こうも暑くてはミツバチの働き蜂だって一時的に涼まないではいられないようだ。
蜜や花粉を集めて帰ってくる仲間に対して花道を作っておいたら良かろうものを、邪魔になるのも構わずに広がっている。
真面目で勤勉な帰還者は、消耗して動けないやつらを掻き分けて巣内にもぐっていく。
これだけ集まっていたら、もしかして夏分蜂をするのかと期待したが、数日で解消したのを見れば、ただたむろしているだけだったようだ。
8年ほど前に初めて確保に成功した群れが、そのようだったし、今回は6群中の1群のみが2回この状態を作った。
暑くて堪らないときだけの、群れの個性にもよる一時的現象のようで、対処することもなさそうだから静観する。
メダカに餌をやって眺めていたら、セグロアシナガバチ(背黒脚長蜂)が睡蓮の葉に止まって水を飲み始めた。
飲みに来たというより、巣の幼虫に水を与えるために運んでいるというのが正解だろうと思われる。
これも働き蜂で、巣の場所は分かっている。
草刈り中にふわっと飛び上がった1匹の動きを見て、巣の存在を確信して捜したら直ぐに直径5センチほどのが見つかった。
草刈り機の高速回転ナイロン糸を当てれば、女王蜂も世話をしてる働き蜂も幼虫も巣自体も一気に撃滅粉砕できるのだろうと想像した。
アシナガバチの中でも大きい種類だけれど、よほど近づいて巣をつつくようなことでもしない限り攻撃はしてこないと分かっている。
虫を狩る肉食蜂だがミツバチを襲うことはないし、大事な益虫なので放置共生。