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上の画像はつぼみだけだから咲いてるとは言えない。ガクアジサイはマクロ撮影すると、小さな花が綺麗に撮れることがある。というより個性的に大層美しい花を付ける木があるということだろうと思う。ずっと前に他所で撮った画像なら自信作があるのだが、このシリーズはウチで咲いた花としているので、ウチでの近々撮影作だけに限っている。これで良しとするしかない。関西ではアジサイの寺として有名な、近所の三室戸寺に雨の日行ってみようと思う。
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画像のものは、折れ方が一様に歪んでプロペラみたいだ。前に黄色い花のものを挙げたが、あれは葉が小さい種類だ。葉は紫色だったり若草色だったりするが、このムラサキカタバミは濃い緑で少し大きい。雨のときも寒い時も暗い時も葉を閉じる。夕方は早い時間からきちんと時間を守って閉じる。閉じるというより、傘をたたむ感じだ。だから、それがどうした・・と突っ込まれそうな文章にしかならなかったのが残念な花。
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そこで、作ってみようと思い立ったわけだけれど、失敗した。肥料が少ないからか大きく育たない。ヨトウムシなどにやられて葉っぱは虫食いだらけになった。少しだけ収穫したけれど、あとはほったらかしにしていたら花が咲きだした。冴えない黄色で地味だ。これじゃちょっとした野草にさえ負ける。完全に名前負けしている。蝶も見向きしないかも知れない。蝶がきたら、『ア・チョー』とブルース・リーならぬ、ブロッコ・リーが叫ぶ・・・筈はない。
つぼみを食用にするわけだから、花だって食えるだろう。虫食いだらけの葉っぱも茎も、食おうと思えば食える筈だから、独りでラーメンなんかを作るときに丸ごと煮て、刻んで、マヨネーズぶっかけて、食ってみようかと想う。どう〆るかが問われているような気がする。想うだけで終わるかも知れない。
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摘み損ねて伸びると、こんなにも地味で可憐で小さな花を咲かせる。肉眼では、花だとは認めにくい数ミリの花。これの種がどのように飛び散るのか、今年は是非観察してみたいと思う。でも、プランターを沢山もらったので、培養土を買ってきて、友人が送ってくれたオクラの種や買ってきたニンジンやらチンゲンサイやら二十日ダイコンやらの種を蒔いて苗が育っているところだから、そこまで目配りできるかどうか。花たちはここでぽつんとあそこでもぽつっと、という具合にしか咲かないのに画像は増えるばかりだ。
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このブログは正確な情報を伝えることを目的としていない。書き散らしエッセイなので責任は負えない。花を付けた後、その株は枯れて命を終えるのだろうか。この花には必ずと言っていいほどがアリが入っている。虫媒花というヤツでその虫がアリということなのだろう。
何となくの観察から推測と憶測と感じたことを書くだけの文章なので、正確な情報を知りたい方はWikipediaなりで調べて欲しい。今回はなんにも検索しないで書いてみた。ホタルブクロは焦点を結ばせるのが難しい。この画像で精一杯だった。袋の中の赤紫の星がお洒落だ。
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モノアラガイかサカマキガイか、それとも両方なのか確認していないのだが、この花が好きで、すぐ食われてボロボロになる。実は付けないのだと思われる。なにせ加奈陀から勝手に入り込んで繁殖しているヤツだ。日本には雌株だか雄株だかしかないそうだ。いくらでも伸びて千切れて殖えていく。
どこかの川か池から持ち帰ったものだけれど、今までどれだけ捨てたことか。油断すると水槽一杯になってしまう。バイカモ(梅香藻)は綺麗な流れに繁茂して花も愛でられるけれど、こいつは、漢字で書くと大袈裟だが全くの水棲雑草という扱い。もみくちゃティッシュみたいな花が毎日水槽に浮いている。
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花が咲くくらいの大きさになると幹が細いのに枯れた風合いで味がある。ナンテンの木はもしかして、教鞭の材料だろうか? 調べたらいいのだけれど、後にしよう。花と蕾の拡大画像を見ると、何だか変だなと思う。蕾からしたらもっと花弁があってもよさそうなのに白いのはすべてガクで開きながら6枚を残して剥がれ落ちるのか?
