クワイというものは関西に定住するようになり、生協のおせち料理の中に入っていたのを食べたのが初めてだった。
年末年始はたいてい田舎に帰省していたからでもあるけれど、縁起物だから何々を食べるという意識を持ったことがないからでもある。
栽培か自生か、それを見たこともないので、店頭で売られているのだって見たのは初めてのような気がする。
植物というより、見た目が動物の何かと思ってしまうのは、鶏の砂嚢や七面鳥を連想するからだと思われる。
クワイと聞けば、スッとクワイ河マーチの口笛を思い出して高揚感が湧く。
それから、何気なく覗いた菓子売り場にあったのが『面白い恋人』。
たしか北海道の『白い恋人』から訴えられていたはずだけれど、パッケージ・デザインを変更して和解したのか?
大阪弁なら、『おもろい恋人』だろうに、大阪城の雪景色と白い服を来たペアを配するあたりもあざとい。
『製造やめてまう前に買(こ)うたろ』という需要を見込んでいるのかもしれないけれど、けっこう細長く続くのか。
『白い恋人』『面白い恋人』を味比べしたり値段との兼ね合い品評をしているブログ記事は探せばあるだろうと思われる。
別にどうだっていいけれど。