堂内の撮影は禁止とあるので、外から窺い撮った。堂内の白い物は赤ん坊のよだれかけ。500円を箱に入れて、置いてある真っ白なよだれかけに願いを書いて下げる仕組みになっている。
西国薬師第38番とある。薬師如来像に胎内仏が納められているので、安産、授乳のご利益があると、もらった冊子に書いてある。乳薬師という別名にそのような像でもあるのかと想ったりしたら罰当たりということになりそうだ。
よだれかけは白の一種類しか置いてないのに、赤いのもいくつか下げられてある。手製を持ち込んで、別の願掛けを込めているのかも。還暦を迎えて、いよいよ元の赤ん坊へと還っていく過程を穏やかにと願っているのだろうか? 後で考えたので、確認はしていない。
薬師堂の前に蓮池がある。枯れた蓮のうてな(台)がなかなかの風情。血管のような影は柿の木か。大きいオタマジャクシがたくさんいて、ウシガエルと思われるヤツが池の中ほどでじっとしていた。