鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

キツネノカミソリ(狐の剃刀)など

2022年08月31日 07時26分07秒 | ウチで咲いた花






キツネノカミソリがこちら新潟県の我が家でも咲き始めた。
居間から見える場所に、雑草の中からいきなり立ち上がって咲き始めるのは、誰かが植えたに違いないのだけれど、子どもの頃に見た覚えはない。
部分的に畑にしたり、芝刈り機を走らせるのにも邪魔になったりで、球根を掘り上げ、2箇所の花壇に埋めたのが20本あまりも咲き始め、元の場所にも掘り残しがカボチャの蔓の間から抜けでて、派手地味な花を見せている。
夏水仙(ナツズイセン)の後だから待望感がないけれど、咲いてからも花が成長するのか枯れ始めなのか、色の抜け加減が良さげな風情(1枚目)。
2枚目の画像は数日前のナツズイセンだが、今も遜色なく咲いている。
枯れ始めと言えば、長く咲き続けるヒャクニチソウ(百日草)の末枯れ途中に強く惹きつけられることがある(3枚目)。

追記;本日、ナツズイセンを見たら、枯れ枯れの四方八方に倒れ乱れていました。
画像は25日に撮ったものです。
キツネノカミソリを撮ったのは、昨日の30日です。
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身の周りの変なやつら

2022年08月30日 07時05分07秒 | 身の回りの生き物のこと






カナヘビ(金蛇)がタチアオイの枯れ枝の先にいて、この格好だからしゃがまずにじっくり撮れた。
臆病だからちょろちょろっと動いては立ち止まって周りをうかがい、一瞬の静止だけで、直ぐに草薮や石の陰に逃げ込むのがふつう。
ところが、なぜかこんなところによじ登り、先端まで行って向きを換え、そのまま日向ぼっこの感じで二日間留まった。
構えるスマホから逃げようとするなら、たぶんダイビングするところを、せっかくバランスを保っているのだから、ぎりぎりまで逃げないことにした、という状況なのか、フリーズして動かない。
それにしても態度に緊張感は感じられなくて、このざまが分からない。

いろんな虫の集まるウドに留まっているアマガエル(雨蛙)の色が尋常の色ではない。
本当ならば、居合わせた場所に似せた保護色になるところを、こんな鮮やかな緑になると、逆に不自然な気がする。
何かの間違いなのか、それとも天敵のあれこれの視力は緑の細かな違いなど分からないから良いのか、いずれにせよ永らえて欲しい個性だ。

ライトを当てたシーツにくるのは残念ながらカ(蚊)とかカゲロウ(蜉蝣)とかガ(蛾)の類ばかりだが、『何だこいつは』という虫がいた。
止まっているのに、滑空しているような姿はTとYの中間。
こういうものにはまり込んで収集なんぞ始めたら、抜け出せなくなって収拾がつかないんだろうな。
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ツマグロオオヨコバイの幼虫は神経質

2022年08月29日 07時22分07秒 | 








ここしばらくは我が家の周りに自生しているウドを見回らないではいられない。
昨日は、スケバハゴロモ、ベッコウハゴロモ、ツマグロスケバがいることを確認中にツマグロオオヨコバイ(褄黒大横這)の幼虫がいるのを見つけた。
ウドの茎から汁を吸っている最中なのかどうか、観ている間に尻の水滴が膨らんで、ぽとりと落ちた。
雨滴のように透き通った玉なので、アブラムシがアリにサービスする蜜のようなものかと一瞬思ったけれど、そのような共生関係を何かしらと結んでいるという事は聞いたことも観たこともない。
茎から吸った汁の養分を瞬時に濾し取り、不要水分を排泄しているということなのだろうか。
排泄液がきれいな水になっているなら、この幼虫は濾過装置そのものだ。
それより面白いのは、水玉が落ちた後、後ろ脚2本を交互にすばやく動かして神経質そうに尻をぬぐったこと。
2枚目の画像は、激しく尻をぬぐう動きで後ろ脚がブレた。
観ているわずかな時間で2度水玉が落ち、その度、尻を激しくぬぐった。
河馬(カバ)が水中で脱糞しながら短い尻尾をフリフリして糞を散らす映像を想い出した。
ツマグロオオヨコバイはバナナ虫という別名があるようで、確かにバナナ色の成虫にはぴったりの通称。
成虫も1匹見つけたけれど、少し横這いをした後に直ぐ飛んでしまい、撮れなかった。
尚、奥の方にボケた姿で写っているのは、2匹のベッコウハゴロモ。

