鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

マスクのこと

2009年05月22日 07時34分58秒 | 個人的主張など
流行の豚インフルエンザのせいで、日本じゃマスクが品切れ売り切れになりネットオークションでは何十倍もの価格で取引きされているという。昨日新名神高速道路のサービスエリアに寄ったら、販売員が全員マスクをしていた。

私はマスクが嫌いだ。マスクをしたことはほとんどない。自分が吐いた息を又吸う感じの生温かい空気。そして口や鼻に汗をかいてくるのが堪らなくいやなのだ。だからマスクは買っていない。買う気もない。

ある医師が以前テレビでマスクの効能について言っていた。伝染るということに関しては効果は期待できない。他人に伝染さないということに関しては、クシャミをする時には飛沫が前面に飛び散らないという意味ではエチケットとしてよいが、効果は薄い・・・と。何たってウィールスなんだから、細菌なんかと違い極小でマスクなんか通り抜けるし空中に浮遊しての空気感染だ・・というわけ。

水際作戦だの臨時休校だの旅行中止だのと毎日マスコミが報じている。行政の対応も滑稽だが、このマスコミのはしゃぎようは何だろう。何でも新種に飛びつくのはマスコミの毎度のことだけれど、パニックを煽ってのお祭騒ぎにはあきれる。

これまでのインフルエンザでの死亡率の方が何倍も高い。これだけ騒いでも日本で死者が出てないということは、よほどでない限り日本では、あるいは日本人は、この豚インフルエンザでは死なない。これが将来的に強毒性になったら別だが、もう静観宣言をいいかげん出したらいいのに、何から目をそらせようとしているのか!? 厚生労働大臣の発表記者会見をどのチャンネルでも観るのはウンザリだ。

今朝の朝日新聞には、【新型の豚インフルエンザの感染者に若い人が多いのは、1957年より前に生まれた人の一部には免疫があるためらしい。そんな見方を、米疾病対策センター(CDC)インフルエンザ対策部門のジャーニガン副部長が20日、会見であきらかにした。・・・・】33枚目の社会面に小さく書いてある。一面トップで発表すべきではないのか! 今までのお祭騒ぎを持続したいために小さく扱っているとしか思えない。

マスクで思い出す数年前のニュースがある。インドシナ半島のある国の都会でバイクに乗る人が排気ガス汚染対策にマスクをしているのだが、そのマスクが手造りで、ブラジャーのカップの再利用なのだ。そしてそれがすごく流行っているというのだった。すばらしい。

海外特派員だよりといったラジオ番組で聴いたのだが、後で写真入りの記事も読んだ。たくましい・・・という言葉はそぐわない。なるほどガッテン・・・と言おうか、ナイスと言おうか、すばらしい乳巣であった。変換遊びしました・・・ニュースであった。

日本の只今の状況では、マスクの販売が100倍にもなったという取り扱い業者のインタビューがあった。大幅増産体制に入ったという景気のよい話もあった。差別化(この言葉を商品に使うのはよくない。なぜ区別化としなかったのか!)を図ろうと、さまざまなオシャレな高額商品もでてきているそうだ。

ワコールさんも、ちょっとした工夫をしてオシャレマスクを販売するんだろうか?バレンタイン・デーに自分の使用済ブラジャーをマスクに作り変えたのを男性に贈るなんてのも流行ったりするんだろうか? 一つで二つできるから、二人の男性に贈るなんても有りだろうか? そんなレースのひらひらブラック・マスクなんかだったら着用してみたい。

それはともかく、誰もかもマスクをするようになって、マスクをしない人間を白眼視するような風潮が起きないことを願っている。銀行強盗、コンビニ強盗などの犯罪がやりやすくなったり増えたりしないことも願っているのである。
 

