鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

雲越しの朧月夜

2024年10月18日 07時43分07秒 | 日記


昨日の10月17日はスーパームーンの観られる日ということだった。
ところが、親しかった、親しみを感じていた友人知人の3人の死を知ることとなった日となる。
1人目は、近所の4歳上の又従兄で、子供の頃の私のヒーローで婿に行った人。
ペースメーカーも埋めていたけれど癌になり入退院を繰り返した後に力尽きたそうだ。
2人目は、今年の2月に石垣島にも行った仲だが発病を知った時すでに膵臓癌のステージ4。
奇跡的に何年間ももったけれど、先月ウチにくる約束もダメになり痛みと戦いながら世を去った。
3人目は、我らの準レギュラー友人で、先生でもある人だったが、彼も前立腺癌だった。
彼は放射線治療を選び、再発したことを我らに伝えずに独り頑張っていたようだ。
又従兄は葬式を終えたばかり、膵臓癌の彼は昨日亡くなり、友人先生は3週間余り前。
晩御飯を食べてから後片付けもせず戸締りもしないまま電灯着けっぱなしでベッドに入った。
寒気がして布団に入らないではいられず、3時前に目が覚めてスーパームーンを思い出し、外にでた。
雲越しの朧月夜。

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塩沢駅にて友人を送り宿場町の風情と鈴木牧之に触れる

2024年09月28日 08時11分22秒 | 日記










芝峠温泉「雲海」に朝から3人で行き、露天風呂から谷川岳や苗場山を遠くに望み、2人の友人を駅に送る途中、幼友だち同級生宅に寄った。
お茶を1杯頂くだけで良いからと伝えておいたのに、結局は手の込んだ田舎料理昼食をご馳走になった。
聞けば朝から用意したのだという数々のうち、最高に美味だったのは、餅米が3分の2という五目おこわの炊き立て。
スマホで千葉の友人が時刻表を調べ、十日町駅に送るよりは少しドライブをして六日町駅まで送ることになった。
ところが魚沼丘陵越えの道を1本間違えて、便利なショートカット八箇峠トンネルを通らずに狭い峠超えの冬季は閉鎖される林道に入り込んでしまった。
ぶっ飛ばしてようやく塩沢に抜け、その先でも左右を間違えたりしながらも、なんとか間に合って上越線塩沢駅に着いた。
無人駅のワンマン電車に戸惑ったりしつつプラットホームで見送った。
せっかくの塩沢なので鈴木牧之記念館を独りで見学し、塩沢宿の風情を楽しみ、牧之の生家を撮った。
文庫本の『北越雪譜』は所有しているけれど、記念館でA5サイズ『江戸のベストセラー北越雪譜』720円を買う。

蝶観ニュース
ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』も朝ドラ『寅に翼』も終わった。
時々故人が出てきての対話があり、特に『家族・・・・』にはそれが多くて観るのをやめようかとさえ思った。
そして、昨日の『寅・・・』でもドラマの最後はそのようにしなくてはならない決まりがあるように故人が幽霊のように出てきて白けた。
白昼夢のようにわずかに挟むなら良いだろうし、ドラマなのだからそれはそれで、という気もするけれど、とにかくせっかくの最終回なのに両方とも白けてしまった。残念!
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昨日は裏山で崖を登り降り

2024年08月10日 08時21分41秒 | 日記




昨日は晴れ渡って風もなかったので放射冷却が起こり、夜は涼しく、星も久々に視えて、今朝は気持ちの良い肌寒さを感じた。
神奈川県西部での地震は新潟県の我が家では感じられなかった気がするけれど、『ん?』という一瞬の揺れを感じた気もする。
一瞬の目眩(めまい)など、自分の不具合も度々感じるようになっていて、外がおかしいのか自分がおかしいのかの境が判断しにくくなっている。
老化というのは彼我の区別がはっきりせずに、なんでも受け入れざるを得ない状況か、とも想う。
階段を下りるのに臀部の筋肉痛を感じて、何か特別なことをやったかなぁと思い起こせば、溜池の様子を見るために裏山の崖を登り降りしたなと気づいた。
その時に見たのが、飛んできて葉の裏に隠れたナシイラガ(梨刺蛾)で、もちろんのこと帰ってから検索して分かった。
フードを被ったような姿を観て、宮崎駿のアニメに、こんな被り物をした老人が出てきたような気がして、これをモデルにしたな、などと勝手に想像する。
その横に見つけたのはヤブツバキ(薮椿)の実なのだが、見方によってはセクシーなような健康的のようなテカリが目を引いた。
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昨日はお付き合いの日

