鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

梅もようやく咲き始めた

2025年03月02日 10時25分25秒 | 身の周りの植物


昨年よりも随分ウメの開花が遅いのは、毎日送られてくる1年前の記事メールで分かっていた。
虫媒花だが鳥媒花でもあるというのは、メジロが蜜を吸うのを観るので承知している。
雌蕊は埋もれて見えないけれど1本だけなのに対し、雄蕊は40〜50本もあって大事なものを守っているように見える。
この白梅は蕾ばかりの時にも記事に書いたのだが、観賞用で実は採れないのかもしれない。
田舎で梅ができたので採って欲しいなどと頼まれるようになったけれど、その梅の木が花を付けている時を知らない。
そうして、散歩中によその庭に咲いているのを楽しませてもらっている梅の木に実がなっているのを実感として観た記憶がない。
桜の木は咲いている時しか桜と分からない、と言った人がいたが、私も同じようなものだ。
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オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)は春の使者

2025年03月01日 07時58分58秒 | 身の周りの植物


この花が咲いているのを見つけると、もうすぐ春がやってくると実感する。
地べたに小さな青を見つけて春を感じる。
ところで名前の由来となった実の姿を、これがそうかとまじまじと観たことがない。
検索画像で見ると、なるほどと思うけれど、雌蕊は1本しかないのに双子のような実になるということか。
雄蕊はしっかりした姿で内向きに曲がっているのが2本見られる。
虫媒花でありながら虫の手助けはなくても、その雄蕊で自家受粉ができるそうだ。
明治時代に帰化したにすぎないのに、どこででも見られる繁殖をしたのは、そういう事情にも依るとのこと。
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キクザキリュウキンカ(菊咲立金花)とボケボケ画像

2025年02月26日 08時34分55秒 | 身の周りの植物








カワニナ(川螺)が生息していてホタル(蛍)が発生するという小川の川縁に自生していた黄色い花を撮った。
スマホが速攻断定的にキクザキリュウキンカと教えてくれたが、春を告げる花なのだろうか。
世界中で栽培されていて、しかも野生化しているらしいが、そこらじゅうを覆うというほどではなさそうだ。

たぶんモモ(桃)の花と思われるのがもうすぐ咲きそうで、構えたのにうまく撮れなかった。
それなら、思い切りぼけぼけぶれぶれの方が雰囲気を現すかもしれないと考えた。
ついでに夜の散歩中に偶然にシャッターを押してしまったのと、意図して撮ろうとしたボケ画像。
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まだまだと思っているうちに春はそこまで

2025年02月18日 08時18分30秒 | 身の周りの植物




また急に寒くなって、最強最長寒波という予報があった。
わが故郷十日町の雪祭りが15、16日と行われ、これが済むと雪はあまり降らない、とか、降るのも雪祭りまでとか言うらしいのだが・・。
昨日時点の十日町市5ヶ所の指定観測所での平均積雪深は235.4cm。
市内に住む同級生からの情報では、今朝の中越地方平地で30cmの積雪予報とのこと。
冷たい風が吹いて風花もわずかに舞う中を散歩したら、ある事業所の前栽のうちの紅白それぞれの梅が綻びそうになっていた。
まだまだと思っているうちに春はそこまでやってきているようだ。
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柳が萌え始めていた

2025年02月15日 08時25分55秒 | 身の周りの植物




久しぶりに良い天気となり、テニスを誘ってもらっていたので、昨日は何日振りかで車の運転もした。
府立黄檗運動公園に春の兆しは、と見渡せば、テニスコート脇に植えてある柳が萌え始めていた。
若葉が萌えると黄緑になるのだが、その前に枝全体が黄に染まるのだと初めて気づいた。
バレンタインデーが昔の同級生のグループラインで話題になり、私はグループ内の立ち位置で『かこつけ文化とか、かこつけ商法なんでしょうけどねぇ・・ナンチャッテ、知らんけど・・・』とトーク。
ホワイトデーは無しにしたいので、昨日は私からも女性5人にチョコをほんのちょこっと渡した。
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チャ(茶)とクチナシ(梔子)とヒイラギ(柊)

