画像はまたまたサワガニ。タイトルと違う画像にするのはこれで最後にしよう。何となく見て欲しい背中。平家蟹というのを見たことがないけれど、このサワガニの甲羅も気迫のこもる人面だ。壇ノ浦の合戦で怒りならぬ碇(いかり)をくくりつけて入水する知盛もかくやという表情ではないか。まだ若いのに『見るべきほどの事をば見つ・・・』などとうそぶきつつ自分を慰めて身投げせずにはいられなかった無念さが偲べるというものである。またまた余談。
サワガニは喧嘩をしない・・ような気がする。今までに何匹か死んだが、ひっくり返ってはいるものの脚が千切れたりしていたことはない。腐ると強烈な臭いを発するのでいつもすぐ取り出した。鷺に見つかっても大丈夫なように網戸も載せてある。。サワガニの唐揚げはおいしいけれど、ここまで飼ったら食えない。それなのにここに来てあっけなくばたばた死んでしまうとは・・。
さて(2)の水槽の水草も(4)の大繁殖した水草もズタズタに千切れて浮いているのが多く見られるようになった。どうも食うために切るだけではなく、ハサミに触れたら挟むそして締め上げてチョキンと切る習性がザリーにあるのではないか。共食いすらやるそうだからサワガニはザリーに殺られたと判断せざるを得ないのでは・・・。 (つづく)