鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

サカマキガイの浮上

2010年05月21日 09時55分09秒 | カメ、メダカ、水槽ペット


一方だけの画像紹介ではこれもまずいだろうからサカマキガイも出してみよう。水槽の底から浮上中のサカマキガイなのだが、こうして見るとかなりモノアラガイとは違うことが一目瞭然だ。角が違うのは書いたが、色が黒いし尻尾が長い。この浮上のしくみは、昨年か一昨年の8/4と8/5に書いた通り。

書いたといっても、観察記録と推論を述べただけだが画像は載せないでしまっていたから、これがよい機会だ。浮上するときは、姿勢を正して厳かな感じがあり美しくさえある。ところが潜水となると、今度は透明粘糸(これは勝手に命名)を伝ってというか吸い込みながらの下降だから、まっさかさまで、あまり格好はよくない。その内うまく撮れたら載せよう。

上のぼやけたトンガリは2匹のカワニナ。左隅のサカマキガイはガラス壁を伝っているので口が見える。右上には私のデジカメが映っている。こちらは前のサカマキガイの居るプラスチック・タライではなく、主な飼育としてはミナミヌマエビとカワニナのガラス水槽なので別個体。サカマキガイは勝手に増えている居候。
動画を撮ってみました。
下記URLの動画個体はウチの水槽にいる最大個体。
http://www.youtube.com/watch?v=3WPqEYkDj6g&feature=channel

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モノアラガイの口

2010年05月20日 19時27分28秒 | カメ、メダカ、水槽ペット

かわいいと書いただけで画像を出さないのは片手落ちなので撮ってみた。フラッシュをオフにしないと上手くいかなくて、左手に懐中電灯を持ちながら撮った。撮ってみて初めてわかる部分もあるから面白い。この個体は先のサカマキガイと並べた画像のものだ。水槽の壁に貼りついていたのを水に浮かべてやると、始めは殻を上にして浮いているが、身体をねじって宙返りする。

サカマキガイの場合は人為的にやると、必ずあぶくを出して沈んでしまうからヤラセがきかない。こいつの場合は壁を伝って潜ることはあるけれど、基本的に沈まないのかも知れない。空気呼吸が常に必要な為か・・・。沈まないなら生息条件は狭まる訳だ。水槽とはいえプラスチック・タライだから端にすぐたどりついてしまったり水草が邪魔になったりで何度も撮影条件を良くするために移動させたが沈まないし、いつもと何の変化もなく慌てる素振りもない。蓋がないから殻に閉じこもることもできなくて危険回避行動を取れないおバカ貝のようだ。
先に撮った画像を、タイトルに合わせました。
http://www.youtube.com/watch?v=QKkRMYDRdSI

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最大級のモノアラガイとサカマキガイ

2010年05月20日 07時57分33秒 | カメ、メダカ、水槽ペット

右が右巻きのモノアラガイで、左が左巻きのサカマキガイ。モノアラガイをネットで調べてみると、ヒメモノアラガイとかハブタエモノアラガイなどは北米原産とか欧州原産とあるが、ウチのモノアラガイは最大20mm以上だから、日本産のモノアラガイに間違いないようだ。漢字では物洗貝と書くのだそうだ。クリーニング屋さんのマスコットになっても良さそうなのに、なってはいない、たぶん。

サカマキガイは北米原産のようだ。左巻きなんだから、南半球原産であって欲しいがそうではないらしい。でも本当は南半球ではないのか・・・と疑っている。なんたって、南半球は渦巻きが左巻きらしいし、朝顔の蔓だって左に巻く・・・というのではなかったか? そうすると左巻きの台風は赤道直下の少し南半球寄りで発生するのか? 調べたらよいのだが、いい加減なエッセイのままでいこう。

サカマキガイは爆発的に増えるので、気が向いたらぽいぽい捨てる。そうそう、以前にウチの庭には貝塚ができるのではないかと書いたことがある。小さい巻貝だし殻も薄いから、貝塚はできそうもない。モノアラガイはサカマキガイとは別にしないと増えないような気がする。サカマキガイの方が圧倒的に生命力があって、自然に駆逐していくのか・・・。

モノアラガイとサカマキガイは争ったりしない。両方とも雌雄同体で一匹でも増えていくそうだから、異種が間違い(まち貝!)を冒して、巻貝にならず筒の貝が生まれたり・・・は、しないようだ。彼らはどこでどう別れてしまったのだろう。見た目、モノアラガイが太短い角でサカマキガイは細長い鞭のような角、それだけの違いしかない。水面をひっくり返って進んで行くときの、もごもごと開閉する橙色の口が双方ともとてもかわいい。

