鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

天ヶ瀬ダム‐3

2009年08月28日 19時20分25秒 | 随筆或いはエッセイ
電話ボックスのような受付でダム見学者は住所氏名を書くシステムになっていた。自殺者続出騒ぎはおさまったようだが、工事用フェンスがダム下を覗き込めないように張り巡らせてある。『命の電話』の番号をプリントした呼びかけビラも所々に貼ってあった。

ダムから双眼鏡でしばらく見回したがヤマセミもカワセミも見えず、ダム下のコンクリート上で数羽のカワウが羽根を乾かしているのが見えるだけ。先ほどまでいた眼下の橋の中央に人がかたまっているのが見える。おそらく橋の上からよく見える位置にヤマセミが移動したのだろう。

ダムを渡り、整備された段々を上ると森林公園になっているので行くことにする。元来た道を戻らなくても遠回りして帰るコースを取ることにした。公園から見るダム湖は鳳凰湖というのだが、ウキを繋げた漂着物せき止めフェンスに溜まったゴミの拡がりが島に見える。鳳凰も台無しの風情。

車を置いた右岸橋詰をめざして山道を歩く。宇治市の産業廃棄物埋め立て場に通じているので舗装された車道。その側溝にトカゲがいた。カナヘビとトカゲとどう違うのか調べてみた。がさついた肌のスラリとしたのがカナヘビで金属光沢のすべすべ肌のずんぐりはトカゲ。ずんぐりと大きいが、腰を振り振りじつにすばしこい。

側溝を見下ろして追いかけると30センチの壁を上れない。水のない溝を先に先にと逃げるしかなくて、つい面白がって追いかけてしまった。20mほどで息が上ったのか動かなくなって私を見上げるばかり。いじめている方はほとんど考えなしに遊びの気分。いじめられる方は絶望のどん底だ。イジメの構造そのものなのだろう。気の毒なことをした。

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天ヶ瀬ダム‐2

2009年08月22日 13時19分42秒 | 随筆或いはエッセイ
初めてヤマセミを見たのは豊岡のコウノトリの郷公園の施設内だ。ガラスケース内の剥製だったが、その大きさに驚いた。飛ぶ宝石と言われるカワセミはスズメほどしかないが、ヤマセミはハトくらいもある。

二度目に見たのは飛んでいる本物。犬上ダムの上で、ほとんど干上がったダム湖の方からダムを飛び越えたところを至近距離の下から見上げた。腹の模様ですぐにそれと判った。仕事で行った場所だったが、看板には野鳥の宝庫と紹介されていた。

三回目が天ヶ瀬ダムだったのだ。ネットで調べてみると天ヶ瀬ダムのヤマセミは有名のようだった。見事なシャッターチャンスをものにした画像がたくさんあった。ブログ仲間の交流もさかんなようだし、今回のグループにはその人達も含まれているだろう。

ヤマセミの止まっているところは教えてもらったが、飛び入りなのでそれ以上の話はしなかった。小魚が水面に浮かんでこないのか、満腹なのか、何となくなのかヤマセミは一向に行動をおこそうとしないのでダム湖を見に行く。車は置いて、歩いたらけっこうな距離だった。

ジグザグの道を登る。ダムは水が多いと大放水をしていて見事なのだが、今はアーチ式の壁ばかり。昨年急に自殺者が増えて、一時見学コースを閉鎖とか制限とか告知されていたので不安だったが閉鎖はされていなかった。  つづく

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天ヶ瀬ダム‐1

2009年08月21日 19時49分27秒 | 随筆或いはエッセイ
昨日は何となく時間を持て余したので天ヶ瀬ダムに寄ってみた。平等院横を通って川上に向かう。道なりに坂を上ればダムの上に出るが、川沿いの方へハンドルを切ればダム下に行ける。

直前まで迷い、川沿いを選んだ。リタイヤ年金族?がバーベキューをしたり釣りをしたりしているのを横目にしつつ橋まで行った。ダム下の発電所敷地に入り込んで、中高年グループが望遠カメラを構えている。

予想した通りだった。ヤマセミを狙っているのだ。私の目的も双眼鏡でヤマセミを捉えること。右岸のグループは手持ち無沙汰の様子。左岸のグループは皆が構えている。構えている方に行って聞いてみると、指さしてうまく導いてくれた。

