鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

われても末に逢はむとぞ思ふ

2018年11月30日 10時36分00秒 | アングル


田舎の友人からもらってきた大根の中にこれが入っていた。
彼には双子の孫が最近できたそうで、おめでたい。
古典の素養はあまりないのだけれど、なんとなく「われても末に会わんとぞ思う・・」と、うろ覚えの句が思い浮かんだ。
検索してみたら、小倉百人一首の下の句だった。
 瀬を早(はや)み 岩にせかるる 滝川(たきがは)の
    われても末(すゑ)に 逢はむとぞ思ふ
             崇徳院
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ソバの葉茶

2018年11月29日 05時28分18秒 | 食べ方




ゴミとしてのソバの葉を煎じてお茶代わりに飲む。
子供の頃、お寺では釈迦誕生の日、【天上天下唯我独尊】の釈迦像を庭に安置し、村の者は釈迦像の頭に甘茶を掛けてから甘茶をご馳走になった。
砂糖の甘さではない微妙な甘さで、ガブガブ飲める代物ではなかった。
甘茶と少し似た甘さで、子どもの頃は好きではなかった味が今は美味しいと感じる。
殺菌とか覚醒などの効能はないだろうし、白湯よりマシ程度のソバの葉茶。
せっかく実を落とす段階でふるい分けられた葉があるのに、MOTTAINAIとついつい思う。
転んでもタダでは起きずに取り返しのつかない遅れをとる、いつもの癖で捨てられない。
流行りのラーメン屋さんがスープを作るときに削り節をガサッと入れるのをテレビで観たことがあるけれど、そんな感じでひとつかみ鍋に入れてストーブに。
1時間もせずにいい色が出て、ほどよく甘い。
ソバの葉は花の時分には野菜として食べるらしいし薬効もあるようだ。
肝心のルチンは水溶性ではないので、乾燥した葉っぱを煮出して飲んでも薬にはならないかもしれない。
煮出し時間を長くして色が濃くなっても、冷めてしまっても味はあまり変わらない。
毒にも薬にもならないかも知れないけれど、ガブガブ飲めるというところがソバの葉茶の良さか・・。
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里芋の強制乾燥

2018年11月28日 01時47分01秒 | 農事


農事見習いを始めたのが4年前でしかないのだけれど、今や一人前気取りに里芋の強制乾燥なんぞをやっている。
十日町盆地の北端に位置する、わが集落辺りは中越地方や十日町地区の天気予報が当てはまらないことが多い。
十日町は雪がないのに、わずか数キロしか離れていないこちらは積雪中といった様子だったりする。
何とか颪(おろし)とか何とか時雨れのような名前があってもいい様な特殊気候の地だ。
したがって降水確率0%でないと外に干せないので、掘り上げた状態のままの里芋を居間に並べ、ストーブはお芋様に向けている。
ファンヒーターがあればすぐにも乾燥するだろうけれど、天日干しとどう違って来るのだろう。
ここ最近の天候不順は、私有利に不純な暖かさが続き、気温低下降雪の兆しがあればすぐに帰ろうという逃げ腰で2週間が過ぎた。
毎日やってくる95歳のガールフレンドが、『これ全部植えたらゴーギイッペ出来るベソ!』と呆れたように笑うので、腐るかもしれないから余計にやってると答えたものの、確かに多すぎる。
200個ほどもありそうだから里芋に特化した農家になれるかもしれないと妄想が始まる。
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誘導猫の仔その後

2018年11月27日 00時27分27秒 | 身の回りの生き物のこと

ソバを刈った後で菜種を蒔き耕運機を掛けた田んぼに菜の芽が出て双葉になった。そこそこ均一に撒いたつもりが芽吹いてみれば、この状態。

三匹のうちの一匹が、中越地震の震源地川口にもらわれて行ったのだが、これから引き取りに行くと農事の師は浮かぬ顔。
どうにも鳴いてばかりで餌も喰わないという事らしい。
母親が恋しくて、泣いてばかりいる仔猫ちゃん状態なのだろう。
師曰く、『やっぱりオラがしっかり構ってやって人間に馴れさせてからでねぇと駄目なんだげだなぁ』。
かわいくてしょうがないけれど、ついこの前まで飼っていて死なれた猫のように家に入れてしまったら、八十歳を超えた師にすれば、最期まで面倒を見られないからこその放し飼い。
距離を置いて、餌と段ボールねぐらは玄関外に用意するが、飼ってはいないというスタンスが招いた不具合。
これからどうするのか、思案のしどころしどろもどろ。
玄関引戸の中に入れてかわいがれば、もう家の中に入れたも同然になるだろうし、師は悩みながら師走を迎えるのか。
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誘導猫その後