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そうすると、黄色いのが花弁か。中にとっくり型のものが見えるのは雌しべで、ふくらみは子房か。すると雄しべはどれだろう。虫眼鏡で調べるほどの情熱はない。以前、ナンテンの植木鉢をたくさん並べている家を見たことがある。ナンテンの子を捨てられないタチのヒトなのだろうと思った。ナンテンばかりの山なんてのはないのだろうか。ナンテン公園だってなさそうだし、何しろナンテンはどこでも添え物扱いのような気がするけれど、逞しい木だ。
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ロゼットの根はまっすぐ地下深く潜り、相当に厳しい条件でも生きのびるそうだ。境界の筋目だから、宇治市の管轄ともウチのものとも言えそうだ。ネットで見ると、茎は中実とあった。中空ではなくて詰まっているということらしい。ところがウチのは中空だった。どうみたって、ほかすべての条件からブタナに違いないのに、これは困る。
タンポポほど、ストローになりそうにはっきりとした中空ではない。でも中空だ。先のハルジオンは中空でヒメジョオンは中実という区別がある。このブタナはブタナもどきなのか? だいたい中実はチュウジツと読むのか? 辞書では忠実としか出てこない。忠実から心を抜いたら不実だ。中実は実(じつ)がなく中空なんである。
そんな屁理屈はさておき、ブタナはなかなかにかわいい花だ。ウチの前の雑草おいしげる空き地に首をのばしてたくさん咲いている。その種が境界の筋に根を下ろしてロゼットを展開し花を付けた。隣の境界からは少しウチの方に寄っているのでウチの花だ。踏まないようにしたい、愛いやつ。
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他所では、たまに紫がかったのを見ることがある。あれだったら大事にしたいところだけれど、ウチのはその気もない真っ白だ。この花の特徴は花開く前はうなだれていること。今にも枯れそうな、水が欲しそうなしおれ方をしていて、いざ咲くとなるとパッと上を向き、太陽に向かってるのかどうか堂々と姿勢を正す。
花マークにしてバチバチ撮り一番焦点の合った画像を選んだ。陽が一番強く当たっていた時間だったからか、そっくり返っている。まんなかは、これも黄色い小花の集合だと画像を見るとよくわかる。刺身のツマになっている小菊によく似ている。ひょろっとして茎に付いてる葉っぱはおとなしいし、花もかわいく咲き続けるしで、これもつい許してしまう。
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食餌用バケツに入れて粒餌を浮かべておいても、つつこうとしないし、動き回って出たいという素振りも見せなかったから、このまま死ぬんじゃなかろうかと心配だった。食わないからウンコもしない。冬眠から覚めてモヤモヤっとしたものを排出したら元気に食餌しはじめる筈なのに、いつものそれがない。
動き回らず、もうすっかり何もかも投げ出したように、画像のような格好をしてることが多かった。チベット仏教の五体投地の巡礼姿を想った。あれは何という敬虔さ或いは執着。自分が尺取虫だと思い込まなければ、成し遂げられないような大変な苦行だろう。などと門外漢は無責任に驚嘆する。あーまた横道にそれた。
ほとんど全く餌を食べてくれないと思っていたのだが、餌バケツに閉じ込めることを3日置きくらいにしている間に、数日前ウンコを水中に少し見つけた。わずかに食べていたのかも知れない。そうして手持ちの徳用餌もなくなったから、昨日少し奮発して3種類のスティック状のものがミックスされているのを購入して餌バケツに入れた。
ジャブンと沈めても、首を出すこともしないのはいつものことで、また半日以上はそのままにしようとほったらかしにしておいて二時間後くらいに見たら、30粒ほど浮かべた餌が3、4粒を残しただけになっていた。もうこれで安心だ。12月までは、確実に命の保障ができたようだ。これからは水中でウンコをするように、つまり玄関でしないようにとタイミングを図ることだけが大事になる。 (カメリアがきてから 1286日目)
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ハート型は何の葉っぱがモデルなんだろうと考える。ズイキの葉っぱも大きいハート型だし、葉っぱにはハート型が多い。四つ葉のクローバーをデザインした商標イラストはよく見るけれど、実際のクローバーの葉っぱはハート型と言えないくらい微妙だ。と、記すのは実は逆転しているのだろう。
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