木に止まってジッとしているのが見えた。暑いからなのだろう、嘴を半開きにしてキョトンとしている。何だか、こちら側の覗いているレンズの一団を観察しているようなフシがある。

白黒の特徴ある模様はよく見えた。頭の冠は残念なことに止まっている木の葉に隠れて見えない。一年半ほど前に、私はダム湖の方でヤマセミが小魚を捕らえたところを見た。その時バードウォッチャーは私ひとりだったので、ゆっくり思いのままに堪能したのだ。

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歯のこと (8)インプラント

2009年08月18日 15時47分05秒 | 健康ネタ
痛んだ歯の神経を抜いたあとの治療が長引いている。それに不満があるわけではなくむしろ有難いと思いつつ通っている。薬を入れて脱脂綿を詰めてふたをする。それを取り出して膿が付着していないようになるまで同じ治療を続けるのだという。歯の治療というより、歯茎の治療だといってよい。

それで、その治療が終わった後の冠について聞いてみた。セラミックが一番に値がはり二番目がハイブリッドというものだそうだ。次が保険のきく銀冠というわけだ。全部について説明してもらった。私の治療中の歯は奥歯なので、ハイブリッドが一番適しているというのだ。セラミックより少しだけ柔かいので、欠けることがない(少ない?)ということだった。保険はきかないが割安でしかも良いとなったら、もう迷うこともない。それをお願いする。ハイブリッドとはいい響きだ。いいとこ取りの感じ。私の口中にはセラミックもあれば銀歯もある。新参者も加わるわけでにぎやかになる。

インプラントも聞いてみた。わたしの該当する箇所は上顎なのだが、レントゲン画像をみると骨が少ないので骨を増やしてからやるのだという。何と骨を増やすなんてことができるらしい。その工程が必要なのだという。どのような原因で少ないのか、今後何かしらの努力で自然に増やすことはできないのかなどを質問したが、複合的な原因であり個別努力で報われることはないらしい。

値段を聞いてみた。上でも下でも、多少工程は増えようがまとめて何本もやろうが、一本あたり30万円となっているとのことだった。知人は50万円と言っていたし、ネットで調べてみると30~80万円位まで巾がある。私のかかる歯科医院は最安レベルだ。良心的なんである。

どんな風にするかも教えてくれた。専門医を呼び、自分は助手をつとめる格好でやるのだという。手術というかたちだから、複数人でやるのだという。私の場合は一本ずつでもいいのだが、二本を一度にやったら、それで割引になることはないが、いろんな意味で都合が良いという。そりゃそうだろうけれど60万円である。一本やってみて、具合良かったらもう一本はお金も貯めて又一年後てなことにしたいではないか。

或る事において師と仰いで世話になった人がいる。もう高齢で不治の病にかかっている。会いに行くこともはばられるのですっかりご無沙汰しているのだが、見舞った人から近況を聞いた。入れ歯を外していたので頬がこけて人相が違って見えたとのことだった。死んだ両親もそうだった。入れ歯をはずした時のクシャッと縮んだ顔を見るのが嫌だった。今の私は左頬が少しへこんでいる。上の奥歯がいきなり3本無くなったからだ。喋りにくい時もある。今までのいい加減な口中ケアを悔い改め、倹約しインプラントをしてしまうかどうか迷うところだ。結局コストを考えるのだ。個人的将来予測と世の中の未来をうらないつつ、すべてを数字に置き換えての山勘計算をして損得勘定をする。粗食少食につとめて長生きするつもりではいるのだが、経済状況を考えると結論はなかなか出ない。

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天災のこと(我が家の場合―2)

2009年08月13日 06時31分22秒 | 随筆或いはエッセイ

10年経つと家は新築でも相当痛んで、メンテナンスをしなくてはならないと聞いたことがある。年々使われている材料も設備も耐久性が向上しているだろうが、保障期間を過ぎた故障や不具合は天災だと思って受け入れるしかない。