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ドブガイその後

2010年05月14日 00時03分17秒 | カメ、メダカ、水槽ペット


画像はたぶん水呼吸の入口と出口。正面のニッと笑いかけた口のような、イソギンチャクの触手がうにゃうにゃとあるような部分で吸い込む。右上の楕円に開いた小さな口から水を吐き出している。緑の細いものは吐き出した瞬間のモノだ。吸い込んでいるのは、水中の酸素を取り込むためだけではなさそうだ。口は別にあるのかもしれないが、この触手状のものは何のためだろう。漉すためだけではなさそう。排水口は間歇的に吐き出しているから、呼吸としての排水だろう。小用ということも兼ねてのものかも知れないが肛門ではなさそうだ。左は同居のカワニナ。

『貝の構造』で検索してみて、ヒットした中にアサリの入水管と出水管というのがあった。確かにアサリの酒蒸しなんかを食べるときに二本の長い管がはっきりと分かる。ドブガイの生態をきっちり書いてあるレポートなどは、どうもネットでも探せそうにない。あまり解っていないという記述があったくらいなものだから、研究者が少ないのだろう。

少しは観察して実験なんかもしてみたいが、解剖なんかはとてもじゃないができない。一匹しかいないし生きてるのを飼うのが楽しいのだから・・・。ところで貝はどう数えるのだろう。いっかいにかいではないだろう。貝殻と食材の貝と生物としての貝とで数え方がそれぞれにあるのかも知れない。ちょっと検索して覗いてみると、アワビなんかは一枚とか一杯とか一匹とか色々言うようだし、一口なんてのもある。

ウチのドブガイ一匹野郎は、もう水槽の中でなくてはならない大事な構成員だ。大切な濾過装置なのだ。私は水換えということをしない。水槽を外にビオトープ状態で置く場合はほったらかしでもよいと解ったからだ。ほったらかしだと、各水槽で色んな濁り方をする。それぞれが微妙にプランクトンの発生状況、生息種類が違っているからだろう。ひどく濁ったら、そこにドブガイを入れてやる。

すると、数日で水槽の水が澄んできて底まではっきりと見えてくるのだ。澄んできたら、その時点で一番濁った水槽にドブガイを移す。それをもう2巡3巡としている。貝には迷惑か? 好都合か? 一度だけ気の毒な感じがあった。蛭の小さいのがたくさんまとわりついていた。

ネットで調べると、蛭にやられるのはかなりのストレスで死ぬこともあるとかないとか・・・。その時の蛭は一網打尽というか、十匹近く退治した。もしかしたら、琵琶湖から持ち帰ったときにもう貝の中にいたのか? それともウチの水槽の一つで蛭が増えたのか? 何かに付いてた卵?が孵った?のか?・・・などと思ったりしつつ、何とか退治できてよかった。

色んな環境に放り込まれながらもウチのドブガイはあまりストレスがないように見える。澄んできて水の底が見え始めると、いつだって、足と言うのか白いベロを大きく出し、水の出入口も開いて弛緩している風だ。

殻がかなり汚くなったので、磨いてやった。ついでに少しは大きくなったかと測ったが全然大きくなっていない。9センチのままだ。これから暖かくなったら、急激に大きくなるのかも知れない。大事な浄化装置だから死なせないようにしようとドブガイに愛をそそぐ今日この頃。

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ベゴニアは手間いらず

2010年05月05日 06時39分26秒 | ウチで咲いた花

暇な連休なのでベゴニアも撮ってみた。これは3年前に偶然立ち寄った公園で何かのキャンペーンがあり無料配布しているのをもらったもの。その年の冬に霜にあててしまい、腐ったようになったが株元が生きていて暖かくなってからもり返した。今冬は霜が降りる前に玄関へ入れたので、葉は縮んだが何とか冬越しさせた。今は外で元気に葉が繁りだした。

この春の不順な天候のせいか花はまだ開いていない。先端に赤いけだしのようにちらりと見せているからもうすぐだ。画像の花は茎を小さな花瓶にさしてトイレに飾っておいたのが先日から咲いたもの。ベゴニアというのは茎は折れやすいがとても生命力がある。茎から根が出て一輪挿しの小さな器一杯にひげ根が伸びる。水さえ欠かさなければ葉はてらてらといつまでも青いし、つぼみを付けて次々と花も咲く。

ガラス越しに朝日が少し当る程度のトイレの中でも成長する。画像のものは秋には花を咲かせ終り、一輪挿しの中で冬越ししてまた咲いたのだからたいしたもの。しかしある程度咲くと弱ってしまうようだ。水道水だけだし、模様ガラス越しのわずかな陽光では、いくら危機感から花を咲かすにしたって限界があるのだろう。多少は空中から養分を摂っているのか?

