鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

キバナアキギリ(黄花秋桐)は山菜

2024年11月06日 07時09分00秒 | 身の周りの植物






昨日は、裏の沢へ溜池の水位を確認するために登った。
キバナアキギリがまだ咲いていて、花の先に蛇の舌のようなひげを出していた。
このひげは雌蕊なのだそうで、花先から突き抜けて見えるが、切れ込みがあってはまっている。
2024年9月26日に『ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)とキバナアキギリ(黄花秋桐)という記事を書いた。
開花期間が短いから気づかなかったのかもしれないように書いたけれど、随分と長く咲いている。
黄花と名にあれば、黄色でないものもあるのかも知れないと検索したら、新潟県のある場所だけに赤紫色のがあるようだ。
でも、黄花と付かないアキギリ(秋桐)というものがあり、これは赤紫で白もあるそうだ。
桐の花に似ていて秋に咲くから秋桐かと思えば、桐の葉に似ているらしい。
キバナアキギリは別名コトジソウ(琴柱草)で、葉が琴柱に似ているからというが、私の観る葉は琴柱形はしていないし、桐の葉にもあまり似ていない気がする。
春先の若い葉がその形なら見つけやすいだろうし、お浸しなどにして食べられる山菜なのだというから試食してみたい。
肝心の水位はこのところの断続的な雨でたっぷりまでいかないが、かなりあって今もトタン屋根に当たる雨音がしているので小池への供給が止まることは当分の間、無さそうだ。
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アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)とマルバアメリカアサガオ(丸葉亜米利加朝顔)

2024年10月15日 06時50分50秒 | 身の周りの植物






管理の行き届かない公園に盗人顔のアレチヌスビトハギが蔓延って、服にひっつく種もできていた。
ヒルガオ(昼顔)サイズの小さな朝顔が田舎にも咲いていたのだが、こちらではかなり蔓が伸びていた。
葉が三裂していなくてヒルガオそっくりでも青いのだから朝顔に違いないと思っていた。
そうしたら、スマホがマルバアメリカアサガオだと教えてくれる。
第二次世界大戦後に意図せず入ってきてしまった外来種のようで、畑に蔓延って困ることもあるらしい。
アレチノヌスビトハギと一緒に咲いているあたり、大事にしたりするものではないと分かる。
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コブシ(辛夷)とナンキンハゼ(南京櫨)の実

2024年10月12日 07時47分47秒 | 身の周りの植物




宇治の運動公園駐車場の植栽のうち、コブシとナンキンハゼが目に留まった。
このコブシの木は蕾から花、そしてこの奇妙な実と、それが割れて真っ赤な種が覗いている様子まで何回も記事にした。
それでもついつい何度でも撮ったり感心したりするのは、不定形で妙に生々しい姿を見る度に繁々と観ないではいられないから。
植物の法則性を逸脱した形と偶然性が面白い。
先の方では法則に従い、フェルトを被ったような蕾がすでに成長中だ。

ナンキンハゼの紅葉はまだ始まっていなかったけれど、緑の実が生気を失うと割れて種を見せる仕組みだと分かる。
やがて種は真っ白に漂白されて、鳥に食われ、排出されてばらまかれ、蒔かれることとなる。
コブシの真っ赤に目立つ種もカラス(鴉)などに喰われて運ばれるようだ。
田舎ではコブシの仲間のホオ(朴)の種がカラスに喰われるのを目撃したことがある。
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昨日撮った植物

2024年10月04日 08時08分30秒 | 身の周りの植物








花が小さいので見逃しそうになるけれど、接写して初めて美しさの判る花がイボクサ(疣草)。
擁壁際にあるので見上げて撮るマンジュシャゲ(曼珠沙華)はカルメンを想い出させる。
茸の時季なのだな、と雨後に突然噴出する菌類に驚かされ、名を調べたけれど判らなかったので食べない。
お隣さんのもう少しで咲くフジバカマ(藤袴)は、なんとかうちにも取り入れたい。
旅をする蝶のアサギマダラ(浅葱斑)が舞う庭にしたら、と提案されているので来年から是非。

追記;菌類は動物でも植物でもない第3の生物ということにいつからかなっているようなので、タイトルに『など』と付けたいけれど・・・
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もしかしてエゴマ(荏胡麻)の自生か?

