鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

盲亀カメリアの近況(その26)  冬眠用間仕切り付水槽を製作

2010年10月31日 12時59分28秒 | 盲亀カメリアの近況

ようやく水槽を新造した。不要になった材料ばかりを使って手造りしたので制作費はゼロ。納品する商品ではないので見栄えを気にしないのと、クレーム予想の緊張がないので仕事はかなり粗い。もしこれを商品として請けたら、10万円位にはなるだろうか。

いくつかのHPやブログを参考にしつつ勝手な思い込みと置き場所なんかを考えて、サイズは86cm×26cmで深さが36cmだ。水を満杯にしたら80リットル入る。ガラスは8mmと5mmを使った。傾斜板と島の黒は防水用のり付きシートだ。水をはじくしザラザラなので歩きやすかろうと使った。
台座はアルミサッシのガラス溝のある部材を四角に組んだ。シリコンコーキングでガラスを組み、上の短2方にはアルミの厚板バー材を曲げてばらけ防止にした。長2方は物を当てた時の縁欠けを防ぐためにコの字アルミ部材を乗せた。

右の部屋に枯れ葉を一杯に入れてやるつもり。先日拾ってきたクヌギの落ち葉をバケツに入れて水に漬けこみアク抜き中。底と奥にはガラスじゃあんまり冷たかろうとレジャーシートを使った。真ん中の部屋は、カメ島の足もガラスで組んだためにできてしまった。上を丸くした出入り口にして竜宮城もどきにしてみた。左の部屋は竜宮城と通じている広い部屋。これは石など敷き詰めて普通に居住空間となる。

水を張ってみたら間仕切りのシリコン打ちがあまくて全室の水位が一定になる。それはそれでいいだろう、外に水は漏れないのだから・・・。カメリアを左の部屋に入れてみた。しばらく底を動いてから竜宮城に入ったが、そこから抜け出せないでくるくる回るばかり。カメ島から3センチほど低い水位にしているので溺れることはないだろうが、やはり竜宮城は罠だ。

なかなか出られそうもないので竜宮城から強制退去させてカメ島に上げてみた。一挙手一投足亀頭伸縮のたび長考に入るので観察も根気がいる。まだ枯れ葉を入れてない冬眠室に降りた。ぐるぐる回るが、どうしてもカメ島への坂道を見出せない。そこらへんは強制しても意味がないので放っておくしかない。そのうち自分で見つけるだろう。只今は半浮き状態の45°体勢で長考に入っている。

   (カメリアが来てから337日目)

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花鳥園で遊ぶ

2010年10月25日 12時54分21秒 | 随筆或いはエッセイ
団体旅行で花鳥園というところに行ってきた。色とりどりの花が高い天井からホール全体に垂れ下がって花の大瀑布という感じ。大柄のベゴニアが何十種類となく長いひな壇にかざってあり見事だ。南国性の睡蓮が一杯に咲いている広い池もあり、魚もたくさんいて入園者の与える100円で売られている餌に群がっていた。違うプールには色んな水鳥もいたり、人馴れさせためずらしい鳥も沢山いたりして気もそぞろになる。

画像はオニオオハシ。100円で餌を買い腕を伸ばすとすぐ飛んできてとまる。餌は瓜のような果実のスライスだ。このくちばしは重いだろうと思われたが、近くで観察すると薄いプラスチックのようなつくりで軽いようだ。くちばしの黄色いやつとはいえ、これだけくちばしが大きいと迫力がある。愛嬌のある目をしてるので恐いとまでは感じなかったが、このくちばしで攻撃されたらどんなだろう・・・耳なんかちょいともがれそうじゃないか。そんなことはあり得ないから、餌を売っているのだろうけれど。

けんかをしないように工夫された分け方で温室が仕切られ、あるいは棟違いになっている。これは極楽だなと想った。花と鳥と魚とがいる広い温室は、じっくりと楽しみたいのに1時間半ではあんまりだ。いつか開園から閉園までしっかり極楽を遊ぼうと決意したのであった。地獄に落ちるかも知れない日もあまり遠くないのかも知れないと思わないでもないような気もしたりしなかったりするのだからして。

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盲亀カメリアの近況(その25)  亀小屋を製作

2010年10月24日 18時56分35秒 | 盲亀カメリアの近況

カメリアはもう全く食餌をしなくなった。一年近く飼っている内に、教えてもらったりネットで調べたりして、カメの生理もすこし理解した。飼い始めたころは何と無知であったことか。無知というのは恥ずかしいものだなと今更ながら思ったり、でも聞かぬは一生の恥でもあることだし、何はともあれ知らないことは恥ずかしがらずに聞くしかないなと思ったり・・・。

