かじったことさえない競技だけれどもう少し柔道について思いつくままを書いてみたい。
ネットの記事に、外国では死亡事故が全くないのに、日本では柔道の練習中の死亡事故が度々起こっているとあった。
ほとんど犯罪のような極端な例ばかり挙げている印象も受けたけれど、競技としてのルール重視や安全に対する配慮が外国ではあるのに日本では薄いということのようだ。
日本では柔道という『道』にこだわっての旧い精神論や根性論に制裁なども加わっての事故なのだろうか。
これは他人の書いた記事を元にした憶測でしかない。
それはともかく、いきなりだけれど、ただいまヘッドダイビングという反則技があることを知った。
橋本選手の敗者復活戦で相手が頭を支点にして技を仕掛けたということで、ビデオ判定の結果、反則負けになった。
仕掛ける方の頭が危険ということだろうか。
寝技は押さえ込みが綺麗に決まって、相手がほぼ諦めた時は分かりやすいが、もぞもぞと動き回って10秒は美しくない。
腕ひしぎ十字固めという、それ以上力を入れると肘が折れてしまう関節技で相手を屈服させる一本勝ちがある。
あれは卑怯で美しくないから、禁止すべきだと思うのは、見ていて自分の腕が折れてしまう恐怖を感じるからだ。
先日、『待て』があったので力を緩めたら、そのまま締め続けられて失神して負けたのは永山選手。
あの締め技も美しくなくて危険な技としか思えない。
調べてみると、あれは息ができないようにしているのではなく、頸動脈を圧迫して脳への血流を止める技で、その危険性を危惧する考察もあった。
などと、柔道着を一度も着たことのない、埒外人間もこんなことを思ったりすることがある。