2024年05月03日 09時35分35秒 | 日記








ケアハウスに入っている姉の持病(潰瘍性大腸炎など)の薬が無くなりそうだということで内科医院に付き添い。
わずか100mほどでも1人で歩いていけない程に体力が無くなったのは病気のせいではなく、無気力な性格のせいで、それでも食欲は普通以上にあるので太っている。
朝の6時から順番取りに行ったら誰もいなくて不安だったけれど、10分ほどしたらぽつぽつと集まってきた。
7時にドアが開き、もらった札の1番などというのは今までの人生、めったに縁のない数字で、こんなことでしか取れない。
一旦帰宅して朝ドラを観てから、今度はケアハウスに行き、姉を乗せて内科医院へ。
8時半の受付にぎりぎりセーフ後は、1番だからすっと終わるかと思えば、なかなかに時間がかかり、終わったのが10時
順番取りに行ったのは、10時半予約の歯科医院にも連れて行かなければならないからで、その前にゆうちょ銀行ATMでお金を下ろしたいときた。
内科医院の斜め前が郵便局なので、手を繋いで歩いて行こうと思ったけれど、国道を横断する前に信号が変わるのは分かりきっているので、内科医院の駐車場から郵便局の駐車場まで車を走らせる。
それからまた、数10mしか離れていない歯科医院へ。
歯科医院では入れ歯の型取りなどに時間も掛かり、ケアハウスに送り届けたら11時過ぎになっていた。
帰宅して、耕運機を掛け、昼飯は立ったまま台所でそそくさと掻き込み、また耕運機を掛けた。
午後の14時には前のお宅の奥さんを連れて、毎週木曜日はスーパーのシルバーデー5%引き狙いのショッピングに行く。

1枚目;郵便局駐車場のアスファルトとコンクリートの隙間に咲いたサンシキスミレ(三色菫)。
2枚目;番号札だって1番は滅多にない幸運のようで嬉しさのあまり記念撮影。
3枚目;ケアハウスピロティ前の花壇はチューリップ1株だけ花びらを持ちこたえていた。
4枚目;またしても家の裏で見られたのはカワラヒワ(河原鶸)の雛で、立木の枝に親鳥が止まって鳴いていたのでカワラヒワと同定できた。
雛の広げた羽根模様でもカワラヒワと分かる。
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今期の冬越しは良

2024年04月02日 09時19分09秒 | 日記








雪の少ない冬だったから、頼んである屋根の雪下ろしは1回だけで済み、竹の雪折れは1本もなく、長く雪に埋まったままだと消滅してしまうという玉ねぎも生きていた。シイタケも出ているしフキノトウも出ている。メダカも生きていたし、一番肝心なニホンミツバチは弱小群だった一つ以外は皆生き延びていた。本当に珍しくほぼ雪害が無かったようだ。能登半島地震では新潟県の海沿い地域ではかなり被害もあったが、十日町市の我が家は、床に置いていたミネラルウォーター2ℓペットボトルなどが3本倒れていた以外は目立った被害はなかったようだ。それでも100日留守にした家の中は埃っぽくざらざらしている。宇治と比べたら異常に寒くて、コタツに潜り込んだら何もする気が起きず、夕飯は味噌汁を作っただけで、あとは土産に買ってきたものを開けた。カジキの昆布締めは値段ほどの味ではなかった。イナゴはなかなか、蚕のサナギも少し臭いけれどイケてるし、ハチの子だって悪くない。そうしてこれから6月末まで独り暮らしが始まる。
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不動様

