手袋が片方落ちているのを見つけた。河川管理の車はたまに通行するかも知れないけれど、自転車と歩行者とリードを付けた犬の道。踏まれることはなさそうでも放置するのは忍びないので、杭の上に載せた。
白いプードルかなんかを連れた貴婦人が、はめていそうな手袋ではないか。高価かどうかは、そういう目がないので解らない。きゃしゃで静脈の透けた真っ白い手を包んでいただろうになどと妄想する。おそらくうっかりおっとり系の高貴な婦人なんでありましょう。名所でもなんでもない土手を貴婦人が歩く・・ことはなさそうだな。
これが1本375mlのアルコール分12.5%で1200円余り。11月20日に飲んだ。飲みやすいので、すいすいぐいぐいと呑んでしまい、その夜のうちになくなった。ラベルが華やかだ。
解禁のその日にきゃぴきゃぴとブログに書くのは性に合わないのでやらなかった。前もって期待感と予定を書いたりするのは出まかせになるので控えたい、と言うより解禁日など知らなかった。こうして書くに当たって、毎年11月の第3木曜日が発売日なのだとようやく頭に入った。
いつ頃までヌーボーなのだろう。時期が過ぎたら安売り投げ売りされるのか・・。だとしたら、安くなってから買って『ボジョレー・ヌーボー呑みました』という顔をしたら良いかもな・・と。
山科川左岸河口の0.0km地点と、すぐ隣にあった2級基準点と、そのまた近くにあった宇治川河口から46km地点の標。0.0kmの標の左上にあるのは動物の糞。未消化の柿の種が混ざっている。
タヌキは溜めグソで同じところにたくさんしてあるものだし、もっと太いということを実際に山で見たので知っている。おそらくこれはアライグマのモノ(この近辺に生息していると聞いたことがある)。この種が雨に打たれたり風にあおられるなどして土の上に着地し芽吹いて八年後に結実したら柿の繁栄戦略は成功となる。
これは野草だろうか。茎の元の方が左に写っているが、蘭系統の葉っぱではない。シランのつぼみに似ているので、そのように検索したけれど判らなかった。
つぼみは赤紫で、赤い花が咲くと見せて、淡いピンクの花びらが開き始め、咲ききると真っ白になってしまうという咲き方のようだ。まっすぐ立っていてもこんなバランスの悪そうな咲き方をするのだろうか? これは一本しかなかった。気づかなかっただけかも知れないけれど、孤高の花らしげな風情。
この花を撮ってから三日(?)後にもう一度この土手を散歩したけれど、見つけられなかった。土手に上がってすぐにこの花のことを思い出し、再確認したいとキョロキョロしながら歩いて探したのに見つけられなかったということは、摘まれてしまったのだと思われる。どこかの家かオフィスかで花瓶に生けられているだろう。やはり野に置け・・と思わなかったヒトが恨めしくも哀れ。
金魚草に似ているので、そんな検索をしたら、たぶんこれだろうという花の画像にヒットした。リナリアの一種だと思われる。リナリア何とかの筈だけれど、これという決定打にたどりついていない。
濃い黄色の尻のように見える部分と淡い黄色のウサギの耳のような部分の接線を押し広げると花芯へと行ける仕組み。花虻なんかがもぐり込んで蜜を吸い、そのとき他所の花から花粉をもたらしたり、他所に持ち去ったりするのだろう。花開く前のつぼみは口をつぐんだ仙人みたいだ。
これは歩道のアスファルト。左は植栽空間に生えた雑草でそれを越えると車道がある。右の金網越しに見えるのは擁壁の下の側道。擁壁の高さは、この地点で3mくらいある。この歩道には、ずっとミミズ腫れのような亀裂が入っている。
擁壁は確実に2cm以上傾いているだろう。亀裂はいつ出来たのだろう。阪神淡路大震災の時のものか。いつの間にか走ったなら、もっと怖い。一様に砂が入っているように見える。鍵などを落として亀裂深くもぐり込んでも困るので、道路管理の役所が砂を入れたのかもしれない。
