鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

石原東京都知事は傾城手管者(懐疑の勧め)

2012年03月27日 18時07分39秒 | 個人的主張など
橋下大阪市長のことをアメーバーにたとえたので、石原都知事はどうたとえるかと考えた結論が【傾城手管者】。それは何故かと問われれば。傾城とは色香で国を傾け滅ぼすモノ。手管は人をだます技巧。手練手管と使われる手練も手管も人をだまくらかしてあやつる技のことだ。手練手管は同じ意味を繋げて強調する四字熟語だけれど、広辞苑では手練と手管が微妙に違った説明になっていたので手管の方を採った。

主(あるじ)は民(選挙民)なのが民主主義だ。すると、現代の傾城とは、城主たる人民に対して耳にここちよい言葉を使って身を危うくさせる者だ。何しろ選挙に勝ち、多くの味方を得ている格好なのだから、その言葉の使い方は巧妙だ。

先日、石原氏はある講演の場で『中国を支那と言わなくてはいけない・・・』と呼びかけたというニュースが小さく報じられていた。以前は『三国人発言』などもあったが、彼は使われなくなって久しい言葉を、しかも嫌がられたり政治的歴史的に不適当とされた言葉をわざと使って、世間全般の気を引こうとしているのだろう。

自民党代議士をしている彼の息子が「確信犯だから・・・」と父親の言動を評して言ったことがある。おそらく、どう攻撃されようと自分有利に進むというシミュレーションがあり、自信たっぷりに挑発しているのだ。マスコミはいつだって太鼓持ちをやらされている。そうして主たる民は、その話芸というかシナをつくった流し目に騙されてしまうのだろう。

中国の歴史的事情からの自尊自大的な中華思想に対して、腹立たしくて羨ましくて残念でたまらないという小児的な想いを、自尊心からあからさまに出し続けているのが現都知事だ。先のブログのコメントで橋下氏について書いた『彼が究極的にめざしているのは、日本の総理大臣になり、憲法9条を廃棄し、原潜や原子力空母を持ち、核爆弾を持ち、アジアの警察となり、アメリカと対等になることだ・・・』というのが彼にも当てはまると思う。

橋下氏と同じ考え方などと言ったら失礼かも知れない。石原氏をそっくりまねているのが橋下氏なのだから。パフォーマンスのやり方が少し違うように見えるかも知れないが、本質的には全く同じだ。親子より親子らしい位の似方だ。

面白い劇場劇を観ているような気分で愉しんでいたら、主たる民はとんでもない苦境に立たされることになるのだ。危機感を感じている人も多くいるだろうけれど、マスコミは現象を追うばかりで本質を伝えない。君が代を強制するなどという大人気ない蛮行が平気でまかり通っている。恐ろしいことだ。

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橋下大阪市長はアメーバー (懐疑の勧め)

2012年03月18日 06時00分51秒 | 個人的主張など
毎日毎日、橋下大阪市長がマスコミに出ない日はない。あまり見聞きしないようにしているのだけれど、これだけ出てくるのだから、言わないではいられない。どういうタイトルにしようかと思い悩んだ末に『アメーバー』が浮かんだ。一定の形というものがないアメーバーが彼をたとえるのによさそうだ。

弁護士稼業でつちかった話法なのか、口喧嘩では誰にも負けないという自信があるからなのだろう。とんでもない主張をして、批判が集まってもスルリと形を変えてかわす。言葉に責任を負うほどの信念がなく、思想に深みがないので形を変えることにためらいも恥じらいもない。

なぜあのスタイルがカッコ良く見えてしまうのだろう。彼は自分でしびれているのだろうけれど、あのダンディズムやヒロイズムはどこから来るのか。というようなタイトルにして切り込みたいところだが、彼と維新の会を選んでしまった大阪市の住人ではないので、口も渋る。

それにしても、大阪市の教職員には同情を禁じえない。もちろん市民にもだ。暴走を食い止めるべくリコール運動をしたくて、シッポをつかまえようにもどれがシッポやらスルリと抜けるし、そもそもの実体というものがなく日替わりで色んなことを言い出すので対処に困っているのが大方の気持ちではないか。今までと勝手が違う・・新しい闘い方を考えないとダメだ・・どうしたらあのスピード感に対抗できるか・・・と困惑している人たちが多いのではないか。

これを書くに当たって、『闘争の論理と融和の論理』『競争原理における切捨て』『権力志向は暴力に対する脅え』『政治家という愉快犯と道化』というようなキャッチコピーを考えた。そのようなことを、きちんとデータなんかも示しつつ論を展開したいのだけれど、その能力がない。骨組みだけでも考えて、肉付けは皆様でお願いします・・という形でも提示できたら・・と想うのだけれど・・・。などと『・・・』ばかりになるのが、ワレながら辛い。

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