2023年08月19日 08時40分08秒 | 日記






昨日はちょっとした用事で隣の小千谷市に行き、国道が工事中で片側通行だったのを避けて旧道に入ったら【不動様】があった。
小学校二年生か三年生の遠足がこの不動様で、耳で覚えていた【ふどぅさま】がこれだったのだな、と直ぐに分かった。
【越後新四国第七十五番不動尊】というのが正式名だと今回ようやくにして分かった。
さすがに遠足目的に選ぶだけのことはある由緒ありげな彫り物は立派で、格の上等さを感じてついつい賽銭なんぞも放り込んだ。
小学校からおよそ4km半ほどか、往復10km近い道をよくもまぁ小学2〜3年生が歩いたものだと感心する。
今も恒例行事があるのかどうか、歩いて不動様の祭に行ったことがあるということを同級生から聞いたことがある。
昔は多少の距離をものともせず、舗装もされていなかった道を平気で遠出したものだった、などと想い出す。
直径1m以上の大木の切り株があり、真ん中の虚(うろ)から朴(ホウ)の木が生えていた。
切り株からのひこばえ(蘖)のように見えるけれど、切り株が古いような感じでどうも疑わしい。
でも、もしかしたら、朴の大木だったのか。
この程度の幼木は冬囲いをしないと素直に伸びることはできないので、時々何気なく確かめに寄ってみたい。
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待望の雨は15mm

2023年08月18日 09時06分54秒 | 日記






昨日は、こちらのスーパー原信で毎週木曜のシルバーズデー5%引きにつき、いつものように農事の師の奥さんを乗せて買い物にいってきた。
帰ろうと動き始めたときに、雨をたっぷり含んでいるはずの黒雲が前方に見えて、普通ならブルーになるところを、「お~」と喜んだ。
天気予報は今までことごとく外れて、雨マーク30%なんかでは、まずもって降るはずがないと諦めてきた。
ところが昨日の30%は当たって、走るうちに大粒の雨が降り、ワイパーも速い振幅にしたりして、「ようやくですね」「良いあんばいだのー」てなことを言い合った。
局所的でウチの辺りが降らないということもあるわけだが、到着しても振り続けていた。
庭のガラステーブルの上で跳ねる雨の様子が撮れればと試したけれど、スマホでは濡れているのが分かる程度にしか撮れず、残念。
久々に全体が湿った状態になったので、枯れあんばいのミョウガが復活してくれるかどうか。
たまたま外に置いたポリバケツにはだいたい15mmほどしか溜まっていなかったから、からから地面が一気に復活というには程遠い。
それでも地面が濡れると夜気は涼しくて、昨夜は寝る前にサッシも閉めて長ズボンのジャージと長袖シャツを着て寝た。
本日も17〜19時までが30%の降水確率で、雷注意報がでている。
15mmの降雨ではほんのお湿り程度にしかならなかったわけだが、昨日同様水遣り一回分の降雨を期待する。
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重機に憧れる

2023年02月19日 08時18分08秒 | 日記


大規模宅地造成がなされ予定通りに町ができた後でも、周辺には長く放置されている場所があったりする。
中途半端なまま空き地になるのは、それぞれのひな壇にそれぞれの事情がありそうだが、そんな1つに重機が入った。
元の自然に戻すなんてことはほぼありえないわけで、ようやく目処がついて家が建つのだろう。
パワーショベルというのだったか、運転席前面に格子のガードがあり、真っ黒でいかつくてカッコいい。
何だか鉄人28号を思い出したりして、こんな重機で生家の周りをいじくりたいものだと夢想した。
土木の仕事をしていた友人がLINEをようやく始めたので、この画像を送ってみた。
『300万円位するでしょう リースの方が安くつく』とのことだった。
こういうものは中古でもかなりするはずで、もっとずっと小さいタイプなら現実的かと思う。
わが一生の最後のおもちゃを買ってくれるパトロンは現れてくれないものかと願ったりもする。
明日から工事が始まり、動く姿も観られるはずで、まず巨岩を割るのか、散歩の足がここで止まりそうだ。
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男性のための電話相談

