昨夜食卓に置いてる水槽を、見るとはなしに見ていて『ん?』と思った。『これは何だ?』ダイバーによる南国の海中散歩映像に出てくるようなイキモノ。あまりに小さくて色も鮮やかではないがイソギンチャクのようなクラゲのようなしなやかな動き。
『ヒドラ!』と思い浮かんだ。ネットで調べたらまさしくヒドラ。繁殖させたりする愛好家もいるようだ。カツオノエボシなどと同じで毒針を鞭に持っているらしい。画像を拡大すると6本の腕(?)にブツブツが無数に付いている。それが毒針。
イトトンボのヤゴを見つけたときに次ぐ驚きだった。右端はガラス壁にくっ付いている吸盤(?) 体というのか胴体というのか、それが4mm位で、6本ある鞭の長いのは10mm以上だ。メダカの稚魚も毒針でしびれさせ、丸のみしてしまうようだ。
よくよく見れば、どの水槽にもかなり棲息しているのかも知れない。これも水槽内のバランスをとる役目を果たしているのか? 棲息生物総数の微妙な揺れを伴いながら水槽内環境がある範囲内で留まるための必要構成員かも知れない。
今、プラナリアの再生実験をやっている。前と中間と後ろの3つにちょん切った。2日経つが3つ共動いている。先頭も胴も尾も動き回るが、まだ再生の様子はない。ちゃんと前の方だった方を前に進む。元は1つだった格好にピンセットで寄せてやっても、もう離れた元の自分の一部には興味を示さないで離れていく。
胴体部分の下に口があるらしいので餌さえあれば胴体が一番早く再生しそうに思うがどうか・・。先頭の方には眼があるので寸足らずだがサマになっているし身軽になったように元気だ。尾はどうにも頼りない感じだが、胴みたいに前後を切られたわけじゃないから、いきなり切り口からにゅっと亀みたいに頭を出さないかと期待している。この3分割個体が再生したとき、これはどれがコピーなのだろう。すべてがクローンになるのか・・・。ヒドラはプラナリアよりもっとすごいらしい。百個に切り刻んだら百匹のヒドラになるというから驚異だ。大増殖してしまったら脅威かも知れない。