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ウチの小さな庭でもセミの殻を見るようになった。毎年だいたい10匹ほど羽化していく。堅く踏みしめた地面にも、野菜を作っている畝にもポコンと直径2センチ弱の穴があく。朝早くまだ飛べないクマゼミとそいつの殻を見つけたので、なだめすかして撮ってみた。脱ぎたてのセミヌード。透けた布はトンボの羽にたとえられるけれど、クマゼミの羽だって、こうして観るとステンドグラスみたいでたいしたものだ。
並べてみて改めて理解するのだが、幼虫は吻が尖っている。前の肢2本は地中を掘るためギザギザの棘が付いていて、体はコロンとしている。殻を脱いだら吻は平たくなり、その分ひたい(?)が大きく広がって目と目が離れるようだ。小さく畳んだ羽が大きくのびて広がるのは、定点カメラの早や回し映像で観てみたいものだ。
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