2023年01月17日 10時19分19秒 | 日記




コミュニティー・センター略してコミセンのトイレ手洗いに名刺が置いてあった。
「男だから、弱音は吐けない・・・」って、確かにそのようなプレッシャーは知らずしらずのうちに感じていたような気がする。
涙は人前では見せられないと思っていたし、人生の岐路にあたってでさえ他人に真剣な悩みを相談したことがない気がする。
酒で失敗したことは多くあったけれど、ストレスを酒で紛らわせるという習慣はつかなかった。
落ち込む事態が起きたら、不貞寝するか、どこまでも歩き続ける。
究極状態まで行き詰まったら、ひたすら逃げの一手で、他人に相談するという選択肢はなかった。
当面、この電話にかけることはなさそうだけれど、財布には入れておこうと思う。
だれかに無言で渡しても良いのだから。
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貰い物

2023年01月10日 02時02分02秒 | 日記


『貰い物』とすると、呉れた相手に感謝の気持ちをもっていないような、その物にもありがたみを感じていないような印象になる。
『頂き物』あるいは『戴き物』とすると、相手との関係は上下関係だったり、儀礼的交際の正式作法にのっとった物という印象になる。
それならやはりプレゼントが妥当かなどと、いきなり手渡されたワイヤレス・スピーカーについて思った。
私のノートパソコンは、かなり前から内蔵スピーカーの音が雑音まじりのひどいことになり、Youtubeを視聴するときはイヤホンか外付けスピーカーを使わなければならなくなった。
スピーカーは安物を買ったら音が悪くて、しかもヘッド・セット接続端子を挿しこみ、電源線も繋げなければならないという面倒臭さもあり、だんだんと使わなくなってしまった。
3ヶ月以上の冬ごもりをするために自宅に戻るに当たり、田舎にそのスピーカーを忘れてきた。
というわけで、音のいいスピーカーか新しいノート・パソコンが欲しいようなことをぼやいていた。
そうしてるうちに、いきなりアマゾンから来たダンボール箱から取り出して『いつまでもぐずぐずしてるから』と手渡されたのがこれ。
電機店で手に取って、その場ですぐには買わずに考える時間も持ち、それでも悩んでどうのこうのをすっ飛ばして、ネットが何でも一番安いし手っ取り早いからと言うのだ。
USBで充電したら信じがたい程の長時間利用が可能ときて、音も良いし、防水で、マイク内臓なのでハンズ・フリー通話もできちゃうお洒落仕様。
ブルートゥース設定も簡単に済み、たったの一日で座右のなにがしといった様子になった。
これでまた音楽が身近になり、マイ・シンプル・ライフが少しだけゆたかになるのか。
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車の鍵複製

2023年01月06日 08時06分08秒 | 日記


先月は昨年の師走、車の予備鍵を1本失くして、さんざ探し回ったけれど、とうとう見つけ出すことが出来ず、それが昨年の数々の失敗の内の最大最悪事件。
田舎でのことだから、春になって雪解けとなり、またあちらに行って家の周りを徘徊したら見つかるかもしれない。
とは思うものの、やはり鍵が1つしかないのは不安で、メーカーの営業所に電話をしてみた。
ボタンが3つあるリモート・キーなので万はするだろうと覚悟していたものの、3万5千円以上と聞いてぶったまげた。
それならと、エンジンをかけるのは鍵を挿し込むタイプなのでリモート操作機能無しの複製でも車は動くのではないかと聞いてみた。
すると、車の車種車番などを聞くので車検証を見ながら車の情報を伝えたら、調べて折返し返事するとのこと。
結果、ホームセンターなどで複製したらだいじょうぶ、エンジンはかけられるという返事。
さっそく複製を作りにコーナンに行き、試してみれば、ドアの施錠解錠のリモート以外は支障なくできる。
今の車にする前までがそうだったのだから、戻っただけだ。
リモート・キーはどこに駐車したか分からなくなった時にボタンを押すとぴかぴかと応えてくれる。
であれば、そういう駐車場に停まる可能性のある外出時には本鍵を首から下げて行くことにする。
610円で複製はできたのだから、もう1、2本予備を作っておくべし。
昨年の最悪としたけれど、近々なのでそう思うだけで、じつは3位か4位ほどだ。
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三が日の〆は墓地の上から夕焼けを観る

