鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

身の回りの生き物のこと ⑦カジカ科かハゼ科か、何カジカか何ハゼか

2012年07月26日 08時46分00秒 | 身の回りの生き物のこと

前回のシマドジョウと一緒に連れてきたのがこれ。2センチにも満たないチビで、ピントが合ったのを拡大して見たら、キセルをくわえてプカリとやりそうなおじさん顔。

倍以上の大きさのものも数匹いたのだが、次の日に死なせてしまった。元居た川の水だけで飼い、徐々にこちらの水に慣れさせなければならなかったのかと反省した。これからは川の水を2Lペットボトル数本分持ち帰ることにしよう。

ところが、そればかりではなく、或いは、まったくそれではなく、水温が高くなりすぎたからかも知れない。半日しか陽の当たらない屋外に水槽は置いているのだが、ちょっと油断した。急激に暑くなった日で、ブクブクはしたのだけれど、ぬるい位の水温になってしまっていたから30℃近くになっていたかも知れない。

カジカ科の飼育は20℃以下の水温を保たなければならないという記述を検索して見つけた。元から居たカワムツやウグイは何ともなかったが、大きい新入りは全滅した。でも2センチ以下のものは5匹程生き残った。

ススッと動いては底やガラス壁面に静止する。こいつらは仲間同士で仲良くすることがない。ウグイやシマドジョウに襲われることはなさそうで、互いに無視しているが、同類が近づくと、一方が攻撃し一方は逃げて小さく距離を保つ。激しく追い掛け回すということはなく、かなり地味な縄張り争いだ。

3年程前にも、一匹飼ったことがある。四角いペットボトルを寝かせて水槽代わりにした。生餌しか食わなかったので、ボウフラや赤虫を探しては食わすのが日課だった。食餌シーンが実にかわいいんである。覗くと、何ですか?という仕草をするし、餌をくれるのかな・・?というソワソワ動きをする。何より、目玉をキョロリと動かして視線を投げて寄こすのがたまらない。

1センチ強から、体長にして3倍、体積にしたら何十倍かに育てたが、結局死なせてしまった。寿命ではなかったと思う。今思えば、おそらく水温が上がった時に身が持たなかったのだろう。ハゼ君などと呼んでいたので、死なせたときには少し落ち込んだものだ。

今回のおじさん顔のやつは60センチ水槽大の手作り水槽にいるので、餌をやるという親密さは持てない。どうしたものかと思うが、今のところ自然発生のミジンコなどを食っているはずで、それぞれがとても元気だ。

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身の回りの生き物のこと ⑥シマドジョウ

2012年07月23日 13時14分25秒 | 身の回りの生き物のこと

三重県の雲出川で捕ってきたのが画像のシマドジョウ。出世した友人の里山リゾート・ハウスで少人数の同窓会が催され、泊りがけで呑み、食らい、語り、遊んできた。そして、目も前にある川で童心にかえって、かえったつもりで、かえった振りをして雑魚や川エビなどを網ですくい、持ち帰った。

こどもの頃、私にとってドジョウなんて捕るほどのものではなかった。田舎の実家ではドジョウを食う習慣がなかったし、ドジョウ捕りは面白みがないからだ。ドジョウは動きがのろい。強い警戒心がなくて、動くのもわずかな距離で、すぐ静止する。稲刈りが済んで水を抜いた田んぼをスコップで掘れば、いくらでもドジョウなんて捕れた。

ドジョウ汁をする家もあったし、豆腐のなかにもぐりこんで湯の熱さから逃れようとするんだという話も聞いたことがある。こどもがドジョウを田んぼで捕り、それを母親が調理するというのは普通だったようだが、なぜかウチはそれをしなかった。たぶん母親が生きたドジョウの調理を嫌がったからだろう。

わたしがドジョウ料理を食べたのは一度きり。友人に有名なドジョウ料理屋に連れていってもらい、ドジョウフルコースを確か・・おごってもらった。『どぜう』という看板の有名店だった。無理して全部食べたが、もう食べなくていい。口に合わなかったのは、母親に食わしてもらわなかったからかも知れない。

横道にそれたが、このシマドジョウを故郷では見たことがない。普通のドジョウばかりで、これは元々居なかったか、農薬を使うようになってから居なくなったか、居ても私が遭遇しなかったからか。小さな網を使って雑魚を捕るのは早々と卒業して、釣りの方に向かったからか。

シマドジョウというのは検索して調べた。一匹200円程で売っているようだ。酸素不足にも強く、飼いやすいそうだ。ウチの水槽でも、底の砂を口に含んではもぐもぐとやっている。底の砂や泥に含まれてる何かを食っている。ちょこっと動いて静止しては、こちらを窺ったりしてなかなかにかわいい。

名前を付けたい。『総理大臣』なんてのは・・・どうもしっくりこない。『宍戸』か『オダギリ』ではどうか・・。『お嬢様』ではどうか。それとも『こんにちは』にしようか・・などと思いつつ、ちっとも決まらない。『プリーズ』なんてのはどうか・・とか。

