鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

静物の写真:葡萄を囲む柿とトマトと林檎   静物③

2012年10月31日 00時11分52秒 | 静物の写真

静物という感じにするなら、けっしてアップで撮るものではないようだ。これでは果物屋の展示ケースの上なんかに貼られているパネルだ。八百屋で売られるトマトが入っているから統一感がないのかも知れない。絵画のような『静物』にするなら、皿に載せるのがよいか籐籠がよいか。葡萄には蔓と葉っぱもあった方がよいか・・などとも考えた。上に余白が必要かも知れない。次からは後ろに無地のパネルを立てて光も計算して撮ってみたい。

この葡萄は粒がとても大きい。他とのバランスを考えたら縮尺まちがいのコラージュに見えるかも知れない。ピオーネという黒葡萄の一種とか。黒葡萄という分け方があることすら知らなかったが、これはいかにも葡萄らしい高級品だ。先のレッドコクーン改めマニキュアフィンガーと共にもらったもの。白い粉は洗い落とす必要はないそうだ。軽く洗えばいいとのことだが、洗いも拭きもせず息をフッとひと吹きしただけでそのままおいしくいただいた。

この林檎はじつに不味そうで食指が動かない。私は林檎や柿の皮を剥くのは得意なので、剥いて丸かじりが好きだ。でもこの林檎はどうも・・という感じ。ところがいざ食べてみると、硬すぎず柔らかすぎず酸っぱすぎず甘さほどほどで美味しかった。やはり食べてみなけりゃわからない。さて柿だけれど、甘柿でも熟柿にしてからがよい。ジュクジュク熟柿になるまで寝かせてから食べる。熟柿は商品として売っていないから、買っておいて待つしかないのだ。

トマトはなぜ果物の仲間に入らないのだろう。木に生るものではないからか。でもイチゴは草の実だ。パイナップルも草ではないのかな?バナナだって草だろう。それはそれとして、トマトは果物感覚で丸かじりするのが一番おいしい食べ方だと思う。ヘタの辺りが色づいてなくて味がないというようなトマトを最近見ない。トマトは昔より断然今の方が色もよく味もよいと思う。フルーツトマトというのもあるくらいだ。海洋深層水何パーセントかの水を与えると格別おいしいトマトになるのだとか、枯れない程度に水やりを抑えるのだとか聞いたことがある。トマトはほとんど毎日食べている。生産農家に感謝しておこう。ありがとう。

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身の回りの生き物のこと ⑪ヨシノボリ いろはのいの字はこう書くの

2012年10月23日 18時32分06秒 | 身の回りの生き物のこと
カジカかハゼかと判別できなかった雑魚(ザコ)が、どうもヨシノボリであるらしい。葦にも登るということで葦登りだそうだ。腹ビレは普通2枚広がって付いているものだけれど、コイツ等のは繋がって吸盤状になっている。水底からスイッスイッと上昇してはピタッと壁面に吸着する。水面から跳びあがって水面より3cm位上に貼り付くこともある。葦登りと言われるゆえんだ。

空気袋がないのか、水中に漂うことがない。いつも底にいるか何かの表面に腹を付けて留まっている。ガラス壁面にくっ付いたまま自重でゆっくりずり下がることがある。オットットという感じで元に戻るけれど、遊んでいるわけではなさそうだ。水面より跳びあがって水中から出る状態は、パニックなのか、危険回避行動なのか判断しにくいのだが、捕まえた後のバケツの中や水槽に入れた直後だけの行動だった。安定した状態ではやらないようで、以後は全く見ていない。画像の状態は二匹が仲良くなったのか、けん制中なのか、何となくなのか解らない。ヤラセでも合成写真でもなく偶然撮れた画像。

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キワーノのおいしい食べ方

2012年10月22日 00時29分14秒 | 食べ方
『静物の写真』で紹介したキワーノの縦断面。おいしくて夢中になるということはなくて、どうしたもんかな・・・と食べることを止めたのが左の半分。蜂蜜をたっぷりと垂らし、スプーンでほじくりぐちゃぐちゃに混ぜて食べるとおいしい。種を包むプルプルは、種と分離しないので混ぜるといっても溶け合う状態にはならない。混ざらないから無理やり均一に混合して口に含む。

