仕事先に向かう途中で、信号待ちの車中から撮ったのが画像の看板。枯れ草の空き地のように見えるかも知れないけれど、自転車が放置されるのを防ごうというねらいの看板が立てられる程の都会の中なのだ。京都は五条大橋の近く、五条河原町の交差点南西角だ。
『放置自転車は、やめましょう 』って、ひどいんじゃないですか? 言いたいことは分かるけれど、まずいなぁ・・・これ。普通に考えるなら『自転車の放置は、やめましょう。』の筈。放置自転車という言葉は、どう考えたって、放置された自転車のことだから、擬人化して自転車に呼びかけてるのか? 『放置自転車さん、そこに居続けるのはやめて下さい』と頼んでるのかな?
放置自転車をどう取り締まるかというお上の目線からしか物を考えないから、こういうことになるのかも知れない。放置する人間の理由とか都合とかに思いを巡らせれば、きちんと呼びかける文章にもなるし、どういうことが必要なのかも浮かび上がってくる筈だ。
なぜ、チェック機能が働かなかったのだろう。これは、ぜひとも追求というか、探求してみたい。誰一人として変だと思わなかった筈はないのだ。なぜ、企画製作実行途中でどこもかしこもスルーしてしまったのか・・・? もしかしたら、行政機構そのものがまるで機能していないのか・・・。などと懐疑した次第。