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身の回りの生き物のこと ⑤ヒメダカ

2012年07月08日 19時57分00秒 | 身の回りの生き物のこと

わが家のヒメダカは前々回書いたように20匹ほどしかいない。よく見ると圧倒的にメスが多い。これは自然の法則なのだろう。オスは生命力の強いのがわずかに居さえすれば良いということのようだ。

画像のヒメダカは、一匹だけ残ったサワガニと同居させているもの。ボウフラが湧いても、どんくさいサワガニは捕らえることができない。大量に湧いたので入れたのだが、ボウフラは一匹残らずメダカの腹におさまった。このヒメダカは4センチ近くの巨大メダカで3年ものか4年もの。これもメスなので、オスを世話してやりたいところだが、20匹中、3~5匹しかいないようにみえるオスを一匹だけのために世話するわけにはいかない。

本日、ホテイアオイを買ってきて、ヒメダカ水槽に入れた。何しろ卵を口にぶら下げているヤツまで居たので、卵も救ってやらねばならない。卵には水草などにくっ付けるための糸が付いている。それで直ぐに呑み込めなかったのか、もてあそんでいるのか、まぁそうなったら、どのみち喰われてしまう運命。

腹ボテや卵をぶら下げたメスが何匹もいたので、4時間ほどしてヒゲ根を調べたら3粒の卵がついていた。採取して稚魚飼育用にあけた水槽に入れる。そんなことをしなくても、毎朝注意深く親水槽の隅を観察していれば孵化したての稚魚をすくい取ることができるのだけれど、両方でいこうと思う。

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【盲亀カメリアの近況(その36)】 七夕の冒険

2012年07月07日 20時13分09秒 | 盲亀カメリアの近況
カメは網戸を垂直によじ登ることができる。夜、玄関で過ごしているカメリアは、私が朝ゆっくりしていてトロ舟に戻すのが遅くなると、色んな行動をする。カタンカタンと徘徊して、時々仰向けに転んだり起き上がったりを繰り返す。

先日も登っているのを見つけて降ろしたのだが、今日は最高高度に達したのではないかと思われる。このままほったらかしにしたら、どうなっていたか。網戸障子には中桟があるので、80センチ程上がったら進退極まるはず。落ちたら脳震とうではすまないだろう。甲羅が割れてしまうのではなかろうか。

進退と書いたが、カメはたぶん後ずさりができない。爪は網戸網に引っ掛けて上がるには適しているが、下りるにしても方向転換している途中で爪が外れるに違いない。落下は必至だ。この無謀さはカメだからだろうか。カメリアだからだろうか。

今日は七夕であるからして、頭が半欠けの盲亀であっても、何かしらうずくモノがあって、ついつい危険を冒したに違いないなどとこじつけたりする次第。多分オスだと思われるカメリアに相手を世話すべきだろうか。来年の七夕にでも・・と先延ばしするのがすまない気もしたりする。
       (カメリアがきてから955日目)     

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身の回りの生き物のこと ④メダカ

2012年07月06日 16時57分46秒 | 身の回りの生き物のこと
ひょんなことでメダカを飼い始めてから、もう5・6年ほどになる。小さな庭の花や植木に、夏場は水やりをするのだが、溜め水用に水槽を設置したらボーフラが湧いてしまった。ボーフラ退治なら金魚だろうと思いついたが、金魚の意外な高さにたじろいで、ヒメダカに落ちついたのだった。

メダカを飼ってみて気づいたのだが、子供の頃にメダカだと思い込んでいたのは、カワムツなどの稚魚だった。『めだかの学校』は耳なじみだったし、牧歌的里山育ちでもあったから知ってて当たり前のつもりでいたけれど、実はメダカを知らなかった。

私の郷里の新潟県ではメダカを食用にするという記事を読んだことがあり、その後実際のそのシーンをテレビでみたが、それはヒメダカだった。食用に繁殖させているようだ。私の子供の頃には、すでに農薬などのせいで天然のメダカは姿を消していたのかも知れない。

3年ほど前に天然のメダカ(黒メダカ)が、私の現住所から車で30分程の農業用水路に生息していることを偶然知って、採取したのを飼いはじめた。画像のメダカは今年我が家で孵化した稚魚。1センチほどになった。卵を保護して繁殖させるようなことをせず自然にまかせているので、なかなか増えない。卵か孵化したてのウチに共食いでやられてしまうようだ。

条件を良くして目をかけ手を加えてやれば、いくらでも増やせるけれど、飼い始めの熱心は消えてしまい、放任状態の青汁状態だからサバイバル競争に勝てる個体だけが生き残る。

只今生き残りのメダカは、ヒメダカ約20匹と天然のメダカが約15匹。またぞろホテイアオイでも買ってきて、卵採りをして、もうちょっと増やそうとも思う。水槽を外に置くからほったらかしになるのだ。食卓に置いて眺め始めたりすると、メダカはあっと言う間に、貰い手先を考えねばならぬ程に増えてしまうのだけれど・・。

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