2024年10月03日 06時43分43秒 | 身の周りの植物






田の脇の雑草生え放題の場所に、これが何株か生えて小さな花を付けていた。
ミゾソバ(溝蕎麦)を撮った後で、ついでに取り敢えずスマホのレンズを花に付けるくらいに超接近させた。
画像フォルダーのソフトで調べると、レモンバーム、アオジソ(青紫蘇)の次にエゴマ(荏胡麻)と出た。
調べるために全体も撮っておいたので葉を比較してみると、ぎざぎざが似ているけれどエゴマより細め。
比較する画像の花はエゴマもアオジソも密生して穂状になっているが、撮った花は穂がまばら。
それでも花と葉が似ているなら、エゴマに違いないような気がする。
穂がまばらなのと葉が細いのは自生しているからではないか。
さらに違う記事を読んでみると、エゴマとシソは同属同種の変種とある。
ウチにあるのは変種途中といった趣なので、もう少し観察したり嗅いだり食べるなどの確認が必要だ。

1枚目がエゴマらしき、私の撮った花。
2枚目と3枚目はミゾソバだが、同じ場所なのに色合いが違うのは、咲き揃うと濃くなるのかも知れない。
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秘境に咲くヒガンバナ(彼岸花)

2024年09月30日 09時06分09秒 | 身の周りの植物


9月18日と19日にわが家の秘境のことを書いた。
その秘境にあるヒガンバナ(彼岸花)がようやく見られる格好になった。
遅きに失した感はわが家に似合う。
2017年9月24日に『彼岸花が吹き上がる』という記事を書いた。
その年に初めて咲いたのだけれど、7年で少し増えているようだ。
手を入れない場所なので咲くこともできているのだが、先々完全放置されるようなことになったら、急激に増えるのだろうか。
住む者のいない家の周りを彼岸花が取り囲む景色を想像した。
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イヌタデ(犬蓼)の花

2024年09月25日 06時30分07秒 | 身の周りの植物




犬と付くからには、どうにもならないヤツに違いなく、やはり蓼酢にはならないものらしい。
家の周りのどこにでも生えているけれど、目障りというほどではないので、歩くのに支障がなければ駆除もしない。
別名のアカマンマ(赤まんま)の方が馴染みやすいし、姉二人とこれを使って遊んだという記憶は残っていない。
いつも蕾の集合体しか見なかったので、こういうものだと思っていたけれど、ようやく花を見つけた。
見つけようとしなければ、見つけられないほどの小さな花もマクロで写すと可愛らしく、全体が咲くことはあるのかどうか注目していきたい。
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撮りにくいもの   その2

2024年09月19日 07時32分32秒 | 身の周りの植物




昨日の記事の秘境で、カラスウリ(烏瓜)の実を見つけた。
ウチに自生している、というよりいつの間にか生えるようになったのはキカラスウリ(黄烏瓜)。
草刈りをまめに隅々までやっていたら、生えないはずだけれど、やりにくいところに蔓延る。
大事に育てて、夜にしか咲かない花を愛でる人がいるというのは知っている。
でも何しろ秘境なので、いつも確認しに行き、蕾を見つけ咲きそうか見当をつけるのは難しい。
結果、一度も夜の開花を確認したことはなく、一度だけ咲き終えたものを見つけただけ。
7月12日に『カラスウリ(烏瓜)の花など』という記事を書いている。
一昨日に見つけた熟していない青い実は目についたのが4個だが、昨年末には20個以上見つけたので、かなり隠れているはず。
来年の7月は初めから秘境に足を踏み入れ、蕾を見つけることができるかどうか。
見つけられても夜な夜な懐中電灯をかざして観に行くのは、なかなかに億劫ではある。


蝶瞰ニュース
NHK朝ドラ『寅に翼』で、ドラマとして解決しないままになっていた新潟三条の地での事件がどうなってしまうのか気がかりだった。
ようやく、「どうして人を殺してはいけないのか分からない」と呟いた名士の娘が出てきた。
実際に起きた学業優秀なサイコパスのおぞましい事件と重なり、怖いけれど期待が高まる。
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撮りにくいもの   その1

