4日間かけて、石井妙子著『女帝小池百合子』文藝春秋を読み終えた。
経歴詐称をしている嘘つきが東京都知事に居座っているのかと今更ながら呆れるばかりだった。
現役都知事対象のノン・フィクション・ドキュメンタリーだから尚のこと興味深かった。
私はこの本に書かれてある内容は長い時間をかけての取材という事なので、全面的に信用する。
この本が出版された昨年、ある記者が小池百合子都知事に「本は読まれましたか・・」と問いかけたシーンがあった。
その時の応えは、「忙しいので読んでいる暇はございません」だったと記憶している。
エジプト大学を卒業していない事、まして主席卒業なんてあり得ない事などや多くの嘘と恥が書いてあるのだから読めるはずがない。
コロナ禍さえなければ、この本はもっと注目されて、小池都知事は辞任せざるを得ない状況になっていたのではなかろうか。
コロナとオリンピック開催延期などに救われている強運の持ち主なのだろうけれどいつまで持つか。
知事や議員などの肩書きが何もなくなったときに、おそらく告発されて経歴詐称の罪を問われることになるのだろう。
ちょっとつまらない疑問だけれど、表紙の画像や開いたら載っている子供の頃やエジプト時代などの写真は本人の許可を得る必要があるのではないか。
本人の許可を得なければならない肖像権があっても、許可を求められた時に断ったらやぶ蛇になるので了解したのだろうか。
政治家で嘘つきといえば、外国にもそのように知れ渡っているという安倍晋三元首相が一番に思い浮かぶ。
生育環境は違っても強い権力志向に基づいて節操なく動いたらこのような嘘つきにならざるを得ないのか。
『オールドタイムズ』という本は3週間の帰省中に読もうと思っていたのに数十ページしか進んでいない。
この連休中に読まないと図書館の返却期間に間に合わない。
【新型コロナウイルスワクチン予防接種のご案内】がきた。
必要としている人、ぜひ受けたいと思っている人が全部済んでからでいい。
というより、半ば強制のような脅しというか懐柔があったら、おっとり刀で出掛けようかと。