2018年11月26日 00時15分44秒 | 身の回りの生き物のこと

オスを喰った後だろうか、腹は大きいから産卵はまだのようだ。初雪前、雪囲い板にとまっていた。めったに逃げることをしないので、猫に見つかれば瞬時に喰われるさだめ。

仔猫三匹が助けられてから、そのまま母猫と子猫は姿を消した。
飼い主は「どごに行ったこってやら、いっそ姿見せなくなってそぅ・・」としきりに心配していた。
飼い主に助けを求めて仔猫を救い出したけれど、これから冬を迎えるにあたって、母猫はある決断をしたのだろうと私は推測した。
子殺しの決行・・心配する農事の師をよそに、わが妄想は鈴木牧之の北越雪譜の語り調子で猟奇的世界に入り込む。
そうして二日後だったか三日後だったか、ウチの庭を単独で歩いている母猫を見た。
私が見ているのに気づかず、ウチの開けたままの玄関に入ろうとした。
私はそれを許さない。
小さく音を立てて、ここに猫が好きでない人間がいるぞと存在を示した。
暫時にらみ合いがあってから、キャツはゆっくり去って行くのであった。
飼い主に私は用があったので、出向いて「帰ってきたんですね、猫・・ウチの庭を歩いてましたよ」と言えば、夫婦で「そうかね」と喜び、奥さんはわざわざ外に出てウチに来ようとした。
すでに横切っていなくなったと伝えたのだけれど、心配事が消えた嬉しさを隠せないといった様子。
そうして次の日だったか、何かのついでにまた猫の話が出たが、仔猫も無事に帰りキャットフードを前と同様に食べていると、師は嬉しそう。
母猫は一緒に食べることを決してせずに、仔猫達が食べ終わってから独りで食べるという。
私の推理は妄想だったということになったので、口に出したりはしない。
姿を消した期間はどこに仔猫達を隠していたのか、何があったのか、なぜだったのか、話題になることはなかった。
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猫の誘導

2018年11月25日 00時17分17秒 | 身の回りの生き物のこと

杉の切り株に点々とある杉の子は、ひこばえではなく、よその杉の種が落ちて芽吹いたものと思われる。

つい最近の実話。
前の家では可愛がっていた猫が死んでから、また新しい猫を飼っているのだけれど、今度は家の中に入れず玄関先にダンボール箱と餌皿を置いて中途半端な飼い方をしている。
田舎のことだから猫の放し飼いをとがめる人なんぞいないのだ。
その猫が裏にある物置小屋で3匹の仔を産み、育てている。
仔猫達は他所にもらわれていっても良いほどに育ち、小屋から出て冒険を始めるようになった。
先日、親猫が飼い主である我が農事の師の前でしきりに啼いてから、どこかに誘導するそぶりを見せたのだそうだ。
5mほど先から後ろを振り返るということをするので付いて行った。
確実に誘導していると思ったので、後を付いて50mほど行ったところ。
立ち止まって鳴き、今度は仔猫達の声も聞こえたのだ。
探してみると、他所の物置の戸が開いていて中からのようだったので、入ってみると風呂桶(最近のバス)が有り、子猫が3匹とも中に落ち込んでいて上がれなくなっていた。
救い出してめでたしめでたしなのだけれど、猫が誘導していくさまを見ていた隣の奥さんが『ゴウギなもんだの〜』と言ったということまで語ってくれた。
ゴウギというのは、すごいという意味でここいらの人が使う方言。
漢字を当てるなら豪儀(程度の甚だしいことと辞書にはある)。
話してくれるほうは感心しきりの嬉しくてたまらない豪儀な話だけれど、猫があまり好きではないこちらとしては豪儀に薄気味悪い話だ。
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初雪でダメージ