2024年09月18日 09時58分33秒 | 身の周りの植物






敷地内に雑草が蔓延って踏み込みにくい場所がある。
草を刈るのは、端から全体を攻めないことにしているので、そんな部分もできる。
全くの中心から始めるわけではないけれど、小さな目標区分を決めて、達成感が小刻みに感じられるように、拙速をとうとぶ式にしないと持続できない。
『まるく掃く』などと重箱の隅をつつくような姑目線で言う人には、いわせておけば良い。
というようなことを考えながらやるのだが、ついつい隅の方がおろそかになり、踏み込みにくい秘境ができる。
すると雑草の中に各種蔓草も混ざり、足を高く上げて進まないと足を取られ転びそうになる。
目に余る状況をなんとかせねばと、とりあえず踏み込んでみたら、1番に目についたのがけばけばしく赤い幹。
毎年目にしているけれど、この辺りでは火事を連想させるらしく嫌われているので、名を知らない、ような気がする。
特徴的なのでスマホで撮ったら、迷いなしという感じでヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)と教えてくれた。
全草毒草とあるけれど、黒く熟した実は鳥が食べるともある。
それならなどと、この先熟したら食べてみようなどとは思わないけれど、地域で嫌われている草なのに生えさせたままにしておくのもマズイか。
などと思いつつも、草刈りせず秘境のままにしておいたら、知らなかったということで済ませられないかとも思う。
とここまで書いてから、ブログ内検索をしてみると、2017年09月25日に『アメリカヤマゴボウ(ヨウシュヤマゴボウ)という記事を書いていた。
7年前となると、うっすら僅かな感じでしか記憶に残らないものだな、とメモリー容量の低さと新陳代謝に少しがっかり。
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未同定のハエ(蝿)

2024年09月17日 08時30分00秒 | 身の周りの植物






昨日はビオトープのコウホネ(河骨)の葉にハエが止まっていて、メタリックに光っていたので『光る君へ』スマホを近づけてみた。
逃げられるに決まっていると思いながら接近させて、5cmほどまで寄せたのに、後ろ脚を擦ったり前脚を擦ったりするばかりで逃げようとしなかった。
ギンバエ(銀蝿)の仲間で調べたら、すぐに分かるだろうと思って検索した。
ところが、いつも参考にさせてもらっている岐阜聖徳学園大学サイトでも昆虫エクスプローラーでも分からない。
やっと該当するハエと同じものと思われる画像が見つかったけれど、『研究が必要なもの(未同定)』とある。
2週間前に咲いていたコウホネの花にはハエがたくさん来ていたことを思い出した。
花が岸から少し離れて咲いていたので、腕を思い切り伸ばしてかろうじて撮ったら、良い画像とならず、ブログには載せなかった。
その時の画像でハエたちは蕊にたからず花びらの縁にいる。
今回は脚を擦っていたのだが、ただ単に偶然止まったのではなく、コウホネとの間に何かしらの原因なり因縁があるのかもしれない。
そのうち、未同定だったハエが、コウホネアシナガギンバエ(河骨脚長銀蝿)などという名で登録されるのかも知れない。
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ヘラオモダカ(箆沢瀉)

2024年09月15日 07時22分44秒 | 身の周りの植物




オモダカ(沢瀉、澤瀉)は家紋に使われているので、茎や花を観るまでもなく、葉の形で分かる。
オモダカ関連を読んでいると、ずいぶん○○オモダカが多くある。
その中で一見するとカスミソウ(霞草)を大雑把に拡大したような草がヘラオモダカ。
際立って特徴的なので迷うことなく、これに間違いないと断定できる。
分子構造のように分岐する茎になかなか焦点が合わなくて撮影が難しかった。
花はこれまた小さすぎてマクロの焦点がなかなか合わない。
ビオトープの中ほどに生えているので、水草撤去で胴付き長靴を履いた折、何とか撮れた。
コナギ(小水葱)と一緒にほとんど引っこ抜いてしまったが、面白い素材なので2本ほど残した。
細い葉がこの葉で、オモダカ関連は葉の形で名が決まっていることが多いから、箆の形か。
サジオモダカ(匙沢瀉)とかマルバオモダカ(丸葉沢瀉)などもいつか見てみたい。
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クリ(栗)とポポーの初落果