しおれたら又元気な茎を手折って挿しておく。トイレの飾りにはベゴニアがぴったりだ。信楽で買ったずんぐりして背の低い一輪挿しがあって、それが丁度良かった。ベゴニアはトイレが良く似合う・・・トイレはベゴニアがよく似合う・・・どちらだろう。とにかく、ウチのトイレにはベゴニアが欠かせない。

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植物の危機意識

2010年05月04日 02時02分26秒 | ウチで咲いた花

シンビジュームが花盛りだ。鉢植えをもらった9年前は水遣りを欠かさなかったので立派に咲いた。何を育てるのも下手なのだけれど、特に植物は駄目だ。だんだん花の茎がでなくなり、去年も全く駄目だったのだが、今年は4本も花茎が出て育った。ウチの鉢植えはたいてい底穴から根を地面にまで伸ばさないと生きていけない。今までどれくらい枯らしてしまっただろう。頂いた好意も買った期待も無にして・・。

でも何故かシンビジュームだけは強くて、半日陰のような場所において気付いたら適当に水をやり、冬には観葉植物代わりに玄関に入れたりしてるので、地面に根を伸ばすこともなく生きのびている。根はあまり伸びないものなのか・・? 花を咲かす技を調べるのは簡単なのだが、それをきちんと実行して毎年きっちり同じように咲かせるなんて、ずぼらなウチでは無理だ。

ところでシンビジュームは鉢のなかが窮屈じゃないと花を咲かせないのだそうで、何かしら示唆的だ。柿の木などは枝を折るどころか、幹に生木責めとか成木責めとかいってナタで傷をつけると実をたくさんつけるのだ。実際に傷をつけないまでも、実をつけないと切り倒すぞと脅す風習と言うのか、まじないと言うのかを子どもの頃やったと石川県出身の知人から聞いたことがある。

花だけを楽しむ花木にも、ナタ責めをするのがあるというのを読んだことがある。先日香川県の人参農家を取材したテレビニュースを観たが、ビニールトンネル栽培でも暑くなりすぎだとビニールに穴を空けるなどして温度管理をしつつも、何より水の制限をすることにより甘い人参になるのだそうだ。危機感から糖分を蓄えるのだ。たぶん。

先日生まれ故郷に法事ででかけ、農家の知人と話す機会があった。信濃川の水を利用している田より、山からの水を利用している田の方がだんぜん米がおいしいそうだ。科学的根拠をきちんと分析してもらったわけではないがと言いつつ、長い距離を流れてきて多くのモノを含んでいる水よりも、ほとんど何も含まない山からの湧水の方がいいのだと言う。

ここでいきなり人類の人口問題を見てみると、日本などで人口が減るのは当たり前のような気がする。自分を犠牲にしてまで、未来に花咲くようにと子に希望を託すことができにくいのだ。それに引き換え、発展途上国などでは、と言うより貧しい家庭では・・・ということで話を進めた方がいいような気がする・・・多少苦しくても家族を多くして互いを守る。つまり貧乏人の子沢山。よそから手も差し伸べられたりして、中から当然優秀な子もあらわれたり、ヒーローも出現したりするわけだ。花も咲くのだ。

これを民族や人種国家ということで論じたら差別意識や宗教が絡んで複雑になる。地域や環境ということで見るならば、高速大量情報化の進んだインターネット社会になったればこそできあがった、ドバイのような都市を、現代社会の全くのあだ花でしかないと見做したい。技術を結集し、エネルギーを大量浪費し、食料を簒奪する禍々しい都市。のような気がしてならない。でもあれは危機感からの開花なのだろうか?

何だか、連想が当初予定していたラインから外れて暴走しはじめた。これはまた改めて考えて書いてみたい。『あんた何様?』と読んだ方は思われるかも知れない。私は市井の生活者で運良くインターネットを楽しむことができてブログなんかも今のところできているだけの、半年先は分からない自転車操業一人親方だ。納まりがつかないので仕舞いは一人ツッコミ・ボケで居直ってみた。

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