我が家は18年目に入った。同時入居の隣近所では外壁の塗り替えしたところが何件かある。屋根を瓦からトタン葺き(?)に替えた家もある。メンテナンス業者のセールス攻撃は、電話に訪問にパンフ投げ込みにかなり激しい。塗装業者の勧誘が特に頻繁だ。断わるのに一番楽な応えは『ウチは近々立て替えることにしてるので・・』がベストのような気がする。

ところで、我が家の天災的不具合を挙げてみると。
①ガス給湯システム
②チャイムインターホン画像システム
③洗面台シャワー
④トイレウォシュレット
⑤屋根瓦割れ、外壁クラック、玄関周りなど。

どう対処したか。
①床暖房システムでもあるのだが、床暖房が10年ほどで痛んだ。年間保守契約をしているので、何回も見てもらったのだが3ヶ所床暖房できるはずのところを台所とシンク前の二箇所が水漏れ(?)なのかどうかという微妙な言い回しでダメを言い渡された。直すのは大工事になりそうなので、二箇所は諦めて栓をしてもらった。次に風呂のお湯張りと追い炊きができなくなった。日によってできたりできなかったりする。何回も見てもらったが、その時は直ってもすぐダメになったり、また自然に直ったり、部品がもうないと言われたり、原因がわからないと言ったりして一向にらちがあかない。そんな状態で3年ほど使っていたのだがついにシャワーも使えなくなって、また業者を呼んだ。そうしたら何と風呂は完全に直ったのだ。しかも原因まで示して修理代も保守契約内なので無料。見る人間によってこんなにも違うとは驚きだ。もうダメだと言われれば、どうしていただろう。水風呂で我慢する決心をしていたかも知れない。テクニシャンの彼は翌日には様子見の電話までくれた。これからは必ず指名するからと何度も「ありがとう」を連発したのは言うまでもない。彼なら床暖房も軽く直してくれるのではないか? 欲をだしてはいけない。もうそれは無い事に慣れたのだし、彼が直せなかった時がつらいので言わないことにしているのだ。お付き合いもほどほどが良い。

②画像がボケボケで用をなさなくなった。チャイムも鳴ったり鳴らなかったりする。一度メーカーに電話して診てもらったが、最近は何でも基盤ごと交換しないとダメと言う。しかも古い機種だからそれもないと言う。『鳴るまで押して下さい』という貼り紙をして、これも5年ほど経つだろうか。今ではいきなり玄関を叩いて戸を開ける人が増えた。そこで何とか新品に交換できないかと考える。量販店でパンフをもらい製品も各メーカーのを比較し、価格.COMで3万円弱のものを買った。線は生きているので何とか自分で取り替えた。近頃のはスグレモノだ。留守中にチャイムを押した人のシーンが録画される。携帯の子機まである。スイッチを押すと外の様子を見ることができる。安い機種なので、子機は2秒おきの静止画だがこれがなかなか面白い。外を窺うのも覗きの一種かと思うとためらわれる事でもあるけれど。

③朝シャンができるタイプなのだが、シャワーの蛇腹から伝う湯水が排水管に繋がれていなくて、洗面台の中の小さなポリタンクに溜まる仕組みになっている。そしてそれが時々溢れる。こんな仕組みってあるのだろうか? 水道業者の手違い?間違い?手抜き?製品そのものの不具合?いろいろ考えたが何だか問い合わせもしないでいる内に今度は蛇腹自体にひび割れが起こって漏れ始めた。もうしょうがないので、蛇腹を引き出して戻らないように止めて、シャワーの先も外して使っている。見た目は悪いがウチでは朝シャンをする者はいなかったし実用に差し支えないので、そのままになっている。

④これは貯湯式なのだがタンクから漏れたことがあり止水栓を締め気味にしたことがあった。しばらくはそれでなんともなかったのだが、ウォシュレットから湯が出ずに水が出てキャッ!ではなくて、そもそも出てこないのである。出るときもある。ちょろちょろで届かないことの方が多くなって、それならとこれも量販店その他で研究した。これは2万円も出せば買えそうだし、これも自分で交換できそうだ。それで買うことにしたのだが、止水栓が閉まりすぎてるのではないかということになって開放にしたところ、なんちゅうことはない。いくらでも元の水勢ででることが判明した。いままでの毎朝の期待や安堵や不安や不快は何だったのか。しかし水漏れは相当なのだ。三筋位落ちるので風呂用のたらいを置くと丁度よい。漏れるのは使用中だけなのでしれている。もう結論は当然のように、新品購入交換は却下。今は毎朝快適である。タライに溜まる水も水道代を思うほどでもないので捨てたらしまいだ。