昨日の記事に取り上げた、ベッコウハゴロモに寄生したハゴロモヤドリガが瓶の中であっさり蛹になっていた。
瓶の中を這い回った跡があり、石灰を散らばしたような汚れの隅に、蛹となって固まっていた。
私の観ていない夜中に変身したものと思われる(3,4枚目画像)。
宿主から離れて土の中で蛹になるという記述を読んだので、少し土を入れたり、ベッコウハゴロモにはウドの茎を入れようと思った矢先だったのに、その必要がなくなった。
まだ生きていて尻が軽くなったベッコウハゴロモは用済みなので、ウドの葉の上に放してやった。
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本来の宿主に寄生するハゴロモヤドリガ(羽衣宿蛾)

2022年08月28日 07時54分54秒 | 身の回りの生き物のこと






いきなり本題からずれるけれど、ウドの大木などと言われても、今の時期のウドは大モテ。
花は天ぷらにしたら食べられるそうだけれど、それよりミツバチやスズメバチやアリなどが蜜を吸いに来るし、茎には3日にわたって記事にしている3種類が針を刺して汁を吸う。
それらを狙っているのか雨蛙もよく見かけるのだが、先日はシュレーゲル青蛙もいた(1枚目)。
ツマグロスケバ(褄黒透翅)なんかが手頃な大きさだから、喰おうとするのだろうが、あの俊敏な垂直跳びをされてはなかなか成功しないのではないか。
昨日は、これを探そうというのではなく、またいつものトリオがいるかどうかくらいの気軽さで観ていたら本来の宿主に寄生しているハゴロモヤドリガを見た(2枚目)。
ベッコウハゴロモ(鼈甲羽衣)の腹に付いた白いヤツがそれなのだが、捕獲してみようと考えた。
宿主でさえ1cmほどなので、捕虫網も使いづらくて、瓶と蓋で止まっているウドの茎を挟み、すばやくずらして蓋をするしかないと考えた。
ゆっくりやったら逃げられそうなので、素早く乱暴にやったら、思い通り捕まえられた。
そうしてガラス越しに下からの画像を撮れたけれど、それだけで逃してやるのはもったいなくて、その後どうするかを考えるに、ハゴロモヤドリガの終齢幼虫が蛹になるのを見届けるべしとの結論に達した(3枚目)。
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ツマグロスケバ(褄黒透翅)