2018年11月24日 01時36分36秒 | 農事

画像がないと現実味に乏しいかと、朝一番に撮ってきた。

雪国のこちらでは秋に収穫する野菜は、『種を蒔くのが一日遅れると収穫が三日遅くなる』と言い伝えられているそうだ。
そうして私はいつもいつも蒔くのが遅れ、今年は周りの手前、苗を少し買って植えたりもしたのだけれど、白菜もキャベツもモノになる前に雪が降ってしまった。
白菜はまだ堅く締まっていない中心部だけ、雪が降る中を紐で縛った。
本当は降る前に縛れば、雪が積もってからでも掘り出して甘みの増した野菜を食べられるのだけれど・・。
私にすれば、この初雪が消えたらすぐ京都は宇治に逃げ帰る予定。
うっかりスタッドレスを履かせず、ノーマルのまま来てしまったので気が気ではない。
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ゴーンの呟き

2018年11月23日 01時06分14秒 | 懐疑・猜疑・疑義

ウチの裏山の景色もすっかり初冬、もうすぐ本格的な冬がやってくる。

訳知り顔にもっともらしい憶測を書いてみよう。
その前に、私はカルロス・ゴーンの莫大な役員報酬を知ってから日産関連総てを嫌ってきた。
日産の車を見ると、良し悪し性能なんかより、持ち主は購入代金の幾らかがゴーンのふところに入ることを気にしなかったのだろうかと思う。
高額脱税虚偽報告は、権力集中による傲慢さが招いた犯罪とか何とか言われている。
日産はルノーが大株主で元国営企業だったルノーはフランス政府が大株主なので、フランスのマクロン大統領の思惑が働いた陰謀説もあるようだ。
いやいやそうではなく、ルノー、日産、三菱自動車の会長であるゴーンから日産と三菱自動車を取り戻すための安倍日本政府の権力行使だという説もある。
岡田天皇と言われた社長が解任された席で発したという「なぜだ」というセリフが流行した三越事件というものがあったが、それと同様の社長解任劇クーデターだという記事があった。
唐突な逮捕劇が不可思議であまりに不自然だという評論もある。
そこで思うのだが、この事件が何に一番近いかというと、田中角栄のロッキード事件ではないか。
あれは世界を操る大きな力によって仕組まれた失脚シナリオだったという説を私は信じている。
キッシンジャーが深く関わっていたことを示す『あれは失策だった』という回顧述懐があったという記述も読んだ。
とするなら、田中角栄が無断で日中国交をやってしまったと同様、ゴーンが大きな逆らい方をしたか、やりそうなのでのさばらせてはいけないという判断があって、この度のシナリオが用意されたのだろうと思うのだ。
政治と経済は切り離すことなどできないのと同様に、経済と軍事も切り離せない。
ゴーンは邪魔になった。
ゴーンは『しまった』という思いと共に何を呟いているだろう。
『風と共に去リぬ』などとは決して思っていないはず。


例年より遅い初雪が降った。

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意外な紅葉

2018年11月22日 08時29分24秒 | 身の周りの植物


近所でこんな意外な紅葉を見た。
ケヤキが色づくのはだいたいが黄葉で、すぐに茶色になり、その落ち葉が風に吹かれてしじゅう舞い落ちてきてはそこら中に散り敷かれる。
うちの周りにもケヤキが何本かあり、庭での落ち葉焚きと焼き芋が子供時分の想い出。
これは生家からも望み見られる背の高い木なのだが、こんなにも穏やかにきれいなケヤキの紅葉は初めて見たので近づいて撮った。
四、五人の都会でいうなら庭師、こちらではトウド衆が庭木の冬囲いをしていた。
金沢兼六園の雪吊りなんぞという風雅なものではなく、豪雪地につき丸太と板と縄でアメリカ先住民のテント風円錐に仕上げて雪折れを防ぐ。
のん気にスマホなんぞを構えながら近づいて行ったら、「いいソバは出来たかい」と声をかけられた。
二人も近所の知り合いがいて、他の人も顔には見覚えがあった。
年金で十分に暮らしていけるはずの人たちが、臨時日雇い仕事をしているのだった。
こちらは独り遊びの徒労の末にろくな物を生産せず、合間に風景なんぞを撮ろうとしている。
かたや経験を十分に発揮活用して賃労働に勤しんでいる豊かな人たち。
「ちょっとこのケヤキの紅葉は珍しいと思って・・」などと言ったら、話しかけてくれた人もそれに気づいていて、このケヤキの葉っぱは少し丸みがあるから種類が違うという。
「ケヤキに種類があるんですか」と聞けば、「赤ケヤキとか青ケヤキとかがあって、これが違う」と指で丸を作った。
材としての呼び方は、植物学的分類には反映されていない別枠のようだ。
先方は仕事中だったので一瞬の会話だったけれど、彼の物知りぶりと新しい知識を得たことに意外な高揚。
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オオトビサシガメ