2023年01月04日 11時09分09秒 | 日記






初日の出というのを観たことがないような気がする。
私の生まれ育った場所は十日町盆地の端にあり、東側が裏山だった。
裏山の雑木の上から、いきなり上ってくる太陽を拝むという習いはなかったのだろう。
新潟県は佐渡ヶ島などは別にして、海から昇る太陽はたぶん観られない。
海に沈む太陽は何度も観たことがあって、夕焼け日没はいつだって気分が高揚する。
日の出もじつは何度か観たことがあって、初日の出をネパールの山で観たのだけれど景色として記憶に残っていない。
昨日の散歩は、冬らしく澄んだ空気だったので、大阪方面が見える場所を目指した。
黄檗宗萬福寺の裏山斜面を這い上がるように建っている華僑墓地墓石群の頂上から見下ろした。
左に生駒山山頂のテレビ塔が見え、奥には信貴山や金剛山があり、右手前に男山、そして天王山から西山連峰と続き、遠くには六甲山脈が見える。
京都盆地は南だけ開けていても海までは見えない。
南東にあるこの地の地平線に沈む夕日が望める高台に、成功した華僑達の墓が建っているという次第。
いつものテニスコートまで歩いたら夕焼けが濃くなっていた。
夕日に照らされた桜の芽が頼もしく見え、東の空には満ちる前の白い月。
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新春は冬

2023年01月03日 10時56分10秒 | 日記






マンゲツロウバイの根元に白いクリスマスローズが一輪咲いた。
クリスマスローズは別名をカンシャクヤク(寒芍薬)とも言うそうで、それなら冬の花と納得できる。
このクリスマスローズは普通の赤紫もあった筈なのに、白しか残らなかった。
うちはキキョウも青紫が消えて白だけになったので、それから類推すると白い花というのは何でも強いのだろう、たぶん。

夕方に散歩していたら、クリスマスイルミネーションとはちょっと違う金銀電飾光を植木にまとわせた家があった。
暗い世相の寒い冬を元気出して明るくやっていこうよというメッセージを発しているのだと思った。

萱尾神社はいつもは神主さんもいない古い神社だけれど、初詣のためにそれなりの用意が整っているだろうと目指した。
おみくじを引いてみたかったけれど、薄暗くなっていたので、昼は開けていたはずの社務所が締まっていた。
初詣なので賽銭を入れ鈴も鳴らし二礼二拍手一礼。
屋根の上に数日で満月になる月がでていた。
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失せ物かえる