2022年08月27日 08時11分08秒 | 










スケバハゴロモ(透羽羽衣)の傍にいつもいて、連れ合いのような存在の、ふんぞり返ったカメレオンフェイスの昆虫はテング科のツマグロスケバ。
成程と納得する名で、こちらのスケバは羽ではなくて翅が当てられているけれど、スケバハゴロモと連れ立っていることが多いスケバ仲間というくくりにしたい。
テングスケバ(天狗透翅)という天狗の鼻を付けてふんぞり返ったようなヤツの仲間というのも納得だ。
調べるに当たって決め手としたスマホを近づけると茎の裏に隠れる仕草が、ツマグロヨコバイ(褄黒横這)にそっくりなので、その線で攻めた。
でもヨコバイはセミに似ていて、ハゴロモも頭部はセミそのものなのに、ツマグロスケバは蝉頭ではない。
それに昆虫エクスプローラーなどの図鑑は真上から撮った姿ばかりなので、見つけにくかった。
横からの姿が面白いので、ついつい横からしか撮らず、探しだせなかったが、動き方からヨコバイの仲間に違いないと思い、よくよく探したら、あっさり見つけられた。
そうやってネット検索する前に、昨日は雨が止んでから家周りのウドの生えている何箇所かをあちこち探索して、ようやく真上からの画像をものにした(2枚目画像)。
昨日は珍しいというベッコウハゴロモが1箇所に6匹も見つかった(3枚目画像)。
それに、こちらは偶然だけれどスケバハゴロモがヤーコンの葉茎にいたから、またスケバハゴロモの食草が増えた(4枚目画像)。
これら3種類の共通の特徴として、なかなか飛ばずに歩き回ることと、いざ逃げる時は、飛ぶというより跳ね上がることだ。
その瞬発力は、戦闘機の緊急脱出装置のようで、垂直上昇は捕食者から逃れるのに有効なのだろう。
尚、昨日の記事に書いたツマグロスケバへの寄生虫は、どうやらハゴロモヤドリガ(羽衣宿蛾)の終齢幼虫のようだ(5枚目画像)。
本来はハゴロモの仲間に付く寄生蛾なのに、連れのツマグロスケバに付いてしまったということのようで、そのようなことがあるという記述はなかったから希少例なのかもしれない。
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スケバハゴロモ(透羽羽衣)とベッコウハゴロモ(鼈甲羽衣)と不明の連れ

2022年08月26日 07時14分07秒 | 










スケバハゴロモの食樹は桑とあるのに、私が見つけたのは柿の木で、次がウドで、昨日は偶然イチジクの枝にいるのを見つけた。
それなら、本当に桑にいることはあるのかと、偶然ではなく目的として探してみた。
そうしたら、確かに桑の木の枝先にいたが、撮ろうとしても、初めからそれを目的とするとなかなか上手くいかない。
仕方なく一昨日見たウドを見てみたら、スケバハゴロモと同じ格好なのに透けていない翅のタイプがいた。
調べてみるとベッコウハゴロモで、2本の太い筋が透け気味で鼈甲のようだからということらしく、あまり見られない珍しいやつとか。
ベッコウハゴロモは一匹しかいなかったけれど、スケバハゴロモのいる所に必ずといっていいくらいにいるのが、名を調べてもわからないふんぞり返った姿のカメレオンにちょっと似ているやつ。
色違いの2匹が枝の上下にいたのを撮って観ると、下の個体には白い物が腹に付着している。
何かに寄生されているようで、しかもすでに蛹になっているようにも見える。
これを撮ったあと、白い物を調べたくて、プラケースに捕まえようとしたが逃げられてしまい惜しいことをした。
スマホを近づけるといやがって、ヨコバイ(横這)のような動き方で枝の裏に回ったり、先の方に歩いて逃げる。
なんとか名を調べたいので、本日も追求してみたい。
昨夜は雨でシーツの昆虫集めができず、今朝も小雨が降っているので、不明の連れを観察できるかどうか分からないが、百均レインコートを着て出てみたい。
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スケバハゴロモ(透羽羽衣)