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ムカデに噛まれて

2009年05月17日 09時24分44秒 | 健康ネタ
ここに引っ越して17年目にしてついに、この日がきた。来てすぐに天井から首筋へムカデが落ちてきたことがあった。あわてて振り払ったので害はなかった。それからも居間にはしょっちゅうムカデがやってきたし風呂場にも現れることがあったが幸い家族の誰にも被害はなかったのだ。成虫のムカデを一匹見たら、たいていもう一匹居るんだとかいう話しがあって、確かに今までは当てはまる気がする。雌雄同じ恰好だが必ずつがいになってるというのが根拠だ。

昨日ついにやられた。寝転んでテレビを観ていて、脇腹がチクリと痛んだ。だらしない恰好をしていたので、シャツもはみ出し腹や背中は無防備状態だった。はじめに思い浮かんだのが、何か金属片が刺さったかな?ということ。鉄板にドリルで穴明けした時に出る切り屑がシャツの中に入ったりしてると感じるような痛みだったから。

手で触ったと同時に、何かが背中の方に動いた感じがあったので、これは蟻に噛まれたなと思った。上半身裸になって脱いだシャツをばたばたやって、四方を探してみると、居ました。5センチ位の小さなムカデ。即刻、かかとで踏んづけてやる。ガムテープでもテッシュでもいいんだけれど、『こいつめ!』という感情が強かったから、ついダイレクトに踏んづけた。この復讐心という悪感情はおぞましい・・・と、我ながら後から少し想う。

さて、ムカデは小さかった割りに痛いのである。ノートパソコンを開き、ムカデに噛まれたとき・・・などと検索した。急を要したので上半身裸のウンコ坐りで。まずしぼることが大事とのことでしぼりまくる。幸い何とか自分の目で見ることの出来る脇腹だったから、両親指の爪でしぼると透明な汁が出た。全部が毒液じゃないだろうけれど、跡が残るほどしごいてしぼってリンパ液を出した。それでも腫れてきた。

しぼりだした後は抗ヒスタミン系軟膏やキンカンを塗るとよいとあるけれどそれがない。患部を冷やすと痛むと書いてあったり、43度位の湯のシャワーを浴びせると痛みが引くなんてのもある。ムカデは熱湯で退治するというのは、よく言われるし書いてもあるので、その連想から噛まれた時も熱湯でということなのではないか? 根拠を調べられなかった。氷で冷やすのがよいと書いてあるのもあり、アナフィラキシー・ショックを起こすこともあるから病院に行った方がよいと書いてあるのもあった。

結果、一番あんちょくな方法を選んだ。お湯を沸かしてタオルに浸し脇腹にビショビショに当てた。しかる後に一応消毒をと思い、マキロンを塗った。それで対処は終わり、痛みがどうなるかテレビを観ながら待った。痛みは1時間位で引いた。赤く腫れていた噛み跡周辺も丸1日経った今日はほとんどわからなくなった。

噛んだムカデは成虫の半分の体長しかなかった。体積にしてみれば、成虫の十分の1以下だろう。毒量はきっと正比例して増えるんだろうし、子どものムカデだったから幸いだったのかも知れない。ムカデに噛まれて死んだ例は日本にはないそうだけれど、失神することはあるそうだ。

知り合いに、運動をやる前に噛まれてそのまま運動をやり、そのあげくものすごく腫れてきて病院で点滴を受けたという人がいる。ムカデを退治するたびに油入りのビンに集めて、噛まれたときに塗る家庭用特効薬を保持している人を知っている。次に噛まれた時はどうするか、今回の経験が役立つだろう。アナフィラキシー・ショックは恐いけれど、経験知識としての免疫はできた・・と思うしかない。

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歯のこと (3)削る

2009年05月15日 16時40分47秒 | 健康ネタ
自分を噛んでしまうという誠に遺憾な事態をどうにかしなくてはならない。医者に行く暇がないのだ。いそがしい訳ではないのだが、行きたくなるような素敵な歯医者がいない。どこのデンタルクリニックもイマイチで、評判やら他人の評価やらを鵜呑みにしたくなくて、ぐずぐずしている。

