『カリンとミカン』と片仮名で書くのと漢字で書くのとでは、印象がかなり違う。
この花梨の木は、府立運動公園の奥まった場所にある。
はにかんだ田舎のべっぴんさんという風情の花から出来たとは思いにくいゴツゴツした実をつける。
今年の実は大風にもまれたからか、傷だらけ。
葉っぱはほとんど落ちて、実も半分以上は地上に落ちている。
拾う人もいないようで腐り始めているのが多い。
年に1回か2回の植栽手入れの時に片付けられるのか、放置されるのか。
ましな姿のヤツを選んで持ち帰り、しばらく置いておくと表面に蜜が滲み出てくるのがある。
以前にも作ったのだけれど、腐らない実をスライスして蜂蜜漬けの咽喉薬を作るつもり。
極早生蜜柑は、和歌山のみやげ。
いつも、その時々の何種類ものミカンを斡旋してくれる人が秋になっても連絡をくれない。
愛媛県の親戚の蜜柑山所有者が今年初めに癌で亡くなってしまったのは聞いている。
今まで何年もお歳暮に利用して、よその友人に紹介までしていた。
その蜜柑山はどうなったのか、まことに惜しい気がする。
10年前ほどだったら、すべてを整理して私が移住することだって考えられないこともなかったのに、などと空想夢想だけは勝手。
数日前の風の強い日に道路に落ちていた薔薇。
コンクリート擁壁がある家並みの、高い庭に植えてある薔薇が首下で折れたもよう。
もらっていってもいいんじゃないの・・ということで持ち帰った。
久々に自然な良い香りを楽しんでいる。
檸檬は友人の斡旋でお願いしたデコポンの中にサービスで入っていたもの。
両方ともわざわざ買うことのない素材なので、なんだかウチが新鮮な雰囲気になっている。
南の島から、噂に聞いて画像では知っていたものの、直接見るのは初めての、もちろん食べたこともない果物が送られてきた。ブログネタとして画像を撮り、それから食べ方を検索して、フムフムなるほどと一番美味しい頃合いを見計らうという段取り。
自分から飛び込んで経験しようという気はなくても、他人の好意で未知のモノを食べさせてもらったり珍しいモノを見せてもらったりするのは、なかなかに有難いことだ。今後、アレを食べたことあるか見たことあるかと問われたとき、密かに鼻高々の気分を味わえるのだから。
果物屋に陳列される事はなさそうな果物を撮ってみました。
手前の二つのミカンは四国の親戚から送られてきた荷物に入っていました。
庭に生ったものか、タダでもらったものか・・・商品ではなさそう。
で、味は、この時季ですから美味しいミカンを欲しがるのがまちがいでしょ?
という感じでしたが、酸っぱい系は有難がって食べる方なので、普通に美味しく頂きました。
奥のリンゴは昨年秋に長野の親戚から送られてきました。
長持ちするというので、大事にしすぎてまだ残っているシワシワのリンゴです。
このリンゴは蜜が外に出るタイプで肌がベトベトしています。
蜜が酸素を取り込みにくくして長持ちしているのだと思われます・・・思いつきですから全くの見当違いかも。
このリンゴは売り物で買われたわけですが、放置されてシワシワになったとはいえサラダで美味しく食べています。
リンゴのこういう状態をボケると言うようですが、多少ボケ気味でも普通に頂いています。
こちとらだって、もうこのリンゴ状態に近いんですからして・・・
ブログを書こうと思って、リンゴを検索して思いがけずリンゴの保存法を知りました。
新聞紙でくるみ、ポリ袋に入れて冷蔵庫に保存。これがベストみたいです。
新聞はそれぞれの新聞社によって、微妙にそれぞれ寄りの味になりそうなので注意が必要・・なんてことはないでしょうが、水を吸う紙がいいのだとか・・・エチレンガスも吸うし低酸素状態が保てるし湿度も保てて鮮度を長持ちさせるようです。
リタイアして、貸し農園で作ったものを送ってくる親類からきたのがハヤトウリ。まだ食べていない。美味しいからと自信をもって呉れるのだろうけれど、それにしたってこの握りこぶしは威圧感がある。そんなにもかたくなに拒む理由は何だろう・・と想ってしまう。この青い粗野な感じが、そのままにしておくとどうなるのか知りたいところだ。ゆっくりとこぶしを開いて握りしめていたものを見せて欲しい。
となりは台所の隅にあった、芽が伸びてしまった紫のたまねぎ。一本茎が折れたので食べてみたら猛烈に辛かった。辛いと言えば、私にとって『辛い』はネギやワサビの辛さであり、大根のシッポの辛さだ。関西ではしょっぱいのも辛いと言うようだ。
『塩辛い』は喉にくるひどいしょっぱさだという認識で、辛い、塩辛い、しょっぱいの違いは明らかなのだが、関西では微妙に私と違うような気がする。それはどうだっていい。なぜこれを撮ったかということの説明をしなければならない。
組み合わせというのは偶然もあろうけれど、作為的な出逢いを仕組まれたものが多い。などとモノや人や出来事なんかを考えていた・・わけではなくて、ただ何となく面白いと思った私の気まぐれでしかない。でも『出逢い』なんていう副題を付けたいと思ったりもしたけれど、やめておこうと暇ヒマに想ったり悩んでるフリしたり。