2022年08月25日 07時47分47秒 | 






8/20『最近気になった虫と虫偏のもの』に取り上げたスケバハゴロモがウド(独活)の花にいるのを見つけた。
下の黒いのは蟻で、私のニホンミツバチも吸蜜していることがあるけれど、蟻は何匹もウドの花にたかっているのが見られる。
スケバハゴロモの食樹は桑ということだが、たまたま8/20には柿の木にいて、昨日はウドにいたのかと思ったが、何十メートルも離れた別のウドを見たら、そこにも枝先にいた。
ウドは『うどの大木』と言うけれど、いくら伸びきっても草本だから大木というのは正しくないのだけれど、使い物にならないという誇張には有効だ。
我が家の周りでの観察では、『成虫の食樹食草は柿と独活』ということになる。
暗くなってからシーツを外に吊り下げ、ライトを照らして、何がやってくるか実験をした。
コクワガタの雌とコカブトムシの雄を捕まえたいからだけれど、以前からやってみたいことだった。
じつは一昨日に始めたのだが、セットしてすぐに想定外の雨が、それもどしゃ降りで中止にした。
昨夜は蒸し暑い夜ではなかったから期待薄で、その通りに甲虫類は一匹もやって来ず、蛾ばかりの中に混じっていたのがスケバハゴロモ。
スケバハゴロモは珍しくない昆虫になった。
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不運な蝉

2022年08月24日 07時53分07秒 | 


秋野菜のために肥料の山を崩していたら、羽化する寸前まで成長しながら羽化までいかなかった蝉の幼虫の亡骸があった。
豚糞(じつは豚舎に敷かれていた糞尿混じりの籾殻を発酵させたもの)は毎春同じ場所に降ろしてもらって、ブルーシートを掛けておく。
この幼虫がアブラゼミか、ヒグラシか、ミンミンゼミかは分からないけれど、羽化すべき時期を迎えて地上を目指したのに、ブルーシートに行く手を阻まれ、力尽きたものと思われる。
7年とかそれ以上も地下で幼虫時期を過ごすと思われているけれど、今回検索してみたら日本の蝉は1年〜5年くらいらしい。
豚糞を盛り上げて置き始めたのは、たしか6年ほど前からだったので、それ以前からの幼虫だったとは考えにくく、カブトムシの幼虫は豚糞の中から見つかったりするので、蝉の幼虫も豚糞籾殻を餌として成長することもあるのかどうか。
それはともかくも、なにしろ被せていたブルーシートを剥がしたら、豚糞の山の上の方から見つかったのだから、大きさからしても羽化寸前だったと思われる。
羽化は、おそらくしかるべきところに登って、いざここでと決めないと始まらないというのか、始められないということなのだろう。
背中が割れて羽化を始めたのに途中で死んだ幼虫の姿は、今まで何回か見たことがある。
うちの周りに蝉の脱け殻なんて珍しくもなんともなく多量に見つかるけれど、不完全変態の大変身は相当なエネルギーを必要とするところを、そのスイッチも入れられずに死んだとは、まことに不運な蝉。
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昨日であった虫偏

2022年08月23日 09時00分00秒 | アングル








昨日の朝は晴れ上がった空から朝陽が射していて、南側の軒下に張った蜘蛛の巣を七色に輝かせていた。
蜘蛛の巣に太陽光、または雨滴の画像を上手く撮る人のブログをフォローしている。
いつか撮りたいと想っていた蜘蛛の巣に虹色を観ることができて、角度が大事な要素のひとつなのかと気付かされた。

耕運機を動かす前に回転刃に絡まっている草を取り除こうとしていたら、カバーの裏にいたのが小さめ地味めなカマキリ。
例にもれず強気なのでいくつかのポーズを撮ることができて、画像を観ると、渋いがかっこ良い。
調べてみると、コカマキリ(小蟷螂)のようだ、この時期でこの小ささは、子蟷螂なのではなく、小蟷螂なのだと初めて認識した。

雑草はびこる畑の中をするすると動いていた小さいヘビは、シマヘビの幼体かと思ったが、ヒバカリ(日計・日量・熇尾蛇・竹根蛇)のようだ。
毒蛇と思われていて、噛まれたら、その日ばかりの命ということからの命名らしいが、こんなチビヘビが噛むのだろうか。
ペットとして販売、飼育されるヘビとのことだが、こいつは飼う気になれない。

