田舎にいると、虫は限りなくどこにでもいるから、いちいち気にしてはいられない。
先日のBBQでは、テーブルの四隅下足元に蚊取り線香をつけたので蚊はこなかった。
蚊取り線香もピンキリだが、昔からのKINCHOが効果大なので、蚊取り線香には贅沢をしている。
ただ、迷惑なしつこい蝿が一匹やってきて七月だけれど五月蝿かった。
家の周りにオニヤンマが何匹も飛んでいる。
こいつらはニホンミツバチを素早い反転で捕らえ、モグモグと飛びながら食う迷惑な奴。
補虫網で捕らえて接写してみると、緑色複眼が魅力的だ。
木に穴をあけるゴマダラカミキリは害虫だけれど、これも魅力的な姿をしている。
今回は触角の節を数えてみて、10本の関節があることが分かった。
途中で折れても再生されそうな気がするけれど、わずかな成虫期間にそんなことはあり得ないか。
ドウガネブイブイと思われる、銅色のカナブンはあまり見ないので希少種なのだろうか、派手ではないけれど粋な感じ。
最後の大勢は、スズメバチ・トラップにかかっていた虫たち。
カブトムシのオスにカナブンにスズメバチの大小。
同じ内容の同じトラップでも、成績の良し悪しがはっきりとある。
三箇所ほどテッパンの場所があり、必ず溶液表面一杯の満員になるほど入っている。
真夏となり、カナカナゼミ、ミンミンゼミ、アブラゼミがしょっちゅう鳴いている。
私の耳鳴りは子供の頃の想い出の音、夏休みのミンミンゼミとアブラゼミの混じった音とそっくり。
今の時期の田舎にいると、耳鳴りなのか現実なのかわかりにくい。
そういう理由から耳鳴りがちっとも不快ではないので気にしないことにしている。