2025年01月10日 11時50分30秒 | 身の周りの植物






冬真っ盛りなので、裸になった落葉樹には目が行かず、今まではおとなしかった常緑樹に注目することになる。
昨日はきれいに刈られた茶畑のうねりに、見事さを感じて撮った。

公園にあるクチナシの花柄が落ちて萼(がく)だけがきれいな茜色に染まっているのに気づいた。
この中に実が生っているのだが、実は割れることがなくて、それで口無しとなったということらしい。

個人のお宅の道路際フェンスからはみ出してヒイラギの花が咲いていた。
この花はちまちまと塊になって花殻も混ざっているので美しくはないのだが、一輪だけの箇所があったので撮ってみた。
存在感のある雄蕊が2本あり、雌蕊は目立たない。
これも成熟時期をずらして自家受粉を避けるタイプなのかもしれない。

3つとも遠目に見れば、同じような常緑樹で、自由に伸びるままにしたら同じような雰囲気となる似たもの同士だと思った。
それなのに、チャノキはツバキ科ツバキ属、クチナシはアカネ科クチナシ属、ヒイラギはモクセイ科モクセイ属なのであった。
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クロガネモチ(黒鉄黐)とネズミモチ(鼠黐)とチャノキ(茶の木)

2025年01月09日 08時30分08秒 | 身の周りの植物






クロガネモチが赤い実をつけて目立っているけれど、他の赤い実ほど魅力はないらしくて鳥が群がっているところは見ない。
黒はどこからきたのかと検索してみると、若い枝が黒みを帯びた紫だからだそうで、昔の磨き上げられた鉄製品は確かに紫色を帯びた黒。
これはモチノキ科モチノキ属。

ネズミモチは実がネズミの糞に似ているからという貧相な理由に依るのだが、実物を知っている目には納得の命名だ。
そのじつ、実は食べられるとありながら、『樹皮や枝葉は誤食すると手足の力が抜け、瞳孔が拡大して2~3日後に死亡する可能性が・・・』などとある。
なんという癖の悪さだろう、この実を原料とする生薬が女貞子という漢方薬として云々という記述もあり微妙な代物だ。
こちらはモクセイ科イボタノキ属。

茶畑ではよく見ると花をつけていたりするが、蕾から花殻まで見られるので、いつが最盛期なのか地味な花でもあるので分からない。
しっかりとした実が割れて焦茶色の硬い種が現れるのは、わが家の庭の隅に植えているチャノキで知っている。
画像の花をよく観ても、どこに雌蕊があるのやらよく判らないので、検索してみると、そもそも花は咲かせないようにしているのだとか。
茶畑により、それぞれ違う花が咲き、特徴のある茶となるのかもしれないと思ったけれど、花を咲かせている茶畑は手入れの悪い放置気味の畑らしい。
これはツバキ科ツバキ属ということで、確かにツバキそっくりの実で納得できる。
放置されたチャノキは花をたくさん咲かせるようになり、できた実を有効利用した茶の実油(ティーオイル)というものがあるらしい・・・良さそうだ。
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落葉とネリネとセンリョウ(千両)とキンカン(金柑)

2024年12月22日 11時19分11秒 | 身の周りの植物








3ヶ月ぶりに帰宅し、小さな庭を見分してみた。
この家に引っ越した年、生家から持ってきたモミジの子が大きく育ち、田舎の親木は昨年枯れた。
これの子の数十センチに育っているのがあるので、来春には田舎に持っていこうと思う。
ネリネは萎んだ花もありながら、まだまだ独り気を吐いているといった様子で狂っている。
黄色い実をつけるセンリョウは、もちろんのこと買ったのではなくて、野鳥の落とし物から生えたもの。
金運を呼ぶというような縁起物かどうかは知らないけれど、千両箱のイメージが自然に湧く。
キンカンはアゲハチョウ(揚羽蝶、鳳蝶)の幼虫に葉を喰われた跡もありながら、7個結実していた。
アップで観ると何だか気持ち悪い肌の印象だけれど、ちゃんと黄色くなったら、ありがたくいただくことにしたい。