亀裂という文字を見て、なぜ亀の裂なのだろうと思う。亀甲紋は、亀の成長に伴う甲羅の裂け目なのか? それにしても歩く方向に亀裂が走っていると、またいで歩いている内に、いきなり広がったらと考える。おちおち歩けなくて草側をそそくさと早足に歩く人が多いのではないかと推測する。
iphone5はマクロ撮影がむずかしい。黄色い四角が画面に浮かんできて、焦点が合ったかと思えば、すぐにボケたりしてなかなかピントのあった画像を撮れない。むやみやたらに撮りまくるしかない。10数枚パシャパシャやって、上の2枚だけがほぼまとも。
シジミ蝶はほんのわずかな模様の違いで名前が違うようで、これはたぶんヤマトシジミ。捕まえて羽の表をよく見て照らし合わせたら同定はできるだろうけれど、撮ってウチに帰って検索だからイマイチ。
このアザミはわざわざ植えているところは見たことがない。雑草野草にしては花の自己主張度数は相当なものだ。子どもの頃は、この花の下のガクをつまんで面白がった。単にネバネバしているだけのことだけれど、締まった弾力とネバネバが何となく嬉しいのでありました。
止まっているチョウに迫るのはむずかしいのに、この蝶は触れるくらいまで接近しても飛ばなかった。そうなると前に回ったり下から覗き上げたりして激写したいところだけれど、『足るを知る』年代になったというべきか、こんな小さな事でも事なかれ主義になってしまったというべきか、何しろ蝶の心を乱さないようにして立ち去った。
チョウやトンボを追い回す少年期を過ごしたのに、これの名前を知らなかった。タテハ蝶の仲間だろうし、こういう模様を豹紋というのは知っていたので、検索は楽だった。ツマグロヒョウモンの♀だと思われるのに、この個体は胴体に対して羽がずいぶん小ぶりだ。
そういうことで、飛ぶのが苦手な蝶だったのか? 蝶の世界はフェロモンを出す♀が♂をおびき寄せる絶対的♀有利の世界だろうから、何ほどの苦もなく子孫を残すことはできるだろう。もしかしたらセイタカアワダチソウに止まって蜜を吸っていたのではなく、卵を産みつけてる最中で飛び去るどころではなかったのか。
花はタンポポそっくりで可憐だ。種が飛ばされる前の綿毛は、竹製耳あか取りの頭に付いているポンポンそっくりで、耳に入れてみたくなる。花も綿毛も風情があって良いのに、咲き方配置がだらしない。立ち姿が投げやりで行き当たりばったりの狂い咲き。葉っぱが花を引き立てて遠慮勝ちだったならまだましだろうけれど、猛々しくてきたならしい。
野襤褸菊という名付けはなるほどと思う。気の毒な名前だ、などと書いてある文章も見るけれど、何がどうあれ何の関係もなく、ひたすら道端はじめ色んな所にはびこる逞しいヤツ。
北海道旅行中の友人がメールに添付して送ってくれた。丹頂鶴とマリモのシャレたデザインだ。実際にこれを見たら、ちょっと踏んでいくのがためらわれるかも。あかん踏んだらアカン。(画像提供:F.Rabbit氏)
干しぶどう用のブドウというのをもらったので、一夜干し用ネットの中に吊るしている。緑の実がだんだん乾いて茶色になってきた。一番しぼんだのをつまんで食べてみたら、なかなかいけるが干しぶどうとして売っているものほどの甘さはない。
陽に当てたら駄目なのか、当てるべきなのか、風通しだけが良い場所にすべきなのか、調べもしなかったのでベランダの半日陰のような場所に吊るして50日程経った。パンを手作りする趣味でもあったら、パン生地の中に入れたらよさそうだけれど、つまんで味見してるウチになくなってしまうかも。
先日テレビで、フデガキ(筆柿)を作っている農家のインタビュー場面を観た。筆の先に似ているからその名が付いたというフデガキに左の柿は似ている。フデガキは一本の木に甘いものと渋いものが生るのだそうだが、外見のわずかな違いで甘いか渋いか見分けるとか。渋いのを出荷してしまったら、おおごとでしょうね。