2024年09月11日 06時40分40秒 | 身の周りの植物


クリは竹棒で叩き落とすこともあるけれど、基本的には自然落下したものを拾う。
一昨日に毬(いが)に入ったまま落ちていたのが一つ、昨日は近くで白菜の芽に水遣りをしていて落下音を聞いた。
農事の師の奥さんが昨日、クリは落ち始めたかと愚痴話のついでに聞いてきた。
うちのクリを期待している風なので、まとまったら差し上げるつもり。
その後は、いつも1食分には多いほどの栗ご飯になって帰ってくるのだから。

ポポーもマンゴーと同様、自然に落下すると実の熟した証拠。
マンゴーを引き合いに出したのは、果実の色も味も食感も似ているから。
好きな味なので、なかなか売られていることがないのを農協直売店で見つけて、その都度2回買った。
うちのポポーの木はようやく実を目視できるほど着けるようになり、昨日の草刈り中に2個の落果を見つけた。
マンゴーほどの大きさなら、ネットを被せて紐を枝に結びつけ地面にまで落ちないようにするけれど、この大きさ程度なのでそこまではしない。
落ちたところで疵がついて具合が悪いということもない。
昨年は同級生に食べてもらったのだが、好きではない味だと言う。
食べたことはあるけれど好きじゃないという意見も他から聞いた。
仕方ないので、落ちた実はその都度全部1人で食べることになる。

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コウホネ(河骨)とコナギ(小水葱)

2024年09月02日 07時30分55秒 | 身の周りの植物






ビオトープに行くまでの路は、できるだけいつも草刈りをしておいて、来てくれた人に観てもらいたい。
自慢もしたくて、最近足が悪くなってきたお隣の米寿の奥さんを案内したのが2ヶ月ほど前。
『ウチの蹲(つくばい)に蔓延っているコウホネを植えたら・・・取りに来て』と言われ、少し貰ってきて植えた。
コナギが繁茂してスイレン(睡蓮)もコウホネも埋もれそうになっている。
それでも目立つ黄色い蕾を水面から立ち上がらせて、生きている証を示してくれた。
琵琶湖などで見かけたことはあるけれど、昼だけ開く花だということを初めて知った。
先ほど観てみたら、つぼみの時のように閉じていた、ということは長持ちする花なのかもしれない。
コナギの花が葉っぱに隠れながらもそこここに見える。
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キツネのカミソリ(狐の剃刀)のことなど

2024年08月28日 06時49分49秒 | 身の周りの植物






キツネノカミソリがいつもより早く咲き始めた。
拙ブログのブログ内検索をしてみると、8回も取り上げていて、この花はかなり気に入っている格好だ。
ファンタスティックで印象的な命名はインパクトがあり、自分なりのイメージとの違いや一致を楽しめるからだろう。
今回は、狐がリラックスしている姿を思い浮かべた、ということは私自身もそのようであるのだろう。
葉はないはずなのに、見えているのはヤブカンゾウ(藪萱草)の葉で、もう花は終わって董だけ。
その後ろに名残のナツズイセン(夏水仙)が写るよう、しゃがんで撮ってみた。
1、2枚目画像は一昨日で最後の画像は今朝撮ったのだが、一雨降って満開になった。
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ヒヨドリバナ(鵯花)のことなど

2024年08月20日 07時55分55秒 | 身の周りの植物






今までによく見てきたはずなのに、名を知らないままにきたものは沢山あり、これもその一つ。
いつものようにスマホで画像を撮り、フォルダーを見て『調べる』をタップすると、ヒヨドリバナ属と出てきた。
『同じタイプのWebイメージ』で探すと、フジバカマ(藤袴)も出ていて、フジバカマもキク科ヒヨドリバナ属。
フジバカマは色がついていたはずと調べてみれば、赤花の他に白色フジバカマというのもある。
決定的なのは葉の違いで、これは対生の葉だから、ヒヨドリバナ(あるいは鵯草)と分かった。
ヒヨドリバナ属は渡りをする蝶のアサギマダラ(浅葱斑)の雄がやってくるそうで、花から飛び出た白い糸は雌蕊なのだとか。
溜池の水位を見に行き、ついでに近くに咲いていたのを撮っただけなので、先々覚えていたら種などにも注意を払いたい。

ヤーコン(薬根)の葉にいたアマガエル(雨蛙)を撮ろうとしたら、向きを変えられてしまった。
それでも、静かに近寄り、正面からだと又動かれるので、少し斜めから撮った。
同じように見えても個性があるようで、こいつは良い表情をしている、ように思う。
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