6個ではなくて7個あると指摘を受けて個数訂正。
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ナンテン(南天)とシダーローズ(Cedar Rose)

2024年11月27日 10時18分20秒 | 身の周りの植物




田舎ではナンテンの実なんぞ鳥は見向きもしない風で、いつまでも房が重たげにぶら下がっている。
紅葉のように見える葉は新枝若葉が古枝並に育ったところのはず。
春先の若葉が赤く萌えるのは、紅葉(こうよう)とは決して言わないのだろうか。

昨日の強い風で柿の葉はほとんど落ち、お隣のヒマラヤスギ(ヒマラヤ杉)の松毬がたくさん落ちていた。
いつもたくさん差し入れをしてもらうお返しに、掘り上げたばかりのテイモ(手芋=とろろ芋の1種類)を持っていき、玄関先に大量に落ちているシダーローズを行きがけの駄賃のように拾って帰った。
同級生のグループLINEに上げたら、都会では10個550円で売られているとのこと。
杉といいながら松の仲間なので花粉症の原因にはならないなどという情報も入っていた。
ちなみに、シダーとは本来は杉のことらしいけれど、ヒマラヤスギのことだったり針葉樹全般だったりしてややこしい。
画像検索だと、もっとしっかり薔薇の花っぽいシダーローズがあるので、お隣さんのはナンチャッテなのだろうか・・・。
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キバナアキギリ(黄花秋桐)は山菜

2024年11月06日 07時09分00秒 | 身の周りの植物






昨日は、裏の沢へ溜池の水位を確認するために登った。
キバナアキギリがまだ咲いていて、花の先に蛇の舌のようなひげを出していた。
このひげは雌蕊なのだそうで、花先から突き抜けて見えるが、切れ込みがあってはまっている。
2024年9月26日に『ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)とキバナアキギリ(黄花秋桐)という記事を書いた。
開花期間が短いから気づかなかったのかもしれないように書いたけれど、随分と長く咲いている。
黄花と名にあれば、黄色でないものもあるのかも知れないと検索したら、新潟県のある場所だけに赤紫色のがあるようだ。
でも、黄花と付かないアキギリ(秋桐)というものがあり、これは赤紫で白もあるそうだ。
桐の花に似ていて秋に咲くから秋桐かと思えば、桐の葉に似ているらしい。
キバナアキギリは別名コトジソウ(琴柱草)で、葉が琴柱に似ているからというが、私の観る葉は琴柱形はしていないし、桐の葉にもあまり似ていない気がする。
春先の若い葉がその形なら見つけやすいだろうし、お浸しなどにして食べられる山菜なのだというから試食してみたい。
肝心の水位はこのところの断続的な雨でたっぷりまでいかないが、かなりあって今もトタン屋根に当たる雨音がしているので小池への供給が止まることは当分の間、無さそうだ。
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アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)とマルバアメリカアサガオ(丸葉亜米利加朝顔)

2024年10月15日 06時50分50秒 | 身の周りの植物






管理の行き届かない公園に盗人顔のアレチヌスビトハギが蔓延って、服にひっつく種もできていた。
ヒルガオ(昼顔)サイズの小さな朝顔が田舎にも咲いていたのだが、こちらではかなり蔓が伸びていた。
葉が三裂していなくてヒルガオそっくりでも青いのだから朝顔に違いないと思っていた。
そうしたら、スマホがマルバアメリカアサガオだと教えてくれる。
第二次世界大戦後に意図せず入ってきてしまった外来種のようで、畑に蔓延って困ることもあるらしい。
アレチノヌスビトハギと一緒に咲いているあたり、大事にしたりするものではないと分かる。
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コブシ(辛夷)とナンキンハゼ(南京櫨)の実