画像の左の柿はフデガキより少し大型。比較のために置いたビー玉は直径が1.5cm。これは6cmの直径で高さは7.5cmあり、私の生家の敷地にある木からもいできた。『ズッポガキ』と呼び慣わしているが、正式名はわからない。焼酎漬けなど、甘くする方法はいくつかあるけれど、田舎では廊下に並べておいて自然に熟柿になってから食べた。風呂上がりにコタツで熟柿を食べるのはサイコー。
右の柿は毎年この時季に頂くもらい物。直径は10cm以上ある。去年も画像を撮って出したような気がする。もらうまでこんな巨大な柿があるのを知らなかった。重さは470gもある。富有柿に似ているから、極端に間引きして大きく育てるのだろうか? 私の田舎のハッチン(八珍)という種無し渋柿に形は似ている。でも大きさが全然違うしこれは甘柿だ。調べてみると、タイシュウ(太秋)という種類のようだ。一つ食べてみておいしかったが、保存しておいて熟柿になってから食べたらもっと美味しいのではないかと思われる。悩むところだ。
ブログを見てくれている旧い友人が送ってくれた画像。競走馬が通る道だそうだ。決して走るわけではないだろうけれど、馬が通るときには人も車も通行止めになるそうだ。馬が驚いて暴走するのを防ぐためだろう。
競馬レース場と付帯設備が一体となる形をとれなかったからなのか? 中央競馬なら関西の場合、京都競馬場と阪神競馬場は巨大であり、訓練場は滋賀県の栗東(りっとう)に広大な施設(トレーニングセンター)があるので、競争馬専用運搬車両が名神高速道路を走ってるのを見ることはあっても、決して競走馬が公道を歩くことなどないだろう。
これを書いている本日(11/17)先ほどNHKのクローズアップ現代で、ギャンブル依存症は精神疾患であり、脳が変化してしまうということを言っていた。私も中央競馬会には、百万円は超えていないだろうけれど数十万程を投資したままだ。足を洗ったので返してもらう予定はない。でも当てた時の快感はいつまでも忘れられずに残っている。(画像提供:F.Rabbit氏)
色んな境界標があるけれど、この境界鋲は小さいのに物々しくて権威を感じさせる。直径5cm程か。いやいやこういうのは見た目デザインもさることながら、きっちり5cmなら5cmなのかも知れない。
土地を分けるのを分筆というけれど、分筆のために一本線引きするのに30万円掛かると言われたことがある。8カ所の角がある土地を正確に2分割するなら、9カ所か10カ所の境界標を土地家屋調査士に打ってもらう必要があるのだろうか。
GPSの精度が上がったら、土地家屋調査士はだんだんと仕事がなくなったり、必要なくなるのではないか? じつは私は田舎のどこの場所かもわからない山の中に小さく小分けされた土地を何カ所か受け継いでいる。値打ちはないから、税金もほとんどかからない。でもそれがどこか知りたいと思っている。
歳も歳だし、頭も頭だし、そんな暇もないから、国家試験に挑戦なんてできない。土地の公図というのを1枚当たり400円払って法務局でとっても、土地の角角の点に緯度経度など書かれていない。私のスマートフォンには緯度経度が出る。誰でも境界の杭を打てる時代はくるのか。土地家屋調査士会の死活問題だろうけれど、そうなって欲しい。
屋根無しガレージのコンクリート隙間に咲いた花。ウチのコンクリート隙間にはタンポポの花に似たブタナが咲いたり、ノイバラが咲いたりする。この花ならいくら咲いても邪魔にならない。
野草ではないのだろうと思いつつ、名も知らぬままだったけれど、検索してみて、ようやくヒメツルソバという名だと判った。花が可愛いから憎からず思っていたのに、どうも外来のやっかいものらしい。ヨーロッパでは日本のイタドリが外来のやっかいものだそうだ。
下の画像は先月群馬県で撮ったソバ畑。花の時季のソバは見た事があるけれど、実をつけた状態は初めて見た。