ミツバチがせわしなくヒメオドリコソウの中にもぐり込んで、出てきて又もぐり込むのを繰り返していた。
小さな花に口先を突っ込むのではなく葉の下なので、蕊の中でなくても蜜がにじみ出ている部分があるのだろう(想定外の積雪の前に観察)。
宇治に置いているシンビジウムは花茎にも蜜がにじみ出す。
室内に置いてありアリがこないことを良いことに私が指につけて舐めている。
さて田舎に戻って、ミツバチが静止するのはもぐった一瞬だけなので、ニホンミツバチの尻しか写せなかった。
検索してみると、ヒメオドリコソウは蜜蜂の重要な蜜源とあり、天ぷらにすると食べられるともあった。
乾燥させてレモンバームとミックスさせれば、けっこうなハーブティーにもなるとか。
せっかくの蜜源を自分が食うなんてと思いつつも、初めての天ぷらをやってみようと思う。
いったん雪の下に埋もれたから、一段と美味しくなっているかも知れない。
ヒメオドリコソウは葉っぱがハートに近いけれど、ほぼ同じ色格好で地面にある丸い葉は、同じくシソ科のカキドオシ。
今年こそカキドオシも干して健康茶としていただきたい。
花が似ていて、もう少し大ぶりのホトケノザ(春の七草のものとは別種)は食べられないそうだ。
幸いなことにうちにはホトケノザは生えず、ヒメオドリコソウが大繁茂で、名前からして萌える。
で、初めての天ぷらに挑戦してみたら、始めうまくいきそうな感じだったけれど、後はぐちゃぐちゃ。
やり始めのジャガイモと玉ねぎは美味しかったが、ヒメオドリコソウとフキノトウとニンジンの掻き揚げはサクサクどころかドロドロの油ギトギト。
それを意地になって完食したら、しばらく気持ち悪くて3時間ほど身動きできなかった。
天ぷらに関しては、ビギナーズラックがなかった。
しばらく天ぷらは見たくない。