2018年11月21日 01時05分00秒 | 




こいつをヘクサムシ(屁臭虫)のオスだと教えられた。
こちらも名を知らなかったので、へーっと感心した。
オスは少ないとも言われたけれど、晩秋や春先には田舎の廊下の窓周りやカーテンに止まっているのをよく見かける。
その後、カメムシの仲間ではあるけれどヘクサムシのオスではなく、オオトビサシガメというヤツで、刺されるとかなり痛いらしいことを知った。
ヘクサムシなんだから触ったら臭いだろうと、今まで触らぬ神に祟りなしで来て幸いだった。
刺すから、刺し亀か。
こいつはバナナの香りがするらしいので、暇な折に捕まえて確かめてみたいと思っていた。
ついにその機会がやってきたので、いつものようにガムテープを上から押し付けて捕まえ、嗅いでみたら少~し甘い匂いがしないでもないという感じ。
個性もあるのか、雌雄で差があるのか、次の機会に又嗅いでみたいと思っていたら、また電灯の周りをブンブン飛んでから着地したので撮ってからガムテープで捕まえ、嗅いでみた。
やはり、かすかに甘い香りかなという程度だった。
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労多くして実りこれっぽっち

2018年11月20日 00時45分46秒 | 農事


実質4日かけて蕎麦の脱穀を終えた。
まだ最終的なゴミ除きは済んでいないけれど、結論から言えば、蒔いた種の1.5倍余りしかできなかった。
小さい実は中が詰まっておらず、手箕でしゃくって息を吹きかければ飛んでいく。
歩留まりを考えたら、せっかく選別した実も外にぶちまけたくなる。
飼っている愛しいニホンミツバチの蜜のための蕎麦作りだったのだから、これでいいのだ。
しかし、刈り取って、干して、脱穀して、ゴミを取り除いたり、芋虫をつまんだりした労苦を考えたら、どれだけ高価な玄蕎麦か。
いやいやそうではない。
一から始めた全ての初体験が得難い宝と思うべし。
昔の古い一升枡があった。
尺貫法だろうけれど、測ったら大体15センチ四方の深さが8センチ。
15×15×8=1800で、正しく1.8リットルの一升だ。
およそ10升の一斗は一俵の四半分か。
これ全部の中でも、今夏に蒔いたような種として発芽するのは、蒔いたと同量6kgほどしかないだろう。
検索したら、蕎麦スプラウトというのもあるそうで、クセがなく美味しいそうだ。
花時の茎葉花をサラダにして食べたりもするようだ。
玄蕎麦を煎ってお茶にするというのもあった。
この実はどうするか。
粉にする石臼も手に入れていない。
総ては泥縄で、来春どうするかも最後は決めなくてはならない。
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栄村道の駅のこと

2018年11月19日 00時55分00秒 | グルメ






今回の帰省は、長野の親戚で用事を済ませ、117号線を通って十日町にやってきた。
途中で県境長野県側の栄村道の駅に立ち寄った。
先に記事にしたマタタビの黒酢漬けを買ったのだけれど、駐車場でブレーキとアクセルを踏み間違えたのかもしれない(ニュースではそうは言っていない)ような事故があったと昨日テレビで観た。
ヤレヤレどこで事故に遭うか知れたもんじゃない・・ということより、マタタビと蜂蜜以外にも気になって撮った画像がある。

目薬の木;先月南魚沼市の道の駅で見た目薬の木はティーパック入りだったから中には葉っぱが入っていたのか、木の皮なのか、チップなのかわからなかった。
枝のこま切れが売っていたので意外だった。