⑤屋根は画像のように復元した。保存してあった3枚の内の2枚が色違いだ。日に晒されると日焼けして変色するのかどうか。ちょっと色違いはオシャレな感じ・・と自分が直したからポジティブに考える。外壁クラックは大きくないのだが、塗装業者が鬼の首を取ったごとき攻勢をかける発奮材料だ。その内自分でコーキング埋めをするつもりだ。玄関の引き戸サッシの錠が傷んだ。真ん中と右に同一キーで閉める鍵穴があるのだが、真ん中がつぶれたので、留守にする時は、内障子の内部錠を閉め、靴箱のある方から身体を斜めにして滑り出させ、外障子の右の錠を掛けている。めんどくさいのだが、慣れたらしまい・・・とこれも当分このままになりそうだ。

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天災のこと(我が家の場合)

2009年08月11日 15時56分00秒 | 随筆或いはエッセイ

台風9号の大雨による急激な増水がもたらした甚大な被害が報じられている。そして駿河湾の地震だ。報道番組のインタビュー場面では、一様に生れて初めてのことだったという方が多い。いきなりの大災難を受けた方々は本当に気の毒だ。

私の住む地は災害の少ないところだが、先日は瞬間的突風によりゴルフ場のコンクリート・ポールが何本も折れた。ゴルフ場からすれば、後から住宅街が迫ってきて仕方なく立てた防護ネット支柱なのだろう。グリーンのネットが住宅地へ玉が飛び込むのを防いでいるというより、ゴルフ場を主張しているように見える巨大なネットだ。住む側からすれば、せっかくの山の手なのに景観をだいなしにする支柱とネット。それにしても、よくも住宅地の方に折れずにゴルフ場側に折れたものだと思う。風向きが幸いしたのか、最悪のケースを想定しての支えのワイヤーが工夫されていたのかどちらだろう。ネットのポールを背にした家の住人は肝を冷やしただろうと思う。

我が家はそこからかなり近いのだが、丁度その時間に私は在宅していて雨風の様子を観ていた。白い雨が降る角度を刻々変えて荒れ狂った。竜巻を匂わす報道もあったが、次の日の新聞には『ダウンバーストが発生か?』と書いてあった。植木鉢が倒れ、手造りの老朽化していたフェンスの一部が壊れた。風の収まった直後に外出したのだが、木が倒れてカーポートの屋根が潰れていたり青葉の付いた枝先が道路のそこかしこに落ちていたりするのが見られた。

ところが徐々に被害の詳細はわかってくるのだ。近所でもかなりテレビのアンテナが倒れた。ウチはたいしたことなかったなと思っていたら、小さな小さな庭に瓦が落ちていたのだ。割れているのが二枚分と、割れずに地面に突き刺さっていたのが一枚。はしごを掛けて屋根に上ってみて驚いた。瓦がめくれあがっていたのだ。ずれただけのものも入れたら凡そ30枚。その内で割れたのが三枚。雨漏りしなかったのが不思議だ。

こんな時の予備なのか家の裏に瓦が丁度三枚なぜか置いてあるのを思い出し、持って上った。和瓦で釘用の取り付け穴が一つあいているのに、ひとつも釘で止めていない。葺き職人の手抜きなのではなかろうか。置いてあるだけなのである。瓦の下に敷く土も全体には無く、くぼみの部分だけだ。瓦は四角の内の二箇所に切り込みがあって、それが組み合ってずりおちない仕組みになっている。当然ながら、一番下の瓦はちゃんと固定されていた。土の下は防水シートが張ってある。釘を使っていないのだから雨漏りはしないわけだ。そんな具合が見ただけで解り、知識も経験もないけれどゴムハンマーだけで屋根は元通りに直すことができた。