そう、食餌をしなくなったけれどあわてなくてもいいのだと判った。亀は絶食して消化器の中を空にしてから冬眠するのだとか。昨年に川から連れてきた当初は餌をどうしたら喰わせられるのかだけを心配していたけれど、玄関内の水槽で半冬眠のような感じで冬を過ごし、春もやりすごして、かなり暖かくなってからいきなり食餌をし始めたのだった。

玄関の外に置いたトロ舟の中の水も冷たくなってきて、何だか可哀想な気がして夜は必ず玄関の中に放しているし、天気の良くない日は昼もそのままにしている。靴の上がお気に入りだがタイルの上で所かまわず手足をしどけなく伸ばしてじっとしていることも多いので、それならと小屋を作ってみた。始めに二度ほど入れてやったが、もう好きにさせている。画像は自分で入った時のもので、近頃はけっこう入っている時間も長くなった。

水は植木鉢皿の中に入れておく。ときどき腰湯の感じで入ってじっとしているのは水からの皮膚呼吸も必要だからか? トロ舟に入れてやると、食餌もしないのに必ずウンコをする。最近は水に溶けない固いヤツを一個する。水に入ると便意をもよおすのだろうか、すっかり出し切ってしまうのももうすぐだろう。トロ舟内では、やはり水温が冷たいからか石の上で甲羅干しをよくするようになった。

ネットによればカメの冬眠は危険なので、できればヒーターを使って冬眠させない方がよいそうだ。私にはそういうことはできない。なぜできないかと言われれば、成り行きで何となく飼うことになったカメにそこまではできないと私の何かが囁くのである。

カメは氷点下になったら死んでしまうそうだから、玄関内の水槽に入れて冬眠させるしかない。飼い始めた頃の水槽は、メダカとサワガニを入れてしまっているので、新たにカメリア冬眠用の水槽を作らなければならない。材料は揃っているので、今度は細長くて大き目の水槽で間仕切りがあるのを作り、半分は水と亀島あとの半分は水に落ち葉をヒタヒタに入れて冬眠環境を作ろうと思う。
   (カメリアが来てから330日目)

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サワガニの・・

2010年10月15日 20時46分46秒 | 随筆或いはエッセイ

ひと月程前に知人と三人でメダカを獲りに行った。私が案内役で行ったのはいいけれど、いなかったら・・・と心配だったが沢山獲れた。ついでに場所を変えサワガニ獲りもした。こちらもすぐに獲れた。食うのが最終目的ならどちらも好きなだけ獲ったらいいのだが、飼うつもりなので三人で分けるだけの数。それでも二人が取った残りを引き受けたら、メダカ100匹あまりにサワガニ20匹あまりになった。その時獲った覚えのないチビガニがいて、これは子供を抱いたメスがいるのではないかと知人が言っていた。

カニって卵を産むんじゃなかったかな?と、山から下りてきて海で産卵する映像を観たのを思いだしたりしていたのだが、ネットで調べてみて驚いた。実は調べる前に初めての光景を見たのだ。ウチで引き取ったサワガニの中に、変に背伸びというか、何かお漏らししてしまったような歩きかたのヤツがいたので、つかんで腹を見て驚いた。フンドシが半開きになっていて、稚ガニがびっしりと張り付いていたのだ。これではぺたりと平べったく横歩きなんてできないわけだ。

サワガニは特殊で、比較的大きい卵を小数産んでそれをふんどしの中で抱いて孵るまで守るのだそうだ。孵ってからもしばらくは稚ガニが母ガニにくっ付いていることになるのだ。初めて見た時よりも稚ガニは倍ほどの大きさになった。いつも一匹しか見当たらない。同じ一匹なのか、沢山生き残っているのにいつも一匹しか表にでていないのかは分からない。小粒の石もたくさん水槽の中にいれてるが、オトナのカニにほとんど喰われたのかも知れない。なにせ、脱皮したてのオトナも獲った中にいたのだが、すぐに他のヤツに喰われてしまったのだから・・・。

そうこうしている内にひと月余りが過ぎて、水槽の中も一定の秩序ができていた今日この頃だったのだが、本日新たなシーンが出現したのであった。サワガニが交尾をするなんて思ってもいなかった。しかも対面して、互いにフンドシを下ろして・・・。何とか母ガニの使命をまっとうさせてやりたいものだ。ネットで調べたけれど、どうもウチでは難しそうだ。何だか可愛そうで可哀想だ。