蕎麦の実;蕎麦の収穫も今回の主要目的の一つだったから、なんとなく嬉しい感じがして撮った。高いと思ったけれど、自分で刈り取り、脱穀なんぞをしている今となっては、こりゃ安いという感じがする。

イナゴ甘露煮;長野県は虫を食う文化があるとして有名だ。イナゴは子供の頃に田んぼでよく捕った虫だけに、買ってみたい気はしたけれど、少なくなった歯で噛むのが辛いだろうという気もした。面白がって買ったとしても、誰かに差し上げる訳にもいかず、お茶うけにも出来ないだろうし、結局全部自分で食べなければならないのだから、買うのは却下。
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初めての圧力鍋調理

2018年11月18日 03時26分03秒 | 食べ方


20年ほど前にもらったまま、押し入れに一回も使われずに眠っていた圧力鍋を田舎に持って来た。
どういう理由で新品をプレゼントしてくれたのか、よくわからない渡されかただった。
利害関係の付き合いだったから、末長い関係を持ちたいからだろうと手前勝手に思っていた。
先方とは理由というほどのものがないまま断絶して交流が途絶え、鍋を使ったという報告もしないまま、心底の感謝を述べることもないままになった。
最悪の別れになっていたとしても、物に罪はないのでありがたく使わせてもらう。
指輪だって相手に突き返したり、海に投げ捨てたりしないで、質屋に持っていくらしいではないか。
私は彫金をやっていた友人に作って貰った銀製の結婚指輪をいつの間にか紛失してしまって、いまに至っている。
話が横道に逸れた。
大根を適当に切って、水は入れずに調味料を入れて、鯖缶も入れて火を付け、蒸気が吹き出したら1分くらいで止めて、圧が下がるまで1分待てと聞いてやってみた。
鯖缶は手持ちをちょうど食ってしまった後だったので、コーン入りツナ缶でやってみた。
大根が少し硬い気がするけれど、昔の田舎の間に合わせ料理みたいなのが出来て、意外にうまい。
確かに時短は素晴らしいし、試行錯誤やる間は面白いので、しばらく遊べそう。
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マタタビと蜂蜜

2018年11月17日 01時02分08秒 | 旅行






今回の帰省は半月という長期滞在になる。
日本アルプスなどの山小屋が冬季閉鎖をするのと同様、我が家も雪国であればこその雪囲いなどをして春までシャットアウトする。
やることがたくさんあるので、風邪なんぞ引いた日には大変なことになる。
ということで、マタタビの黒酢漬けを購入した。
ずっと前に塩漬けを食べたことがあったが美味しいと思わなかった。
来る途中の道の駅で買った黒酢漬けは少々高いだけあって、なんとも言えず美味しい。
蜂蜜は値段がどんなものかと撮っただけで、舐めるのは二年前に採った自前のニホンミツバチの百花蜜。
来た早々のどがいがらっぽくなって、風邪をひきそうだったから、せっせとマタタビと蜂蜜を摂取した。
おかげで又旅に出られるのではなく、風邪も引っ込み、予定していた仕事をほぼ順調にこなしている。
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蕎麦の脱穀

2018年11月16日 09時48分09秒 | 農事






何もかも自分でやるのは初めてのことで、一応の流れを作るのに手間取る。
干した蕎麦束は日の当たり加減などで少し乾燥したりないのがあっても、とにかく時間がないから構わずにやる。
昔の足踏み式脱穀機を農事の師から借りてきてやってみた。
子供の頃に面白半分で、この道具を使い、豆の脱穀をきょうだいでやったことはあったけれど、やってみて落胆した。
30分ほどもやっただろうか、片足で立って、もう片方で踏み続けるという動作が難しいどころか、足が持たない。
よくもまぁ昔の人は、辛抱強くやったもの。
体力がないことを自ら認めて諦め、棒で叩いて手でしごくしかないという結論に達した。
地道にやるしかないにしても、雨が降ったらやれないというのでは困るので、雨の日も夜なべ仕事としても、やれるように家の中に仮作業場をこしらえた。
これで私はひたすら、誰のことを思って叩き続けようか。
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