瓦の葺き方を検索してみた。当然一枚一枚を下地板に釘なりネジなりで止めるように書いてあった。やはり手抜きだったのではないかと建設会社に電話をしてみたら、会社は無くなっていた。ただ、引き継いだ不動産会社があるというので、そこに電話したのだが二日続けて休みだった。早めのお盆休みなのかも知れなかったが、しばらくほったらかしにしていて本日先ほど電話したらカスタマーセンターという又違うところを教えられ、ようやく話をしてもらうことができた。

結論から言えば、阪神大震災以前の和瓦の葺き方は、端っこ以外は土を置いて上から瓦を押し付けてあるだけだという。並び格好を整えるだけで釘打ちはしないのが当たり前だったのだという。あの地震があってからというもの、桟に一枚一枚を引っかけ釘も打つという工法になったらしい。引っ越してきてすぐに大震災があったので、もっと震源に近かったら瓦は落ちていた筈。

雪が今までの冬に何回か積もることがあって、雪止めがないから雪が滑り落ちて植木なんかに被害があるということも言ってみた。その質問にも滋賀県なら雪止め瓦を使用するけれど・・・などとすらすら淀みなく受け答えするのだ。しかも隙がない。同じような苦情をこなしてきているのだろう。さすがだ。土が少ないのではないか・・というのは言わなかった。少ないほど重量的負担がないわけだし、見た目は綺麗に葺かれているのだから、それは葺き職人のすぐれた腕だと言われそうだったし、まぁそう思っておこう。

インターネットで雪止め金具や瓦止め用のネジが売られている。自分でひま暇にやれば、できないことはない。そこで悩む。今回の突風はこの地域でなら数十年に一度のものであって、もう無いと考えてもよいかどうか。地球温暖化で、この地はもう雪が降らないかも知れない。活断層は近くにあるし、震度6弱だと今のままなら瓦は落ちそうだ。それ以上なら家自体が危ない。住んでいる自分らもそうだが、周りの家に被害が及ぶのも困る。

ふところにゆとりがあるなら、屋根の瓦を下ろして、トタン屋根のような軽量化を図るのが良い。ついでにソーラーパネルを敷きつめたら最高なのだが実現不可能なことは考えないようにしよう。材料は全部でも数万円ですむから、コツコツ雪止め金具を付けながら、瓦を一枚ずつ剥がしては雨漏り防止のシーリング剤を付けてネジ止めするか。それとも、地震はもうない、雪も降らない、突風も吹かないと願いつつ祈ったりもしながらお気楽にいくか思案しているのである。

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歯のこと (7)治療の可視化

2009年08月01日 18時48分29秒 | 健康ネタ
今回の歯科医院では、はじめに固定した顔の周りを回転するレントゲン装置で総ての歯の状況が撮影されパソコンに取り込まれた。歯科医は、ノートパソコンの画面を見せながら説明してくれた。

しかし治療を始めたら、自分の口の中を見ることはできない。インフォームド・コンセントはやってくれるし、臨場的な解説もしてくれるし、事後は手鏡を渡してくれたりもするのだが、やはり自分の目で治療状況を見たい。どんなに想像力を働かせてもあご骨に振動を感じながら聞く『キュイーン・・・ガガガ~』は気分の良いものではない。

歯科医も患者もメガネをかけ、医師の見ているシーンが患者もそっくり見られるようにしたらいいのにと思う。そういう装置はもはや簡単に作れるはずだ。どんな診療科の医師も患者が直接見られない部位や状態なら、病状を説明しつつ確認をしながら治療も診察も行うようにしたらよい。

警察や検察の密室での取り調べがようやく大きく問題視されるようになった。心理的に追い詰めての自白強要や、でたらめな調書作文による冤罪が露見するようになった。裁判員制度のスタートと共に、ますます取調べを可視化すべきと言う意見が多く言われるようになった。医療現場における可視化とてそれとまったく同じ次元で叫ばれて良いことではないかと思う。

名医のやる特殊手術の録画が流されるテレビ番組がある。どんな手術だって、自分の身体がどんな状態になっていて、どのように施術されたかの録画を欲しいと思う人は多いのではないだろうか? そういう動きが出てきて欲しいと思う。まだまだ先の話だろうか? 治療の可視化、これはお医者さん自身をも守ることになると思うのだが・・・。

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