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駆除した熊を埋めるなんて何とmottainai

2010年10月14日 20時02分51秒 | 勝手に応援
10月13日(昨日)の夕刊は、チリでの鉱山落盤事故救出記事が大きく載っている下に、福井県勝山市のデイケア施設で女性看護師を襲った熊の画像があった。月の輪も見事な大の字射殺死体だ。そして今日の夕刊にも、チリの救出された33人それぞれの画像が載っている横に、また熊の記事があった。山形で二人の男性がケガを負わされたが、その熊も射殺されたとある。

勝山の方は、熊の死体を山に埋める予定だと書いてあった。何というもったいないことをするのだろう。自治体の最近の標語に『捨てたらゴミ、分けたら資源』などとあるではないか。害獣駆除をしたら、その処分を手軽に安くすまそうという発想は貧しすぎるのではないか。毛皮も立派なものが取れるし、熊の胆も取れるし、肉だって珍重されるし、熊の掌は中華料理の高級食材ではないか。それをむざむざ埋めてしまうなんて、中国人にバカにされても仕方がない。

駆除は出来たがさてどうしよう・・ではなくて、もう熊が出たという時点でそれぞれの専門分野の業者に連絡を取って資源にする算段をしたらいいのだ。ネットオークションに出すという手だってあるのだし、すべてをガラス張りにして、臨時収入も増やすべきだろうに、なぜ自治体は賢く動けないのだろう。最近鹿の害が増えているという。それだったら鹿肉がスーパーに出回る・・・そんな融通の利いた働きを期待するんである。私の住む宇治は、鹿ぞ住む地だから地産地消の鹿肉が出回らないかなぁと期待している。

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無謬性どころか古典的調書作成手法の破綻(その8)

2010年10月10日 15時16分21秒 | 個人的主張など
小沢一郎氏への検察審議決

すぐに思ったのは、西部劇映画の吊るし、映画「12人の怒れる男」、紅衛兵による自己批判文を首に掛けられての引き回し、ポルポト政権時代の子供を使った密告と粛清だ。たとえ限りなくグレーの部分や真っ黒な所があったにしても、細心の神経を使って政治生命を維持してきた人間が裁判で有罪になるような隙をみせる筈がない。あの検察が圧力でも政治的配慮でもなく、公判を維持できないとした判断をひっくり返して有罪判決が出されるようなことがあったら、それこそ日本は闇だ。それでも誰がどのように誘導されたか起訴議決をしたのだという。人の命に絡んだ事件でもなく、金額は大きいけれど何がそんなに悪いのかはっきりとしない事件だ。はじめから結論ありきの思い込みと決め付けによる判断だとしか思えない。判断材料は、スキキライでしかないような気がする。検察への不信もあるとしたら、検察にもっと強権を持たせて暴走させることを助長しかねない愚を犯しているように感じる。

尖閣諸島のこと

きょうのある討論番組で自民党代議士が『外交というのは結局、軍事力をバックにするもので、日本は日米同盟を持ち出すしかない』というようなことを言っていた。野党になったから本音を言いたい放題といったところなのだろう。よくもそれで政治家などと言えるものだ。まだ軍事力で今の世に屹立する夢を描いているのだろう。領土国境問題はいつでもどこでもエゴ丸出しの子供じみたケンカだ。おまえのかあちゃんで~べ~そと言ったり、ちょっとこずいたり、関係ないことを持ち出したり、仕返ししたりだ。今回の件で誰が得をしたのだろう。貧富の格差が広がるなどの急激な経済発展による不満を外に向けるガス抜きが少しだけできたかも知れない中国政治か。あるいはアジアの国同士が変に仲良くされたら困るアメリカの軍産複合体か。それとも軍事を基本にしてしか世界を見られない日本の軍事愛好家の一団(与野党にも評論家にも放送局や新聞社にもゴマンといる軍事オタク)か。損をしたのは小学生を動員したりして反日行動のマスゲームをした中国共産党指導部か。

ノーベル平和賞のこともついでに

あの佐藤栄作氏に平和賞を贈ったことを大きな間違いだったと反省をしたという、ノルウェーのノーベル賞委員会が昨年のオバマ大統領への決定との兼ね合いも含んでの政治的判断をしたようだ。なかなかにオツなことをするものだと思う。過去の過ちを払拭してあまりある快挙かもしれない。世界で中国人の占める割合が何割だったか圧倒的多数のはずだ。ようやく世界二位の経済大国になった中国で初のノーベル賞受賞者だという。先日ある番組で在日韓国人の大学教授がこれから韓国はばんばんノーベル賞受賞者が出ると言っていたが、文化や科学の充実度をはかるスケールとしてノーベル賞が認識されているようだ。中国共産党が大人の態度を示して人権活動家の劉氏を釈放したら世界の目は変るだろうに又してもヘタを打ってるなと思う。第二、第三の天安門事件が起きないようにガス抜き操作ばかりしていたら今のインターネットの世界でどうなってしまうのだろう・・・中国よ。

