成り立ちや語源は置いといて、思いつきを述べつつ、勝手な考察をしてみたい。
車で遠出をする時には、眠気防止に音楽が欠かせないと思うようになった。
ラジオで気にいった番組を探し出せても、走っているうちに電波を拾えなくなることがあって残念な思いを時々していた。
CDがあるじゃないかと気づいたのが昨年のこと。
音楽CDを数枚しか持っていなかったので、中古各種音楽CDを十枚ほど買った。
ジャズやクラシックや何やかやをひとわたり聞いてみたら、一番耳に馴染むのがテレサ・テンの歌だったりして、何だか我ながら意外のようでいてヤッパリという感じ。
ある民法テレビで、残念無念な想いを抱いたままタイで客死した彼女の特集番組を何度か放映していた。
観たのに、同じなのに、あればそこでチャンネルを変えるのをやめる。
演歌歌手とヒット曲が、作詞家作曲家などスタッフの手でどのように生み出されていくのかが示されていて興味深いということもあるけれど、彼女のちょっと野暮ったい愛らしさや一生懸命さに見入ってしまう。
作詞家の『ぼくら皆がテレサ・テンに恋をしていた』という述懐が印象的だった。
と、このように好意的に書いておいて、斜め思考を述べたい。
結論から書こう。
演歌は男の妄想が生んだ徒花(あだばな)。
目新しくも何ともない、たいていの人がそう思っている当たり前のことかも知れないけれど・・。
つづく