山椒の実を糠床に入れたら良いと聞いて、ネットで調べてみたら、晩春に作った醤油漬けの要領とだいたい同じだった。
茹でたのを冷まして氷で締めてから水気を取って、ひとつかみ入れてかき混ぜるというだけ。
山椒の実は売っているものらしいけれど、とりあえずわが家のがどうなっているか確かめる。
あまり踏み込まない用無しの一角にあり、草刈りもしてないので薮漕ぎして進入する。
実が落ちてはいなかったが、黄色っぽくなっているのが多く、赤くなっているのもあり、種が露出しているのもあった。
身近にありながら、山椒がこのようになっていくというのも認識していなかったし、花も観たことがない。
雌雄異株なので、うちのは雌木ということになり、赤く熟した実の殻を粉に挽いたのが粉山椒なんだとか。
それなら、黄色であろうが赤であろうが、山椒は山椒のままピリリと辛い筈と、しごき採る。
花山椒というのは雄木の花なのだそうで、うちの雌木に花粉を提供してくれる木はどこにあるのだろう。
知る限り、うちの敷地内にはないので、どこぞのお宅に、お世話になっています。