2022年08月04日 08時27分00秒 | 日記


大地の芸術祭の展示を、ある会場で観終わり、車に戻ったのだが、ポケットに入れていたキーがない。
いつも同じポケットに入れているはずなのになくて、すべてのポケットを探ってもなかった。
乗用芝刈り機のキーとセットでリングにくくってあるので、困った事ではあるけれど、パニックになるほどではない。
キーは必ず予備を持っていて、芝刈り機の方の予備は家にあるし、車のキーの予備は履いているズボンのベルトのフックに掛けてある。
ただし、車のキーはキーレスキーなので、複製をつくるとしたら時間も費用も掛かりそうでそれが面倒だ。
駐車場で車を降りてから歩いたコースをたどりつつ、とりあえず展示会場の受付係に「車のキーの落とし物が届いていませんか?」と聞いてみた。
そうしたらいきなり「メーカーはどこですか?」と言うのだ。
『メーカー??・・あ、そうか車のメーカーか』と即答するまでに一瞬の間を作ってしまった後で「トヨタです」と答えた。
すると、「どんなキーホルダーですか」と聞いてきた。
『キーホルダー??』とまたしても少し間を作ってしまった。
リングに付けているだけだった気がしてキーホルダーに付けているという意識はなかった。
思い出そうとしているときに、係員の態度と物言いに奇妙さを感じて、「キーが届いてるんですか?」と聞いてみた。
「はー」と小さく答えたようではあったけれど、とにかくどんなキーホルダーかを答えられなければ渡せないというような雰囲気。
私は「キーホルダー・・」と口にだしてから、ようやく思い出した。
友人からただでもらった乗用草刈機のキーは革製錨のミニチュアのキーホルダーが付いていて、それに私のキーレスキーをくくっていたのだった。
そこでようやく私はキーホルダーの特徴を示すことができて、彼は机の引き出しから、見慣れたキーを出してくれた。
私は予備のキーを彼に示して「ほら、同じものでしょう!?」とついつい言ってみた。
すると、彼は2つのキーのギザギザを確かめるように両方とも触った、触れば同じものか分かる能力を持っているみたいに。
どこに落ちていたということだったかだけを聞き、「ありがとう」と言って、その場を後にしたのだったが、私の中で『なんだかなぁ』という奇妙な?マークがいくつも湧いた。
あるブログで、名前も書いていないSuicaを失くして、それが戻ってきたと喜びを表している記事があった。
予備があったということとは別に、ここは日本だ、私の田舎だ、山奥だということもあり、戻ってくるのは疑っていなかった。
拾った人が、落ちていたという駐車場でキーレスキーを操作したら、どの車のものか分かったはずで、それはしたのかどうか。
届けてくれた方の善意には感謝するばかりでありがたかったのに、本当に持ち主と確信できなければ渡すわけにはいかないという受付係の正義感に首を傾げた。
持ち主かどうかの疑念を与えた私のミスか、もっと切迫感をだし感激をあらわさなければならなかったのか。
失せ物はかえるはずという驕りのような確信がまずかったのか、不徳の致すところが顔に現れていたのか。
余生を平穏に過ごすために演技力を学ぶべきか、もしかしたらようやく常識を学ぶ時期なのか。
画像は、種から育った鶏頭のてっぺんに頭を突っ込んでしばらく動かない蟻がいたので撮ったもの。
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ジャガイモの収穫とコガネムシと石

2022年07月25日 07時51分51秒 | 日記


雨ばかりだったので収穫できなかったジャガイモの残りを収穫した。
今年はコガネムシの幼虫が土中にたくさんいて、収穫量が少なく未熟芋が多い気がする。
コガネムシ対策はどういう方法があるのか検索してみると、やはり農薬使用ということになる。
毒性を調べると、やはり使えないという結論になる。
私のやり方だと、プロの歩留まりの2割くらいしか収穫できていないようだが、安全性を考えたら仕方ない。
生物兵器といった感じの、コガネムシの幼虫だけを殺す線虫を使うという方法もあるようだが、大規模生産畑用だ。
画像の大きいアルミたらいの中には、掘り上げている最中に出てきたコガネムシの幼虫をぽいぽい入れている。
植木鉢には出てきた石を入れているのだが、耕運機をかける時にも、畝を作る時にも、土寄せする時にも気づけば取り除いているのに、まだ出てくるかというほど出てくる。
今回はゴム引き手袋をした両手で畝を崩しながら土を掻き回しての収穫だったので、土全体を自分の手で確認したという充実感がある。
陶器の欠片とか錆びた釘とか何か分からない金属片のようなものまで除去することができた。
畑全体の土を両手で掻き回して触ったつもりなのに、終わった後に長靴を履いた足で土を蹴り掻き回すと、けっこう芋も石も幼虫もでてくるから、いい加減にやってたわけではないのに見逃しも死角もあるものだ。
幼虫は出てくるときには、ころんと丸まって動かないが、たらいの中ではもこもこと動き回り潜る土をさがす。
縁は上がれないし陽が照っていたら熱いしでしばらくしたら動かなくなり、ぽい捨てされてその後はアリの餌食。
夕方の涼しくなってからのやつらはいつまでも動き回っていて、先ほど見たら半日過ぎても生きていた。
スズメかヒヨドリかカラスに見つかれば喰われる筈だが、たらいの中に入る勇気のあるやつが居るかどうか。
おそらく私のいない間に何かが起きて消えていくだろうと思われる。
私は昨夜、掘りたて男爵を蒸かしてジャガバタをおいしくいただいた。
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