2024年10月12日 07時47分47秒 | 身の周りの植物




宇治の運動公園駐車場の植栽のうち、コブシとナンキンハゼが目に留まった。
このコブシの木は蕾から花、そしてこの奇妙な実と、それが割れて真っ赤な種が覗いている様子まで何回も記事にした。
それでもついつい何度でも撮ったり感心したりするのは、不定形で妙に生々しい姿を見る度に繁々と観ないではいられないから。
植物の法則性を逸脱した形と偶然性が面白い。
先の方では法則に従い、フェルトを被ったような蕾がすでに成長中だ。

ナンキンハゼの紅葉はまだ始まっていなかったけれど、緑の実が生気を失うと割れて種を見せる仕組みだと分かる。
やがて種は真っ白に漂白されて、鳥に食われ、排出されてばらまかれ、蒔かれることとなる。
コブシの真っ赤に目立つ種もカラス(鴉)などに喰われて運ばれるようだ。
田舎ではコブシの仲間のホオ(朴)の種がカラスに喰われるのを目撃したことがある。
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昨日撮った植物

2024年10月04日 08時08分30秒 | 身の周りの植物








花が小さいので見逃しそうになるけれど、接写して初めて美しさの判る花がイボクサ(疣草)。
擁壁際にあるので見上げて撮るマンジュシャゲ(曼珠沙華)はカルメンを想い出させる。
茸の時季なのだな、と雨後に突然噴出する菌類に驚かされ、名を調べたけれど判らなかったので食べない。
お隣さんのもう少しで咲くフジバカマ(藤袴)は、なんとかうちにも取り入れたい。
旅をする蝶のアサギマダラ(浅葱斑)が舞う庭にしたら、と提案されているので来年から是非。

追記;菌類は動物でも植物でもない第3の生物ということにいつからかなっているようなので、タイトルに『など』と付けたいけれど・・・
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もしかしてエゴマ(荏胡麻)の自生か?

2024年10月03日 06時43分43秒 | 身の周りの植物






田の脇の雑草生え放題の場所に、これが何株か生えて小さな花を付けていた。
ミゾソバ(溝蕎麦)を撮った後で、ついでに取り敢えずスマホのレンズを花に付けるくらいに超接近させた。
画像フォルダーのソフトで調べると、レモンバーム、アオジソ(青紫蘇)の次にエゴマ(荏胡麻)と出た。
調べるために全体も撮っておいたので葉を比較してみると、ぎざぎざが似ているけれどエゴマより細め。
比較する画像の花はエゴマもアオジソも密生して穂状になっているが、撮った花は穂がまばら。
それでも花と葉が似ているなら、エゴマに違いないような気がする。
穂がまばらなのと葉が細いのは自生しているからではないか。
さらに違う記事を読んでみると、エゴマとシソは同属同種の変種とある。
ウチにあるのは変種途中といった趣なので、もう少し観察したり嗅いだり食べるなどの確認が必要だ。

1枚目がエゴマらしき、私の撮った花。
2枚目と3枚目はミゾソバだが、同じ場所なのに色合いが違うのは、咲き揃うと濃くなるのかも知れない。
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秘境に咲くヒガンバナ(彼岸花)

2024年09月30日 09時06分09秒 | 身の周りの植物


9月18日と19日にわが家の秘境のことを書いた。
その秘境にあるヒガンバナ(彼岸花)がようやく見られる格好になった。
遅きに失した感はわが家に似合う。
2017年9月24日に『彼岸花が吹き上がる』という記事を書いた。
その年に初めて咲いたのだけれど、7年で少し増えているようだ。
手を入れない場所なので咲くこともできているのだが、先々完全放置されるようなことになったら、急激に増えるのだろうか。
住む者のいない家の周りを彼岸花が取り囲む景色を想像した。
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