晩秋の日本海。センターラインの黄色は免許所有者なら誰もが知っている追い越し禁止ルール。本文とは特には無関係。
横綱という地位に上がろうが、師匠としての親方は常に弟子を指導し品位人間性の教育も行う義務を負っている筈。
優勝インタビューでの白鵬の言動に対し、親方は一体何を教えているのかという疑問を感じた。
『場所中に水を差すような・・・力士を代表して・・』というのは、嘉風に負けた時の往生際の悪さを反省した弁かと思いきや、そうではなかった。
『膿を出し切って・・・』などと大上段で語る内容はモンゴル出身力士仲間の中での軋轢や誤解を解きたいということのようだけれど、大相撲関係者からしたら、【アンタ何様?オマエが言うか・・】と片腹痛いだろう。
日馬富士と貴ノ岩を再び土俵に上げたいなどと、大きな勘違い発言をして万歳三唱までしてみせた。
発端となったことなどを棚に上げて、シャンシャンと手打ちをしてみせた雰囲気づくりに違和感と不快感は増すばかり。
日馬富士の引退会見のサワリをニュースで見たのだが、傷害事件の被告が法廷で話す内容のように感じた。
逮捕もされずにいることを感謝するでもなく、一線を超えてしまったことをひたすら反省して被害者に謝るでもなく、『ボク悪くないもん』と言ってるのと同じだった。
タイトルを【モンゴル人と日本人】などと大げさに書いた。
朝青龍、白鵬、日馬富士の驕り、あれはモンゴル人気質なのだろうか。
師匠たる親方は日本人の元力士なのだから、そう言っては他のモンゴル人力士に対して、と言うよりモンゴル人全体に失礼だろう。
モンゴロイドという同じ人種なのだから、そうそう変わるものでもない。
非常に小さい私事になるけれど、私は尻っぺたにある硬貨大の蒙古斑をずっと恥じてきた。
今更確認することはないけれど、多分まだある筈。
これだけモンゴル人が増えたのに、日本人力士ばかりかモンゴル人力士にも蒙古斑がないのはなぜだろう。