夜に部屋の中に入り込み、電灯の周りを飛んで落ちてきたのが地味めのコガネムシ。
捕まえてテーブル上に置き、動きを止めたところで撮ってみたが、よく観るハナムグリやマメコガネなどとは違い、シンプルで地味ながら、とても端正。
調べてみると、背中の凹みや頭の上の凸から、コカブトムシ(小兜虫)の雌と判明した。
子どもの頃から何度も見ているはずだけれど、この名を確かめたのは初めてで、兜と冠しているからには、コガネムシなんかとは別格だから、伴侶を世話して繁殖させてみたいものだ。
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淘汰

2022年08月22日 07時22分22秒 | 農事






カボチャ(南瓜)をもう収穫して食べ始めたと近くの再従兄が言っていたのは数日前。
葉っぱが枯れ初め、ヘタがコルク化してからが収穫で、その後2週間以上も追熟させてから食べるものなのに、種類と作り方で差がでるのか。
私のカボチャは、まだまだ元気で葉をどけて見ると、いくつもまだまだこれからという実が着いていて油断ができない。
ウリハムシだってぶわっと舞い上がるくらい大挙して葉っぱに食いついて穴を開けている。
雌花を付け始めたら雄花の蕊で人工授粉をさせるというような記述を見ることがあるけれど、こちらでは誰もそのようなことはしない。
マルハナバチやクマバチが花と見れば飛び回っているので自然のままで問題なくて、むしろ蔓の先々の着果はせっせと淘汰して、元近くの1個を大事にする。
最初の画像は、昨日気づいただけでこれだけ淘汰したという記念撮影。
細長いのはバナナカボチャで丸いのはクリユタカなのだが、食べたカボチャからの種を使って何代も繋いでいるのだからカボチャは優れもの。

栗の毬(いが)がここにきて、たくさん自然落下を始めた。
生理落果という現象は柿でも起きるが、栗は2度生理落果をするそうで、7月以前が早期落果なら、8月以降は後期落果というそうだ。
今冬も雪折れした大枝があるけれど、大木なので今年もまぁまぁ採れそうだ。
大だらいにあともう一杯くらい生理落果があると思われるが、毬はひとつ残らず拾い集めて処分しないと、いつ何かの拍子に『あ痛っ』となるかわからない。
何年か経って茶色く変色していても棘はじょうぶなので油断できないのだ。

ナツズイセン(夏水仙)の董が先日の雨でいきなり立ち上がり、咲き始めた。
葉見ず花見ずは、次がキツネノカミソリ(狐の剃刀)で、その次がマンジュシャゲ(曼珠沙華)と咲き、だんだん背が低くなる。
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百均製品の当たり外れ

2022年08月21日 06時42分42秒 | アングル




草抜きをするために百均で売られている道具2種類を買った。
曲がっている右の方は、メヒシバ、オヒシバ、オオバコのように根が地中へと放射状に広がる草を引き抜くのに適している。
これは良いものを作ってくれたものだと思いながら引き抜いていたら、柄からすぽんと歯が抜けてしまった。
抜け止めがなされておらず、接着剤も使われていないようだ。
一箇所でも止まっていたら良いはずなので、穴あけをしようとしたが、ステンレスなので安物のビット(穴あけ切りの穂先)では開けられなかった。
ステンレス用の高いビットは1本で500円前後するので、百均の品物のために買うのはできかねる。
そこで、挿入部分のギザギザをさらに削り、凹んだところにビスを打ち込み、抜け防止とした。
これでようやく百均も手を加えれば完璧な道具となり重宝している。

フォークのような左の方は、草の根元に突き刺し、先を支点にして引き上げて抜く道具。
ところが、フォークの間が広すぎて草から抜けてしまうのと、引き上げても支点が土中にめり込むので、結果、草は抜けない。
机上の設計だけで作ったに違いない役立たずアイデア商品。
小さめの草なら刺して捻じりあげれば抜けないことはないけれど、それなら右側の道具の方が何倍も効率的。
この役立たずは、何か他の利用方法はないかと、捨てることはしない。