FD改ざん前田検事の上司たち

【調書まだゼロ 可視化を要求】【前田検事が『データ書き換えは意図的だった』とした報告を『誤って書き換えた』とさせたのは最高検のストーリーだ】と10月10日朝日新聞。何と盗人たけだけしいと感じるが、調書はまだゼロだそうだから、被疑者としての正しい姿と言おうか、ブレのない態度を示しているようだ。前田検事が本当に本当のことをしゃべっているとすれば、やはり彼の時限爆弾は検察に向けてのものだったようだ。【取調べの全過程を録音・録画するよう・・・】可視化も弁護士が要求しているという。被疑者としての権利と態度はこうあるべきだと、二人の検事が示しているのだろう。接見禁止申請も地裁が認めなかったそうだ。異例なことだそうで、検事とて今までの被疑者の辛さを知ったらいいだろうと思う反面、地裁も検察の思うがままにはならないという独立性をやっと主張しはじめたのはいいことだ。皮肉なことに検事が被疑者になって始めて被疑者の基本的人権が斟酌されているのかも知れない。

あ・うんの呼吸ばかりであいまいな社会

小沢一郎氏のお金の問題は、うんとかあーとか言ったとか言わなかったとかの世界だ。言葉を交さなくても、よきにはからったみたいな感じを裁判所で裁けるはずがない。尖閣諸島のことでも、政府が介入を一切していないなどということがあろうか。政府がすべてにおいて介入する事件ではないか。挑発したのは誰の指示か。結局だれの手のひらの上で遊ばされたのか。すべては、わかってるね!良いようにという呼吸で事がおこり、誰にも責任がない仕組みだ、たぶん。ノーベル平和賞を昨年受賞したオバマ大統領は劉氏の釈放を要求し、【すべての男女、子供の基本的人権が尊重されなければならない】と強調したそうだ。その中国に大量の国債を買ってもらっているアメリカの大統領はどういう視線で何を想いながらこんなメッセージを投げかけているのか・・・あ・うんの辛さを感じたりしてるのかも知れない。検察の逮捕されている三人も、はっきり具体的に打ち合わせなくても、すべてがあ・うんの呼吸でやってきたのだろう。前田検事があ・うんから降りて、上司二人の裁判にも証人として暴露というのか、爆弾発言の新事実まで洗いざらい言ったらいいなぁと切に想う。

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無謬性どころか古典的調書作成手法の破綻(その7)

2010年10月03日 19時12分13秒 | 個人的主張など
小出しに出てくる日替わり供述は誰が発表またはリークしているのか!?

【「改ざんは過失」上司考案か「すべてまかせろ」「ミステークだよな」最高検調べ前田検事に指示」】これは本日朝日新聞のトップ見出しだ。近頃新聞を読むのが待ち遠しい。ところがこれらの小出し供述は、捜査関係者の話で分かったというものや、朝日新聞の取材に対しというものなどいろいろだ。どうしても微妙なニュアンスなどが伝わってこない。又聞きの又聞きが一人歩きしているようでじれったい。毎度おなじみのマスコミ向けの記者会見で出されるものなどどれほど信用できるというのだろう。これも検察内部で、今日はどこまでどのように発表するか、一字一句検討した上で、落としどころなんぞを考慮しながらやっているわけだろう。捜査とは操作なのだろうと思うと、新聞を待ち遠しがっている自分がアホらしい。

最高検が今回の特捜の犯罪を取り調べているそうだけれど、所詮は検察の体質が生んだ事件だ。ちょっと行き過ぎて目立った事件というくらいの扱いになってしまうのではないだろうか。この件では弁護士会から数人を派遣してもらい共同で取調べをするとか、完全可視化をして後日の公開を約束するなどの体制でも作らないと、結局密室のうやむやに終わりそうだ。前田検事を庇おうとした上司二人と前田検事は同じ体質なのだろうから、この二人の関わった過去の捜査も洗い直さなければならないのでないか? 警察国家という言葉があるけれど、村木氏に本当に恐いと思ったと言わしめた検察は行政権力でありながら、ほとんど司法権もあるかのようにふるまう存在だとわかったのだから、日本は検察国家なのだろう。何しろ沖縄の地検でさえ独自に外交を配慮しての発言をするくらいだから。

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