伊勢湾へと流れる雲出川沿いの道を走っていたら、奇岩がゴロゴロしている場所に沈下橋が架かっていた。
大水の時は水没して、水が引けば普通に元通りというシンプルでコンパクトで頑丈な橋。
洪水のダメージのたびに元以上の修理を重ねたからか、もうちょっとでダムになってしまいそうだ。
葉っぱをすっかり落としたカエデの枝に黄緑色鮮やかな繭が付いていた。
このウスタビガの繭は田舎でも見つけたことがあって、プラ容器に入れておいたが羽化することはなかった。
今回はどうしたら良いかと調べて見たら、ウスタビガは11月頃に羽化して、すぐに交尾して産卵するようだ。
卵で越冬して春に孵化するということなのに、この繭がまだ破れていないのはどうしたことか。
振るとガサガサ、音がするのでサナギはまだ中にあるのだが、寄生蜂によって羽化できなかったようだ。
容器に入れておけば、春には寄生蜂がでてきて、予想外の観察ができるかもしれない。
カエデ並木の中に紅葉を落としていない木が1本あった。
枯れ落ちる葉は、下からの新しい蕾がツンツン押し上げるから落ちる。
裸木は来春のためのエネルギーに満ちている。
まだ落葉していないということは、先々に萌え上がるエネルギーが少ないからか、オクテか、本当に枯れるのか。