2枚目の画像は、バナナにかぶりつく前翅の無いコクワガタ。
この後でバナナの上にジャムを載せてやったら、尚の事、夢中。
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最近気になった虫と虫偏のもの

2022年08月20日 09時59分59秒 | 






柿の幼木の枝先近くにいたのが、透けた翅のスケバハゴロモ(透羽羽衣)。
ちょっと見はガのように見えるけれど、検索すると、頭はセミに似ていてもカメムシ目ハゴロモ科で、7/187/19に取り上げた尻に綿毛のようなものを付けた幼虫の成長した姿と分かった。
同じように見えるハゴロモ科の幼虫がいるようだけれど、私の撮ったのは単色の翡翠(ヒスイ)色からスケバハゴロモに違いなく、思いもよらない変身に驚くばかりだ。
桑にたかる害虫らしいが、確かにうちの敷地のところどころに桑は自生しているので納得はいく。

キュウリの支柱に蛇がいて、ちょっとめずらしい模様なので、気づかれ逃げられる前に胴体だけ撮った。
ひとつシャッターを押しただけで、気づかれてしまい、ぽとっと地面に落ちて草むらに消えた。
蛇の画像検索をしたら、たぶん、ジムグリ(地潜)でナミヘビ科ナメラ属とある。
割に少ない蛇だからか、名は知っていたけれど初めて遭遇したというのか認識した.。
ナメラ属とはなにか、鱗の肌が滑らかという事のようだ。

草抜きをしていて、しっかり地面をつかんでいる根から土を振りほどいているときに出てきたのが、何かの卵と思われる大豆大のもの。
カナヘビ(金蛇)のものと思われるので、味噌の空きケースに土を入れて様子をみることにした。
関連したブログを見ると、飼うのも簡単にできるようで、1年もしないうちに成長して卵を産むらしい。


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コクワガタ(小鍬形)の奇形

2022年08月19日 07時14分07秒 | 養蜂






数日前の朝、畑のサトイモの根元にいたのを見つけて持ち帰った。
コクワガタの雄だとしても、かなり小さい個体で、セミと合体したような姿だから、いったいどうしたのだろう。
7/27に取り上げたコクワガタの雄と比べたら貧弱そのもので、しかも前翅(鞘羽)が無いので、観ていると恥ずかしくも哀れを感じる下半身。
ちなみに、先のコクワガタは一回部屋の中を飛んで、また廊下の隅に落ちていったのだが、たまたま忙しくしていたので捜すことをせず行方不明のままだ。
今更ながら、調べてみると、コクワガタとしていたけれど、小型のノコギリクワガタ(鋸鍬形)だったようなので、追記の但し書きを入れておこう。
さて、これを奇形としたけれど、見つけた時に、こういう種類の昆虫がいるのか・・と首を傾げた。
畳の上に置いてスマホを構えると、カマキリなんかよりもっと強気で威嚇のポーズをしばらくくずさない。
剥きだしの後翅があるのだから、素早く飛び上がっても良さそうなのに、それをしない。
硬い前翅に護られていない尻を見せないよう、精一杯の背伸びをしているようにも見える。
敵に後ろは見せないとして強がり、最初に討ち死にするタイプか。
西瓜を切ったので、芯の甘い部分を入れてやったら、威嚇のポーズをしていたが、しばらくしたら鋏を閉じてかぶりついている。
静かに上から覗くと、下半身を伸縮させているのが透けた翅越しに見えた。
ポンプ式に西瓜の汁を吸い込んでいるにちがいない。
周りには薄茶色の液体が飛び散り、プラケースの蓋にもしずくとなって付着していたのは西瓜を食べたことによる排泄物か。
臭いはしないが、カビが生えるかもしれないので拭き取った。
バナナも買ってきたので、熟させてから与えるつもり。
で、こいつはいったいどうなるのだろう。
硬い前翅が生えてきたりする奇跡は起きようはずがないし、雌を世話してやりたいと思ったりするけれど、どうなるかは成り行き任せだ。
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6kgの西瓜