それで、とりあえず尖った歯の部分を削ることにした。蛸は自分の足を食いちぎることがあるそうだけれど、どんな根拠があるんだろう。レミングの死の行進と同じで作り話ではないのか? ネズミは何かを齧って歯を削らないと歯がどんどん伸びてしまうってホントなんだろうか? モルモットやハツカネズミは人に飼われながら本当に皆が皆何かをガリガリやっているのか? 飼い犬は犬小屋を齧りまくるけれど、あれはストレスからだろう・・・。どんどん横道にそれてしまう。

そう、削ることにしたのだ。自分の歯なんだから自分が責任を持つわけだし・・・。ウチの子どもの乳歯が永久歯に生え替わるとき、グラグラする乳歯をラジオペンチで抜いてやろうとしたことがあった。口を開けさせてペンチで乳歯を掴んだだけで抜くまではできないでしまったのだが、そのときから私は子どもに信頼されない親になった。何をするかわからない信用できぬ親という怨みを買った。高い買物だった。また横道にそれた。

象牙質にエナメル質。そう象牙質までいかないように尖った部分を削ればよいのだ。そうすれば頬を噛むことがないだろう。工作は好きなので、やすりを数種類持っている。一番よさそうなのはサンドペーパーだろうと狙いをつけ、試してみるとなかなかよい具合にけずれる。番手は#100がベストだ。

ゴリゴリとけずって適当のところでペッと唾を吐く。どうということはない。舌先で確認すると、徐々に丸みを帯びてきて良い具合だ。あまり凝りすぎ、医者に行って部分入れ歯?を作ってもらうときに、不審がられてもおもしろくないので、そこそこにして止めた。

バナナを食べてみると、なかなかに具合がいい。しかし油断をするとやはり噛んでしまう。でも噛んでも血が出るほどではなくなった。何日か経過したら、ほとんど噛まなくなった。口中の皆さんも学習するようなのだ。頬の肉と歯の連携、咀嚼運動の変化、舌がそれらを調整するという相乗学習効果なんだろうと思う。歯医者がまた遠くなる。

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歯のこと (2)噛む

2009年05月06日 12時22分25秒 | 健康ネタ
三本分の歯が一気になくなると口の中は大異変だ。抜けた後の歯茎の穴ぼこは、舌先を入れては感触を楽しんでいる。と、そんな悠長なことは言っていられない事態が食事のときに早速やってきた。

左側で咀嚼ができない。噛んだつもりが空振りする。右半分だけで咀嚼するのだが、どうしても感覚が変で味が半分しか味わえない気がするし時間もかかる。食べるリズムというのは長年にわたって自分のモノを会得してきたものだろう。そのリズムが狂ってしまってどうにもマズイ。

舌は食事のときに絶妙な動きをして食べたものを誘導しているのがわかる。今更ながら、それを認識して絶妙を舌妙とあらわしたくなる。アメリカの若い娘はキスの練習にサクランボの茎を口中で結ぶ練習をするんだとかいう話があって、若い頃にそれを喫茶店でやって見せてくれた女性がいた。単なる友人だったから、私はその舌妙というか超舌技巧の恩恵を受けてはいない。

舌は歯の位置と動きを十分熟知しているはずなのに、歯に噛まれてしまうことがある。歯を主語にして、歯が舌を噛んでしまうことがあるとするべきか。いや、あくまで自分の持ち物なんだから擬人化しないでもいいのだけれど、何を書こうとしてこんな回りくどく書いているかといえば、自分の歯が頬の内側を噛んでしまうのだ。口内炎というか血豆がすぐに出来てしまった。

そうとう気をつけて、大きく上下せずに噛まないと何度でも自分を噛んでしまう。咀嚼はできないのに、今まで歯があったところを頬が押してきて、その挙句自分を噛むとは何という不都合。マムシは口を閉じるときに牙を折りたたむから自分の口中に毒牙を食い込ませることは決してないのだろうなとか、カバはあんな大きな牙があっても収納できるようキッチリできているんだろうなとか、そんなことを想いつつ何度でも自分の頬肉を内側から噛んでしまうのである。