キュウリを生りっぱなしにしておくと、キュウリの姿を逸脱して太り、ついには黄色くなるがそれを縦に切った状態に少し似ている。田舎では成長しすぎたキュウリをババギュウリと呼んでいた。ワタを取り除き、硬くなった皮もむいて味噌汁の具にする。

ババギュウリだけを具にした醤油澄まし汁をイタチ汁と言うそうだ。淡白でおいしいだろうけれど、口にしたことはない。ある文芸作品中に書いてあり、印象深かったので忘れられない。検索してみたら丹波地方での言い方らしくて、黄色くなったババギュウリ自体をイタチと呼ぶようだ。どんどん横道に逸れるけれど、キワーノはキュウリの変種と思えば何となく納得できる。
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レッドコクーン?のおいしい食べ方

2012年10月20日 17時14分40秒 | 食べ方

この葡萄は毎年一回だけ食べる。たぶんかなりの高級品で値も張るはず。当然ながら買って食べることはない。友人がいつも送ってくれるので口に入るのだ。ネットで調べてみるとレッドコクーンという種類らしい。でも本当のところはわからない。コクーンは繭という意味だそうだ。『紅い繭』なんていいネーミングだ。私に名前をつけさせれば『多産系乳房』などとやりそう。

大事にしすぎて、というよりそういう性質なのだろうけれど、粒の付け根が腐り勝ちだ。房を持ち上げたときポロポロ落ちるほどでもないのに、付け根が痛んでしまっている。根元をちょいとかじってペッ・・という食べ方は美しくないし、送ってくれた友人に申し訳ない気もする。粒が大きいので、小さめのナイフを手に持って大事に食べるのがおいしいと解った。

①痛んだ根元を切る。先も痛みやすい。(一番上のものはあまり痛んでいない)
②上から3分の1くらいにぐるりと刃を入れる。(普通の葡萄とは違い、ツルリとならず、汁も出ない)
③種は同位置同配置。(歯で噛んでペッ)
④歯間に種が入り込む心配はなくなり、安心して皮ごと食べる。(梨のような食感で、葡萄とは異質)

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身の回りの生き物のこと ⑪アオサギの困り事

2012年10月14日 01時32分01秒 | 身の回りの生き物のこと


アオサギを写真に撮るのは難しい。人の視線やレンズにすぐ気づき、飛び立ってしまうからだ。ところがこのアオサギは違った。くちばしの先に何かくっ付いていて、それを外すことに熱中していたから。

双眼鏡で観たら、真っ白くてガムのようでもあり何かのはらわたのようでもあるモノがくちばしの先から2センチ位の上部に張り付いていた。先っぽを水に浸けては振っているけれど払い落とせない。石にくちばしをこすり付けても取れない。くちばしを半開きにして舌をペロペロ出すのだが取れない。

アオサギの舌がくちばしの先と同じ位まで伸びるのを初めて知った。舌はくちばしの上に巻き付ける程には長くなくて、しなやかでもないようだ。あれだけ首が長いのだから、首を半ひねり程して上のくちばしを石にこすり付けたら取れるだろうに、それをしない。知恵が回らないのか、そもそもそこまで首は回らないのか。

双眼鏡でしばらく観察していたら、ふとした拍子に白い物は外れ、それを小魚を捕ったときみたいに呑み込んでしまった。やっかいなモノだったが食い物だったのだろう。やれやれという状態になったところをカメラに替えて撮ったのがこの画像。

画像を見て思うのだけれど、鳥類の膝は人間とは反対側に曲がるということ。でもそうではなくて、膝に見える部分はくるぶしなのかな・・・?  と、ここで鳥の骨格を検索してみた。

そうか、足の付け根みたいに見えるのが膝で、付け根は身体の中の場合が多いのか??・・。ペンギンの足はほとんど身体の中に収納されているのだとコメントで教えてもらったのが、ついこの前だった。アオサギの逆向き膝小僧のように見えるのは踵(かかと)であったか!! 何故かちょっとした発見をしたような小さな喜びを感じて今日は過ぎてゆく。 

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