2022年08月18日 08時26分46秒 | 食べ方






近所の同級生から、持ち重りがして叩くと音もいい6kgの西瓜をもらった。
私は独り暮らしだから、これでも持て余すけれど、大きいのは10kgもあったそうだ。
動物に喰われる被害はなかったのか聞いてみると、西瓜は皮が硬いからこの辺りではやられることはないとか。
検索してみると、西瓜は常温でかなり日持ちはするが、熟成ということはなくて徐々に甘みが薄れていくのだそうだ。
コロナ渦のせいで寂しかった仏壇が、西瓜ひとつでお盆らしくなり、ありがたい。
お盆も済んだのでお下がりを頂くことにして、先ずは町中近くの親戚に半分いらないかLINEをすると、『あら、いいわね』ということで踏ん切りがついた。
切り方を検索して、尻の真ん中から少し包丁を入れ、つぎは向かい側も同様にして少しずつ切ると、ほぼうまく二つに切れた。
『オトーさんはもう車の運転もできないし出歩くこともできないの』と言ってたし、従姉は免許を返納してしまい、この頃は膝が痛くて買い物もままならないという二人暮らしなので、西瓜を買うことができにくかったのだろう。
持っていくと、『大きいのね~』と喜んでいたから、もらい物のお下がりも良い仕事をする。
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煙(けむ)に巻かれる  その⑤

2022年08月17日 07時17分07秒 | アングル


初めて田中泯の舞踏を観る私は、ついつい何かしら過激な異様体験ができるのではないかと期待してしまっていた。
何かきっかけがあれば、観客も巻き込んだ、えーじゃないかえーじゃないかというような狂騒乱舞が起こっただろうか。
それはありえないこと、あってはならないこと、田中泯が独りで踊り、観客が静かに見守らなければならない予定的調和なのだから。
ただ、演出ではないはずの、蝙蝠が1羽いや1匹か、途中から人工池の上を飛び回るので、ついついそちらに目がいく。
コンクリート建築に囲まれた中庭だけれど、浅くても広い池があれば虫も飛び、霧を発生させているからなおさら自然に近いということか。
1匹ではなく10匹ほどでも飛んでいたら、どんなにか効果的だったろうに、今後は虫を放つか蝙蝠を放つかの演出がなされたら良いと思う。
田中泯氏の挨拶と同時に、観客席から歓声などはないけれど、力強く長く拍手が続いた。
観客に対し誠心誠意感謝していることが伝わるのは、やはり観客有っての公演の無事終了、皆で創り上げた場であったということなのだろう。
私が観たのは8/12の18:00~だったが、その日の11;00~が最初だったので、全く同じように演じたのかどうか。
音楽は同じだろうから、『場踊り』というのは即興ではなくて、この舞台設定とこの音楽だからこうなるという同じ演技なのだろうか。
8/13にも2回、8/14には午前の1回で、計5回の演技を通しで観たら、どんな感想を持つものだろう。
いくら鍛えているにしても、歳も歳だから、3日間5回の演技は決死の集中力ではあろうと思うけれど、私にすればやはり煙に巻かれた感が強かった。
雨が降っても中止しないというアナウンスがあったから、雨が降って欲しかったけれど、雨予報は外れ、ハプニングは蝙蝠1匹。
 おわり

先日のペットコーナーで撮った、この一匹は展示の爬虫類にあるまじき活発さで動き回っていたが、一瞬だけ静止したのは目が合ったからか。
意外にはっきりと写った見事な肌に触りたいとは思わないけれど、ほれぼれと見入ってしまう。
これも行く末を見守りたい気分で、あの店に行く度に無事か売れてしまったか確認しないではいられないやつ。
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