静物という感じにするなら、けっしてアップで撮るものではないようだ。これでは果物屋の展示ケースの上なんかに貼られているパネルだ。八百屋で売られるトマトが入っているから統一感がないのかも知れない。絵画のような『静物』にするなら、皿に載せるのがよいか籐籠がよいか。葡萄には蔓と葉っぱもあった方がよいか・・などとも考えた。上に余白が必要かも知れない。次からは後ろに無地のパネルを立てて光も計算して撮ってみたい。
この葡萄は粒がとても大きい。他とのバランスを考えたら縮尺まちがいのコラージュに見えるかも知れない。ピオーネという黒葡萄の一種とか。黒葡萄という分け方があることすら知らなかったが、これはいかにも葡萄らしい高級品だ。先のレッドコクーン改めマニキュアフィンガーと共にもらったもの。白い粉は洗い落とす必要はないそうだ。軽く洗えばいいとのことだが、洗いも拭きもせず息をフッとひと吹きしただけでそのままおいしくいただいた。
この林檎はじつに不味そうで食指が動かない。私は林檎や柿の皮を剥くのは得意なので、剥いて丸かじりが好きだ。でもこの林檎はどうも・・という感じ。ところがいざ食べてみると、硬すぎず柔らかすぎず酸っぱすぎず甘さほどほどで美味しかった。やはり食べてみなけりゃわからない。さて柿だけれど、甘柿でも熟柿にしてからがよい。ジュクジュク熟柿になるまで寝かせてから食べる。熟柿は商品として売っていないから、買っておいて待つしかないのだ。
トマトはなぜ果物の仲間に入らないのだろう。木に生るものではないからか。でもイチゴは草の実だ。パイナップルも草ではないのかな?バナナだって草だろう。それはそれとして、トマトは果物感覚で丸かじりするのが一番おいしい食べ方だと思う。ヘタの辺りが色づいてなくて味がないというようなトマトを最近見ない。トマトは昔より断然今の方が色もよく味もよいと思う。フルーツトマトというのもあるくらいだ。海洋深層水何パーセントかの水を与えると格別おいしいトマトになるのだとか、枯れない程度に水やりを抑えるのだとか聞いたことがある。トマトはほとんど毎日食べている。生産農家に感謝しておこう。ありがとう。
撮るときは面白がって、なかなかの画像になりそうだと思うのだが、意外に何てこともなくて落胆するのはいつものことだ。この画像はあまりにつまらないので、いじってみた。加工テクニックは持ってないので、何となく色の反転というのをやってみたのがこの画像。それでもイマイチなので秘密会合としてみた。
リンゴは『津軽』。見た目に大きな特徴はない。一頃の見た目重視のばかばかしいワックス塗布なんかはしてないようだ。味は酸っぱさより甘味が勝っていて噛み心地が私好み。インドリンゴが入っている感じで美味しかった。
ゴーヤは白い。これはウチで生らせた白ゴーヤで、白いから味が薄いかといえばそうでもなくて普通に苦い。一本の苗から100個以上も生らせる人もいるらしいけれど、ウチのほったらかし状態ゴーヤは1本の苗につき1~2本というエリート。4本の苗でまだ2つ目の収穫。
ミョウガもウチでできた。苗をもらったのが育った。ミョウガは日陰でフカフカジメジメ地面が良いのは解っていたが、日なたに植えてしまったのでヒョロヒョロで実(実なのか?・・ガクか?)は生りそうもなかった。今夏の暑さで生り方も遅くて少ないと聞いていたが1個だけ出来た。小ぶりだがぷっくりしていてミョウガミョウガしていて美味しかった。
静物というカテゴリーをこのブログに作った。油絵でみる『静物』というタイトルを真似てみた。質感や構図の練習として描くのかと思って、ウィキペディアで調べてみたら、静物画というのは西洋画のひとつのジャンルだそうだ。さらに分けるとコレクション画、花束、ヴァニタス(はかなさ)、朝食画・晩餐画、台所画などのカテゴリーがある。
それはいいとして、私の『静物』だ。絵筆を持たない絵描きになろうと思う。絵に説明をだらだらと加えて値打ちを上げようと算段するわけだ。
このグレープフルーツはルビー種。お盆の帰省時、未亡人の義姉が仏壇に供えたお下がり。小ぶりで肌の色合いがいい。永く放置していた後で食べてみたらぱさぱさだった。何たってみずみずしさが良さなのだから、今まで食べた内で一番おいしくないグレープフルーツだったけれど捨てるにしのびず完食した。
バナナは言わずと知れた特売品。バナナは卵とともに昔から値段が変わらない超優良食品だから、わが家の常備食。いつもシミがでてから慌てて食べるのだけれど、これはまだシミのない若い状態。シミのでた爛熟もいいけれど、バナナはシミがでる前の青くささも捨てがたい。
キワーノは友人が送ってくれたキワモノ。褒めようにもなんとも形容しがたい。これはウィキペディアで調べないで書こう。サワグミの薄味という感じ。種を一緒に食べないと食べ応えがない。縦割り半分にしたのを少しほじくってから、蜂蜜をたっぷり入れスプーンでぐちゃぐちゃに混ぜて食べた。食感は悪くない。でもこんなに防御するほどのモノじゃない。この棘は痛い。世間知らずで清純なコがヘビメタを着込んだ感じ。でも初体験は嬉しかった。この後、近所の庭で生っているのを見た。今年の流行なのかも知れない。