飯粒の咀嚼とバナナを食べるときが特に噛みやすい。飯はそこそこすりつぶして甘みが出てから飲み込むのでなければ美味しさを十分味わえない。バナナは飯粒とはまったく違う噛み方味わい方の筈なのに、この二つが特に具合悪い。食材によって知らず知らずのうちに噛み方を変えているんだなぁと口中に神経をとがらせつつ、今までに考えてみたこともないことに感心してしまった。少ししか噛まずに丸呑みも多くなり何を食べても少々味気ない。頬を噛む痛さに脅えて今までの量を食べられなくなった。もしかしたら体重を減らす良い機会かもしれない。

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歯のこと (1)抜ける

2009年05月05日 15時17分29秒 | 健康ネタ
朝おきて歯を磨くという習慣がまだ身についていない。歯を磨くなら毎食後5分以内に、というようなことが言われる。それは確かに一番合理的だろうけれど、じゃぁ間食を食べても磨かなくてはいけないだろう、と思ったりしたら始めからもう先ず実行不可能とあきらめてしまう。起きてからすぐ磨くのも、睡眠中に口の中で繁殖したであろう雑菌を除くためにも歯茎を引き締めるためにもいいとか言われる。歯磨き粉は使用してもあまり意味をなさないとか、磨き方がどうとか、時間がどうとか、歯周病だプラークだと色々見聞きするけれど、時代の推移で世の中の歯の健康認識は変化もするしで、結局私は磨きたいときに歯磨き粉もつけずに車を運転しながら歯ブラシを口にくわえたりしている。

その結果、歯はそうとう悪い。先日珍しく風邪をひいてから歯が痛かった。風邪が歯茎に出るという感じで、腫れて痛いことはたまにあったが、風邪が治れば歯痛も治っていたのだが、今回は銀歯もかたかたしている感触だった。歯がぐらぐらして抜けるかも知れないと思った。かなり前に治した銀歯だったので、被せた冠が外れるのだろうと思われた。ぐらぐらがひどくなった時点で、銀歯を引っぱってみたら呆気なく根元から抜けてしまった。のに、脚が3本あるれっきとした臼歯だった。しかも奥にはセラミックの義歯をくっつけ、手前にはもう一つ銀歯の冠をくっつけている3本分の歯。

何だかかなりがっくり来た。ここにきて初めて母なるもののありがたさを感じるわけなのである。歯だけれど母とするのは、昔聞いた話に、歯の丈夫さは母親が身ごもっている時のカルシウムの摂取量の多寡による、などというのがあったからだ。今から考えると、『そぎゃんこつはなかでっしょうもん』と思う。しかし体質ということからすれば、母なる人父なる人の遺伝であることは間違いない。

唾液腺がきちんと機能していて、唾液の多い人は虫歯になりにくいという話もあれば、食べ物の嗜好もあるだろうし、生活習慣にきちんとした決まりを持つかどうかもあるだろうし、歯並びによって左右されるだろうし、などとまたまた考え始めたらきりがなく、そして私は思うだけで殆んど何もしない結果になるのだ。それなのに、そうとう悪いとは言え、何とかここまで保ってこられたのは親のお蔭だ。いやそんなことはないか・・ほとんど成り行きまかせの偶然である。

かなり前に仕事を一緒にしていた人でひどい歯のありさま例を知っているので、つい比較してまだましだなと考えてしまう。その人は歯医者に行ったことがないようなことを言っていて、50歳直前なのにもう全部で歯は4~5本位しかなかった。前歯は上下とも無くて、犬歯のあたりが残っていただけ。甘党だとも言っていたが、彼は虫歯になってどうにも痛むと、自分で歯を抜いてきたのだ。聞くも野蛮な荒療治。氷で歯茎を十分冷やして感覚を麻痺させペンチで抜いてきたという。堅いものが噛めないので、うどんばかり食べていた。つい最近まで風のうわさになんとか元気に働いているとは聞いていたが、ここ数年は存在を消してしまったようだ。

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